23.祝400億突破!&終映に寄せて「劇場版鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」~その4~
2月に「400億突破なるか!?」と書いたこの無限城編も、2026年3月29日についに国内観客動員2734万5654人、興行収入400億2394万3700円を記録。公開から255日にして、無限列車編に続く歴史的大台突破となりました!
4月10日の東宝公式Xによればさらにそこから上積みして、国内は動員2745万5968人、興行収入は402億1万9000円。さらに全世界では累計動員9852万310人の1179億1753万9329円だそうで(端数まできっちりカウントしているのが良いw)
さすがに終映となった今ではもうデイリーに顔を出すこともめったになくなってしまった無限城編ですが、内容は勿論興行面でも楽しませてくれたことに心から感謝です!
まさかアカデミー賞ノミネートまで視野に入ってくるとは思わなかった。
そして本エッセイ的にはやはり取り上げざるを得ないのは終盤の特典について。
前回は1月末までの分について書きましたが、無限城編の場合2月からの特殊上映攻勢が特に凄まじく、それに伴い特典もかなり多く追加されました。
具体的にはこんな感じです↓
2/6~:IMAX特別版が2館で開始+IMAX特典が全国で再配布
同時に2/8の義勇さん誕生日記念で、IMAX版以外の通常上映で義勇さんイラスト(キャラデザ描き下ろし)配布
2/8に全国350館規模舞台挨拶ライブビューイング実施
2/20~:ScreenX・Ultra4DX版公開+ScreenX・Ultra4DX版限定パノラマカード配布(ランダム4種)+4DXにて「呼吸強化版」公開
同時に2/24のしのぶさん誕生日記念で、ScreenX・Ultra4DX版以外の通常上映にてしのぶさんイラスト(やはりキャラデザ描き下ろし)配布
2月のこの特殊上映攻勢は凄まじかった。無限城4DXは以前から超人気だったようですが、そこにScreenXやらUltra4DXやらIMAX特別版やらが加わり、かなり減速気味だった(特に冬休み終了後は週0.5億あたりまで減少していた)興行も2月にきて一気に盛り返した感あります。
当方は特殊上映だと3D酔いが激しくなりそうなのでどれもこれも行けませんでしたが(´;ω;`)
ここに義勇としのぶという大人気柱キャラ2人の誕生日が重なったのも、運が良かったのかそれとも計算づくだったのか。ここにきてようやくキャラデザ描き下ろしがキター!!
……のはいいですが、さすがにちょっと問題かと思ったのがその特典内容。
まず、通常特典は全ての上映形式でまとめて配れやと思います。
せめてIMAX版でも通常の義勇さんイラスト配布すればいいのに……という話。公式の特典紹介テキストの下にいちいち注釈が長々書かれているのを見るたび思う。読むのも面倒だし書いている方はもっと面倒だろうと!
通常上映と特殊上映で特典が別々というのは鬼滅に限らず結構見ますが、無限城編の場合義勇さんイラストがIMAX版で配布されずIMAX版ではIMAX版のみの特典。さらにその2週後、今度はしのぶさんイラストがScreenX・Ultra4DX版では配布なし。
こうやって書き出すのさえややこしい。映画館スタッフの苦労が偲ばれます。
※Ultra4DXとは、ScreenXと4DXを融合した体感型シアター。両方のいいとこどりという感じの上映形式のようですが、今のところグランドシネマサンシャイン池袋など、日本で4館ほどしかない模様。
普通の4DXだと思って観に行ってしのぶさんイラスト貰い損ねたファンとかいなかっただろうかと若干心配になる。
さらに「さすがにこれはちょっと……」となったのがScreenX・Ultra4DX版特典の三面パノラマカード。当然のように描き下ろしではなく劇中シーンの切り抜きです。
絵柄は4種ランダム。と思いきや、中身は炭治郎・炭治郎&義勇・義勇・義勇の実質2択w
直近で義勇さん誕生日があるからとはいえこれはちょっと酷い。その中に善逸の火雷神あればもっと早く400億行けて無限列車の本上映興行越え(403.2億)もあったかも知れないだろ!!!
