青春と絶望の高校サッカーストーリー
この世界には、どんなに頑張っても無理。
そんなことは山ほどある、どう頑張ったって人はスーパーヒロ―にはなれない、どんなに頑張っても羽は生えない、そしてどんなに頑張っても
絶望には勝てない…
これは、そんな絶望を体験し、これからその絶望を乗り越えるための話しじゃない…ましてやポジティブな話ではないそれを理解して読んで欲しい。
一章 希望
さぁ物語の始まり
俺の名前は、安田栄一 春から東京都 堀町高校サッカー部へ推薦で
入学が決まっている、まぁ、そこそこサッカーの出来る学生だ。
俺の行く堀町高校は東京でもそこそこの強さで何年も連続で東京都の大会で決勝、準決勝に行っている、だが全国大会には12年足踏みしている状態だ。
そんな、強豪にこれから入学する、希望と夢と野望に満ち溢れている、
これから、俺はどんな生活を送っていくのだろう。
そんな、感情を胸に俺は家を出た。
「行ってきます!」
監督
「まずは、高校入学おめでとう。」
「これからは、キツイ事や理不尽な事もあるかもしれない、」
「だが、それを乗り越えた先に必ず道は開ける!!」
「君たちの活躍と成長を期待しています」
フフン、さすが強豪高の監督だなオーラが違うな
監督
「では、」
「これから君達がどれだけ出来るか見てみたい」
「更衣室で着替えて来て欲しい」
「では、30分後にここへ集合してくれ」
「解散!」
「いやー、強豪高校はスゲーなwww」
坊主のつり目な奴が更衣室で急に喋り出す
「だって、見たかよあのグラウンドの広さ」
「しかも、人工芝!!」
「興奮するな―」
すると、185㎝はあるように見える巨体が
「これから、なにすると思う?」
つり目に話しかける、するとつり目は
「紅白戦だろ!」
「サッカーの実力はやっぱ試合じゃねーとわからねーよ!」
うるさいやつだ、正直あのつり目のおかげで緊張してきてしまった
そして、全員が着替え終わりグラウンドに出ていく
すると、監督の隣にいたコーチからメニュー表を渡された
「これから、君たちにやってもらうメニューです!」
「君達は、まだ入ってきたばっかりなので軽いメニューにしておきました」
メニュー
1.グラウンド15周(8割のスピード)
2.1000×8
3.坂ダッシュ(20本)
4.1644(15本)
よく分からない記号にしか見えない
渡された新入生の顔に?マークが浮かぶ
コーチ
「あ、そうだね」
「説明が先だね」
「多分、2と4のメニューが分からないよね」
「説明します!」
「1000×8とは」
「1000メートル走を8回走るということです!」
「んっ?!」
新入生の顔に曇りが出てくる
そんな事は気にせずにコーチは話を続ける
「そして1644とは」
「グラウンドの端から端までを16秒で走り44秒で戻ってくるというものです」
「そこまで、キツくない筈なので頑張って行きましょう!」