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18話

ちょっとずつ評価とブックマークが増えてきて、モチベーションが上がって書くペースが速くなっちゃいました。文字数が多いとは言っていない(白目)

 万が一の時があるから、コイツには魔法は使わせないようにしよう。

 今後の事を考えれば身体強化を使わないで勝つのがベスト。序列が上の奴らは見ただけで気付きそうだからな。


開封(かいほう)


 リンクの手元に反響の剣が出てくる。


「あ?何だその玩具(おもちゃ)は!無能は武器すら役ただすってか!?ハッハッハッ!魔法が使えない癖によく学園に入学できたな最下位!」


 ロイの言葉により、試合を見に来た殆どの生徒がリンクに向かってヤジを飛ばした。


「魔法が使えないってマジかよ!」


「おいおい!鈴のついた剣って赤ちゃんでもあやすのかぁ!」


「無能の癖によくこの学園に入学できたな!不正野郎!」


「やっちまえー!!ロイ!!」


「最下位の無能なんかに負けんじゃねえぞ!!」


「その鈴、音が鳴ってないぞ!ゴミを持ってきてどうすんだよ!!」


 一気に周りが敵になったな‥‥また無能と蔑まれる生活を送るのはちょっと辛いな。

 それにしても何で俺が最下位って知っている?誰にも言っていないはずだし、序列戦のスケジュールにも書いていなかった。

 学園長が情報を漏らすとは思えないし、考えられるのは試合前に絡んできた教師しか今のところいないな。後で学園長に相談してみるか。


 リンクの実力を知っている者は「最下位」の単語に驚いていた。


(は!?リンクの奴が最下位とか嘘だろ!?でも、この試合に勝てば序列が上がるからあんま気にする事じゃねえか)



(何故リンク君が最下位なのかしら?魔法が使えないから?理不尽すぎるわ)



(‥‥‥僕らがあんなに大丈夫とか言ったから言えなかったのかな。リンク君にはちょっと無責任な発言をしてしまった。今後、気をつけないとな)



(リン君結局最下位だったんだ‥‥それにごめんね、私のせいで。でも、リン君なら絶対勝てるよ。頑張ってっ!)



(何故、今の時点であやつが順位を知っている?‥‥クルトが情報を漏らした可能性が高いな。今後、変な動きがないか観察する必要があるな)




「おいおいおい!随分と周りから嫌われてるじゃねえか!」


「先輩のせいかと」


「違うね!お前が無能なせいだよ!アリスも物好きだぜ!さっさと俺に媚びれば良いのによ!取り敢えず1発食らっとけ!ウォーターカッター!」


 リーーーン‥‥‥鈴の音と共に魔法陣が消える。


「ジワジワ痛ぶってやるよ!はっはっは‥‥‥は?」


「どうしたんですか先輩。そんなマヌケ面して。あっ、元からマヌケ面でしたね、すみません」


「てめえ!今何をした!」


「何って、先輩が玩具(おもちゃ)って言ってた鈴を鳴らしただけですけど」


「それだけで魔法が消えるわけねえだろ!!」


「実際に消えたじゃないですか」


「このっ、ウォーt‥‥」


「さっさと負けろよ」


 リンクは、ロイが魔法の使おうとしている内に一瞬でロイの懐に入り、剣の柄でロイの鳩尾を殴打し、吹き飛ばした。


「ぐふぇぇっ!」


 やっべ、やりすぎちゃった。まあちょっとムカついてたから気にしなくていいや。これでアリスの問題が解決するし、俺も序列が100位以上上がって一石二鳥だな。コイツの順位次第だが、ある意味最下位で良かったかもしれん。



 アイゼンはロイが気絶しているのを確認して試合を終わらせた。



「そこまで!ロイ・フェールが戦闘不能のため、リンク・ノイズの勝利とします!」


 会場中が騒つく。


「何でロイの魔法が消えたんだ!?」


「不正をしたんだろ!」


「汚ねえ奴だ!」


 ヤジを飛ばす者、困惑する者もいれば

 、


「よっしゃぁぁぁ!!リンクの勝ちだっ!!」


「おめでとうございます!リンクくーーん!!」


「おめでとう!リンク君!」


「リン君!よがっだよぉぉぉ」


 喜ぶ者、泣く者もいた。


 ふぅ、勝てて良かった。取り敢えず学園長の所へ行くか。



 ーーーー


 学園長の部屋をノックしたら返事が聞こえたので部屋に入る。

 今回は魔法陣が作動しなくて良かった。結構心臓に悪いんだよな‥‥‥


「学園長、失礼します」


「あぁ、来ると思ってたよ。そこに座りなさい」  


「はい」 


「まずは初めての序列戦の勝利、おめでとう。本気を出さなかったって事はそこまで弱かったのかな?」


「いや、確かに弱かったですけど

 あまり手の内を見せると色々対策されて今後の試合が大変になると思ったんで」


「そうかそうか、先を見据えて行動するのは良い事だ。お主の順位は160位だ、くっくっ、2年の割には順位が下の方だがお主はかなり上がったな」


 あの先輩、割と下の方だったんだな‥‥‥いや、あの先輩より上の人はレベルが違うかもしれない。油断は禁物だ。


「今年と来年の、ノルマ達成という事で安心しましたよ」


「しばらくゆっくりできるな。さて、そろそろお主の話を聞こうか。大体予想はできるけどな」


 やっぱり学園長も気づいていたのか。話が早くて助かる。


「俺の順位が相手に知られていました。それに魔法が使えない事も」


「やはりその事か。多分、情報を漏らしたのはクルト・バースという者だ」


「もしかして、やや細めの背が高い男ですか?」


「何だ、知っていたのか?」


「いえ、試合前に少し絡まれまして。心当たりがその人しかいなかっただけです」


「なるほど‥‥それはすまなかった。こちらも罰を与えたいのだが、いかんせん証拠がない。今後は監視を強化するからこれで許してくれ」


「そういう事なら。それに気になっただけなので謝る必要はないですよ。俺の話はこれだけなので。それでは」


「うむ、また何かあったら相談しにきなさい」


「ありがとうございます」


 学園長との話が終わり、部屋を出るとジュン達がいた。


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