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排水口事件

俺、宅間はるき!

冷やし中華大好きな普通の高校1年生さ!


今日はバケモノも来ず、学校も昼過ぎまでで終わったから、ミッチーと一緒にそのまま増尾んちに行って、数学のワークを進めることにした。 増尾んちに着いて、クーラーが効いた部屋でゴロゴロして、「ワークやろうぜ……」って言いつつも、PSPしたり漫画読んだりしてダラダラしてた。外のセミの鳴き声と、部屋のクーラーの稼働音が聞こえるだけの平和な午後。


だったんだけどドアの外から突然、「おい、とし!!」って怒鳴り声が聞こえてきた。 増尾の姉ちゃんだ!! 増尾の姉ちゃん、増尾とおんなじ顔してるんだよな。一重まぶたで横に細長い目、ずんぐりした体型。「友達の姉ちゃん」って大体なんか会ったらドキドキするものなんだけど、増尾の姉ちゃんには全くそういうのないわ。増尾が女装してるみたいで……。失礼だけどさ。


って思ってたら、姉ちゃんがドア越しに「アンタ、風呂でチン毛剃っただろ!排水口に詰まって水が流れないんだよ!掃除しろ自分で!!」って怒鳴った。


……チン毛!!姉ちゃん、俺とミッチーが来てること気付いてなくて、普通に「チン毛」ってデカい声で言ってる!!俺は固まった。ミッチーも気まずそうな表情で赤面してる。 てかヤバい、俺も陰毛処理したあと、排水口に流したままじゃん!蓋の下には俺の陰毛がそのままモッサリ残ってるはず……。お母さんにバレたらヤバい……!!


増尾はベッドの上から「あーい、わかったー」って超適当に返事して、姉ちゃんが「ったく、なんでアンタのチン毛見ないといけないんだよ、汚いんだよ!!」って言いながらどっか行く足音がした。 部屋の中が静まり返って、俺とミッチーが増尾をガン見。増尾が「なにか?」って平然と肩をすくめてるけど、俺が「おい増尾、姉ちゃんにバレてんじゃんか」って小声で言ったら、増尾は「だははは、チン毛って排水口に詰まるんだな」って反省ゼロでニヤニヤしてる。


そしたらミッチーまで「やばいよ、俺も陰毛剃ったあと排水口とかなんにもしてないよ……!」って顔を真っ赤にしたまま半泣きで俯いてる。 俺は心の中で「俺も……。お母さんにバレたら『はるくん、何をしてるの!?なんで下の毛なんて剃ってるの!?』って絶叫される未来が見える……」って震えてる。


陰毛剃ってパワーアップしたはずなのに、家では排水口詰まり事件で家族にバレるリスク爆増。魔法少年の道、バケモノとの戦いより家庭内の危機のほうが怖いかも……。


でも増尾はいつ排水口の陰毛を掃除しに行くのかと様子を見てても、PSPばっかやってていつまで経っても動かない。俺は痺れを切らして「おい、排水口は?」って声掛けたら、ようやく増尾はPSPを置いて、「掃除してくるわ。お前ら宿題進めてろ」って立ち上がって部屋を出ていった。 俺とミッチー、顔を見合わせて「……排水口、ヤバいな」「うん、俺も早く帰って掃除しないと……」って呟く。


宿題を進めようとしたけど、頭の中は「排水口に詰まった陰毛」が気になって全く集中できない……。


次回をお楽しみに!

ここまで読んでくださったかた、ありがとうございます! 続きはカクヨムに置いていますので、そちらをぜひよろしくお願いします! 現在80話を超えています。ほぼ毎日投稿です!近況ノートにアナログイラストもありますのでぜひ見てほしいです!


カクヨム

https://kakuyomu.jp/works/2912051595436102503

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