その上ScreenX版は全てのシーンが三面になるわけではなく、戦闘などド派手な部分に限られていたようですが、聞くところによるとしのぶVS童磨で三面になるシーンが殆どなかったそうな……
確かにScreenX版の制作は、素人考えでも時間も労力も通常の1.5倍はかかりそうな気がしますが、それでもしのぶさんのバトルでほぼ皆無は酷くないか(善逸は火雷神シーンで三面になったらしいけど)
しかもScreenX版の公開はしのぶさん誕生日と同時期。特典のキャラ偏りと同様、さすがにちょっとどうなのかと思った案件。
第一章の再上映がされる時期になったら、ScreenX超強化版を出してほしいものです。
それでもこの特殊上映攻勢が終盤の起爆剤となり、IMAX特別版公開週は約1.3億ほど、ScreenX版公開週は約1.7億ほども興行収入は伸びました。
やはり「あの」無限城を体感できてヒノカミ神楽や水の呼吸や火雷神を直で浴びられるのは至高の体験には違いない。私も酔いさえなければ( ノД`)
さらに3月中旬にはとうとう4/9の終映が大々的に発表され、フィナーレ特典も発表。
その内容が
・3/20~:フィナーレ特典第1弾 エンドロールイラスト(左半分)
・3/28~:フィナーレ特典第2弾 エンドロールイラスト(右半分)
エンドロールイラストは最後あたりで来るだろうとは思っていたけど、まさか二つに裂かれるとは思わなんだ。
こんな形で来るんだったらフィナーレ第1弾が善逸描き下ろしで第2弾が炭治郎描き下ろしで良かったじゃねーか!!!と思い切り突っ込んでしまった。
いや、2つ合わせるとタテが約30センチ横が40センチ以上にもなるからさすがにデカすぎるってことなのかも知れんけども、だったらそこまでのデカさにしなきゃ良かったじゃんという話になる。
グッズか何かでエンドロールイラストをキャラごとに切り取って販売してたのもどうかと思ったけど、最終特典でこれはなぁ……と。
さっきのScreenX特典もそうでしたが、さすがに特典面では晩節汚してませんかね?の一言を言いたくなる。
「左半分手に入れたら右半分もゲットしたいし最後に2回は行こう」と
「左半分がなかったら右半分も意味ないからどっちも行かない」と
どっちの派閥が多かったのかは気になるところ。というか左半分の配布期間が1週間っていうのも酷い。その直前の特典(猗窩座キービジュアルクリアスタンド)やめてそっちで先に配布すれば良かったのでは……あのキービジュアルはそれこそ親の顔より見たって人も多いだろうにw
ちなみに自分は結局どっちも行かなかった派。右半分(善逸のいるほう)だけでも取ってこようかなと思ったものの、コロナ2回目の後遺症で腰痛が酷かったのもあり結局行かず(;´Д`)
そんなフィナーレ特典ではありましたが、それでも見事400億を突破した無限城編第一章。
しかし、こと特典という点から見るとなかなかヘタクソな展開だったと言わざるを得ない。特に終盤。
超ロングランになったが為に、ほぼ2週おきの配布であっても数だけはやたら多い。特殊上映分まで全部合わせて24弾!!
しかし、いやそれじゃなくてアレ出せよ……と言いたくなるような特典が滅茶苦茶多かった印象です。新規描き下ろしも少なく、ランダム特典も少なく、とにかく既存の絵柄だけで何とかやりくりしていたイメージが強い。特に年明け直後あたりのは、座席を最低限確保する為の苦肉の策だったんだろうなぁ……というのがラインナップ見ても分かってしまう。
その絵柄何回見たと!?という特典でもそこそこ動員を稼いでしまうのがやはり鬼滅のすごさではあるのだろうけども。
冊子系はそこそこ出ていたけど、もっと描き下ろしがあれば良かったかも知れない。
あとランダムは殆どやっていなかったのに、上映期間終盤しかもIMAX版のみでランダム特典をやってしまったのも個人的に少々イメージダウンでした(しかもキャラの偏りがあるランダム……)
これにより、「無限城編第一章の400億は特典頼み」と言い張る勢の勢いも増してしまったような。どれだけ特典つけたところで400億どころか200億も行かない映画が殆どなんだし、世界で1000億稼いでるんだからその実力は間違いなく世界でもトップレベルだと思いますが。
何度も書いているように、
・無限列車の時と違い今回は「国宝」「チェンソーマン」など強力な競合相手も多数
・無限列車より上映時間が長い(つまり回転率が悪い)
・主にテレビによるメディアブーストが今回は「国宝」にほぼ奪われ鬼滅のニュースはフジ以外で殆ど触れられず
この悪条件下であってもなお400億突破出来たのは偉業中の偉業だと自分は思います。
勿論特典による効果もあるとは思いますが、特典は客寄せというより最低限の座席確保の為だったのでは……他の作品だったらあそこやあそこやあの時期でランダム描き下ろしだのランダムイラストストーリーだの果ては全キャラ10種20種ランダムだの絶対やってるだろうにwという局面でも頑なに既存絵特典。それ3つに分けてランダムにしたって許されるだろってところでも頑なに1種限定。
なのに何故か最終盤にきて
特殊上映オンリーでランダム特典(しかもキャラ偏り)
+フィナーレ特典がエンドロールイラスト真っ二つ
これだけはマジで疑問が残るのが残念……
ですが、それでもこの特典ラインナップで400億行けたのは素晴らしい。いや皮肉でも何でもなく。
ともかく、来たるべき無限城編第二章。こちらも内容は勿論、興行面でもどうなるか期待したいものです。時期も分からない以上どの程度期間が開くかも分からないので今から予測するのも野暮ですが、さすがに400億は無理で300億ちょい超えぐらいじゃないかと思っていますが(それでも十分凄まじいが)
しかし150億行けばいいとかほざいていた私の予測なんか軽々と超えてきたのが今回の無限城編だからなぁw
そして鬼滅は現在グッズ面でのランダム商法が悪い意味で話題になっていますが、映画とは直接関係ないのでここではあまり触れません。
それでもやはり過剰すぎるランダムはアカンでしょと思う今日この頃。




