七大特有魔法
第22話 七大特有魔法
?『魔導学園を5日間にまとめるか…』
?『会長はいったい…何をお考えになられているのか…』
魔導学園オスマーズ王立教師
ジュベール・バルバトス
?『先程カルドラより…こんな報告が…合同実技試験で面白い結果が出ると…』
魔導学園オスマーズ公立教師
ソフィア・リーズラット
ジュベール『昔から変わらないな…』
ソフィア『あのカルドラが…ここまで期待を持つなんて…公立魔導学園では、きっとお目にできない人たちなのですね…』
ジュベール『ヴァラメンス共同国…第3王女のシェルピー様だ。英雄軍のご令孫とあらば特別待遇は妥当だろう…もう1人は、会長の親戚にあられる方と聞く。』
ジュベール『最初…この計画を聞かされた時は、耳を疑ったよ…』
ソフィア『歴代の会長でまともだったお方がかつて居たでしょうか…』
ソフィア『歴史が好きなわたくしでも…そのようなお話は聞いたことがありません。』
ジュベール『ソフィア…そのぐらいにしておこう…』
魔導学園の関係者…
全ての人達は、王立魔導学園を出門している。
魔導協会会長「主導国で指揮するトップ」
魔導協会副会長「会長の補佐」
魔導協会幹部「王立・公立の学園長」
魔導協会王立教師「王立魔導学園を担当」
魔導協会公立教師「公立魔導学園を担当」
この内…王立教師と公立教師は同じ立場であり…就く者の中には、魔導将軍・公認魔法師・冒険者と様々である。
そのほとんどは、会長自身が勧誘した人たちになる。
朝からお腹が、空いた…
私は、シェルピーさんと共に一階の大食堂に向かった。
その奥には、最有力入門者が食事をしている。
アゼール『それで…他の3学年はどちらでしょうか?』
ランザリオ『他の者達は、私達には着いて来れないこれは…常識…』
ユリウス『それぐらいにしておけ…2人ともあの者達は、夢を閉ざされたのだ。』
ランザリオ『確かに…落門者への無礼は、常識ではありませんでした。』
アゼール『これは、失礼致しましたわ…』
入門者A『あれが、この学園の最有力入門者か…』
入門者B『よせ…話が聞こえる…』
入門者C『3学年は、あの人達しか居ないらしい…何でも、全て落とされたと聞く…』
入門者A『入門試験で、全ての入門者は今後の審査基準を取り決められる。』
入門者A『見込みが無ければ2学年で落とされる…そう言う仕組みだ。』
私は、「オーダー形式」と「バイキング形式」で迷っていたが…選んでいる時に、こんな話を聞いてしまう…
入門者C『毎年…3つの学園では、沢山の入門者が入って来る…それらは、各々が魔法を学び合同実技試験では、5つの区分に分かれて審査される…』
入門者A『いよいよ始まるのか…』
入門者C『1学年までは、今後の審査基準を設定するだけの試験だけのようだが…それも罠だ。俺たちは…もう落門に足を浸けている…』
入門者B『!』
入門者B『まさか、審査基準って…』
入門者C『そうだ…審査の優先候補を決めているんだ。満たさない者は、見落とされる。』
入門者C『もし…仮に上に上がりいい成績を残したとしても…それ以上は、上に辿り着かない壁が出来る。限界があるんだ。』
入門者A『まだ序の口だ…この先様々な試験で落門者が現れる…』
入門者C『3学年では、多くてたったの数十人だ。』
入門者D『お前…それ…オスマーズとセルスピアそれにアストラルまでの基準だろ…』
入門者B『…』
入門者D『現在のソルティシアには、1学年を除いて1人も居ないぞ…知り合いから聞いた話によればな…全員2学年に上がり即刻で落門となったらしい…』
入門者B『話には聞いていたが…』
入門者A『やはりな…』
入門者B『それなら…確かに聞いたことがある…例え、貴族であろうと…才がある者であろうと…あそこは、結果次第で問答無用で落門になる事を…』
