ペット達のダイエット
「きゅーきゅー。」
「おうラビ、散歩だな。ちょっと待ってろ。」
最近うちのペット達と散歩をすることが多くなった。理由は太ったからだ。
以前、3匹が夕飯食べてるのを見てるとラビとアギトがぽっちゃりしてきたことに気づいたのでそれを指摘すると2匹ともショックを受けたかのような顔をしていた。
そして指摘した次の日、ラビとアギトが散歩をねだってきた。どうやら痩せたいらしい。
そんなわけで俺は3匹と散歩することにした。
因みにライムはスライムだからか太るということとは無縁らしく、別に散歩しなくてもよいのだが仲間外れが嫌らしく一緒に散歩することになった。
「今日の散歩コースはどこだ?」
俺がそう聞くとアギトが標高千メートルくらいありそうな山を指を指した。
「あの山か。よし、いくぞ。」
そして二時間ほど歩いて麓に着くとゴブリン&オークが襲いかかってきた。
「きゅー!」
「ギャオー!」
『ぷよぷよ』
うちのペット3匹がそれに立ち向かった。
「いやー、血の匂いが酷いな。」
1分ほどで俺達の周りは血の海になった。
というかうちのペット達強くなりすぎじゃね?
全員ワンパンで倒しちゃってるし。アギトが強いのはもともとだとしてもラビは蹴りで、ライムはただの体当たりで倒しちゃったよ。
それから三時間後、俺達は頂上に着いた。
あれから何度もモンスターが出てきたが全てあの3匹が倒してしまい、しまいにはドラゴンまで倒してしまった。とどめはアギトのブレスだったがラビとライムもすごかった。
ラビはドラゴンがブレスを吐こうとすると顎を蹴ってドラゴンにブレスを吐かせないようにして、ライムは体の一部を伸ばして触手を出した後、ドラゴンの翼を切って空を飛べないようにした後、膝を破壊して完全に逃げられないようにしていた。
正直、途中でドラゴンが哀れに見えてきた。
そしてそんな生活を続けて今日で1ヶ月目。ラビとアギトはめっちゃ痩せた。
そしてラビとアギトが痩せた記念にクルルが美味しいものをたくさん作ってくれた。
しかしラビとアギトはその日バカみたいに暴飲暴食をしたためすぐにリバウンドしてしまった。
そしてまた散歩をすることになった。
もう勘弁してほしいよ。
そう言うとアギトにはブレスを吐かれ、ラビには何回も弁慶の泣き所を蹴られた。
俺、こいつらの契約者なのに………。




