入学式1
続きましたやったー
「……ですから皆さんも………」
4月、私は今年から通う高校の入学式にて白髪の目立つ校長先生のもう誰も聞いていないであろう話を聞いていた。
この高校は残念なことに第一希望ではなかった。第一希望のそこは受験日前日からのインフルエンザの影響で受験すら適わなかった。
(まぁ家から近いし、制服も可愛くなくはないし、同じ学校の人多いし)
などと私を含めてもう誰も聞いていないであろう校長先生の話をBGMに言い訳を頭の中で繰り返していた。
式も終わりまだクラスの発表がされていない為、指定された待機教室に戻っている途中に後ろからもう友達を作ったのであろう話をしている男子二人組みにぶつかられた。そしてふらついてこけてしまった方向に男の子がいた。 ぶつかって支えられてしまった。
「ごめんなさいすみません」
と色んな謝罪をしてしまった。
しかしその男の子は何も言わず(何か言った気はするが聞こえなかった)手をヒラリっと降って立ち去ってしまった。
今度見つけたらお礼をしなきゃと思い教室に向かった。見つかる見込みはあるのだ。その男の子は入学式だというのに前髪で目が隠れていてマスクをしていたからだ。
「全員いますねー」
と待機教室の担当の先生。
ついにクラスが発表される。この高校は前にも言ったが、入学式が終わってなお自分のクラスが分からない。高校はそんなもんなのかな?と深くは考えないでおこう。
そうして一人ずつクラスとその出席番号が言い渡された。
私はたまたまこの待機教室で席を移動するだけに終わった。
席は一番後ろで中学で離れ離れになるはずだった親友の琴が教室に入ってくるのが見えた。
嬉しくも少し照れている私の左隣の席に前髪とマクスで顔の見えない男の子が着席した。
セリフがほぼないなー