入門者B『だがな…そんな主導国にある王立魔導学園でも、近頃出門者が2人居たな…』
入門者B『まあ…近頃と言っても4年前の話だ…』
入門者B『その内の1人は、噂に聞く特有魔法を登録したらしい…それも記録を塗り替える程のな…』
ユリウス『七大特有魔法か…』
アゼール『どう言ったものです?』
ランザリオ『それは常識か何かでしょうか…』
ユリウス『いや…正確には、魔導協会が代々取り決める。その時代の中で最も強大な「魔力特性」のみが扱える魔法…すなわち「7つの特有魔法」をそう呼ぶ…』
ユリウス『ちなみに「七大特有魔法」の由来は、「7つある大陸」に因んでその名が付いた。』
ユリウス『そして4年前…変わることの無かった。特有魔法の歴史を塗り替えた者が現れた。』
ユリウス『その者の名は…』
シェルピー『パメラさん…』
私は、カウンターの前で立ち往生してしまっており…多くの人達を待たせていた。
そこには、2学年の姿もある…
パメラ『ごっごめんなさい…』
入門者E『月の紋章…あの子が噂の特別入門者?』
入門者F『どうしたんだろ?考え事かな…』
一方その頃…
ゼイル『これで4日目…それで…次の目的地は決めてるのか?』
レクサム『シアラの町を経由して…境界の都市テュリスを目指す。その道中に謎に包まれた国「シェアドール」がある…』
ゼイル『謎に包まれた国か…どう言う場所だ?』
ニイ『聞いたことがありませんね…近頃出来た国でしょうか…』
レクサム『さあな…買って来た地図によるとその場所しか記載がない…』
レクサム『寄り道がてらに寄って行こうと思ってな…』
主導国ソルティシア
魔導協会本部
首都リュグナル
ライル『いよいよ…合同実技試験だね…』
?『はい…今年の試験は「レイゲルの森」で行われるようです。』
魔導協会副会長
クラン・ロアゼシル
クラン『あのカルドラでも…彼女達に期待を持っていることを考えると…この試験も実に「興味深い」結果を残せるかも知れませんね…』
ライル『そうでしょ…そうでしょ…なんたって僕が選んだからね…』
クラン『親戚である事が…彼女を選んだ理由では無いですね?』
ライル『…』
クラン『彼女がもし…魔力を持たないのなら…あなたは、会うことも無かった。』
ライル『危険が及ばない為だよ…「もし」その場合はね…』
クラン『王立教師…カルドラ・ウィルベイルより再び報告が入り…彼女とシェルピー様の審査を行った際…何やら見た事の無い力を2人共使ったようです。』
クラン『あれが…彼女らを選んだ理由でも?』
クラン『わざわざ特別入門者を、新たに作ってまで…』
ライル『あれは、僕も想定外だった…』
ライル(まさか…僕と同じ力を持つとはね…)
ライル(以前の持ち主は現皇帝陛下…そう考えるとこの力は、「ある条件」で持ち主が移り変わる…そう考えて良いだろう…)
ライル『まずは…結果を待とうではないか…クラン!同じ戦場を戦った戦友だろう?』
クラン『そうですね…でもあれは、昔の事です。』
ライル『しかも君は、あの英雄軍の1人だった…祖父を持つみたいじゃ無いか…』
クラン『私の祖父が英雄軍となったのは、22の時になります。』
クラン『私は、未だ…祖父を越えられません…』
クラン『英雄軍とは、その位の差があります。』
ライル『でも、お祖父さんの英雄軍についての話は好きだったみたいだね…』
クラン『聞きましたね?お得意の瞬間魔法で…』
ライル『まあね…』
ライル『さてパメラは、どうかな…勿論合格だけど…怪我とかしないかな?』
クラン『今回の試験は、他学園からも王立教師が赴かれます。』
クラン『危険性は0に等しいでしょう…』
クラン『歴戦を生きた…魔導将軍であった者達も、多いみたいですから…』




