CR3話 Re.ゼロから始めるパチンコスタッフ
香恋[さあ、これで一通りのスタッフの説明は
終わったからここから2人でホールにいくわよー
ウフ、キリンくんにお姉さんの
ハンドリングテクニックを見せちゃうぞー]
凛花[変なテクニックは見せなくていいですよー。
しっかり全部つけてるので
準備できましたよー。]
ついに始まる、荒木凛花の初仕事ー。
ホール内に入るとそこは明るくてまるで
別の世界にいる感覚がした。
周りがうるさくて全然聞こえない。。
カウンターの入り口で立ち尽くして止まる凛花。
香恋[ …… クン]
香恋[ …… ンクン ]
香恋 [ キリンくん!!!!]
凛花 [ ………ハ!!!!!!]
…………………セット完了………………
香恋[ んもー、聞こえてるー?
周りうるさくて聞こえにくいでしょうけど
最初だけだから大丈夫よー。すぐなれるわよ ]
インカムでイヤホンから
香恋の声が聞こえてくる。
凛花[は、はい。なんとか聞こえてますー!!
確かにイヤホンだとインカムでも
普通よりは良く聞こえます!]
香恋[ それはよかったじゃないー、
それじゃ、キリンくんー、
ホール内の他のスタッフたちに
自己紹介をしましょうかー、インカムで ]
突然であった。。
凛花[え!? インカムでですか!?
普通に裏口の休憩所とか挨拶するとかじゃなく!?
他の皆さん、わからないのでは?]
香恋[イヤーン、早速インカム使えてるじゃんよー
さすが期待度70%オーバーのキリンくんー
惚れ惚れしちゃうーー
とりあえずはみんなに軽く自己紹介したらいいよ]
こ、この人はインカムでも
こんな発言をして!!
すごい恥ずかしいんだけど。。
凛花[ はいはい。わかりましたよー。
初めまして。今日から新しく働く事になります。
あらき りんかといいます。
パチンコ経験は全くないですが
よろしくお願いします。 ]
香恋[ はいはーい。今日から新しく入った
新人の可愛いキリンくんよー
仲良くするのよー。とりあえず、
みんなの名前は後から教えてもらってねー]
結局、また自己紹介みたいな事をされてるし。。
少し萎える凛花であった。。
スタッフ男性[ よろしくー。 ]
事務員女性[ はーい。よろしくお願いしますー]
スタッフ男性[ よろしくなー ]
こよみ [おー、愛してるぜー。凛ー!!]
カウンター女性[うっさいし、きもい。]
え!?!?
あれ?今なんか自己紹介の返しに
入っちゃいけない言葉がなかった?
2つくらい!!?
香恋[こらー、アオリー!!インカムで
勘違いされるようなこと言うんじゃないわよー
キリンが勘違いするじゃない! ]
え、勘違い。。僕じゃないのか。。
カウンター女性[す、すみません。
ちょっとインカムでうざきもい
発言が出てきたので反応しました。
凛花さん、よろしくお願いします。]
さっきのインカムを飛ばした人を見てみると
あまり化粧をしてなく、少し小柄で
ショートカットという短めの髪型の
まあまあ可愛い女性の姿であった。
とても清楚系で大人しそうな性格をしていて
さっきのインカムの内容が嘘のように
感じさせる女性である。
こよみ[なんだ、アオリー、
そんなに仕事中にカリカリするなよな
凛がびっくりしてるじゃないかー。]
カウンター女性[うっさいし、
あんたに聞いてないし
もう話しかけてくんな。フン]
凛花はマイクを使うのをやめて
香恋の方に近寄ってインカムを使わずに
聞いてみる事にした。
※インカムなし
凛花[あのー、香恋さんー?
あの2人仲悪いみたいですけど
何かあったんですか?
仕事中も仲悪いってまずくないですか?]
※インカムあり
香恋 [こら、キリンー、私は耳が性感帯なので
刺激してこないでよー。
もう、そんなことされたら鬼アツに
なっちゃうわよー]
酷いひわいな言葉がインカムで
スタッフたちの耳に聞こえ渡る。
※インカムなし
凛花[わ、わ、香恋さん!!
そんな恥ずかしい発言をインカム使って
広めないでくださいよ]
※インカムあり
香恋[あー、ごめんごめん、ついつい、
私の性感帯が反応しちゃって♪
あー、アオリとこよみくんは
ちょっと前まで付き合ってたんだよー。]
インカム内でとんでもない事を暴露する。
※インカムなし
凛花 [えーー!!!まじですか!?
それは流石に空気悪くなりますよ。
と言うか、彼女いたのにゲイに
あの人なっちゃったんですか!?
あと、インカムで話したらダメですよ!!?
皆さんに聞かれちゃってるじゃないですか!?]
※インカムあり
香恋[あー、大丈夫だよー。2人の関係のことは
みんなもうすでに知ってるからねー。
正直お似合いなカップルだと私は
思ってたんだけどなー。。くー、残念。]
カウンター女性[ちょっと、やめてくださいよ!!
あんな男たらしやろう!!
最低の極みじゃないですか!!
それに、別れ方も酷すぎですよ!!
何が!!!
君の魅力は男以下でこれ以上は愛せない!!よ!
だったら、私より魅力溢れまくってるやつ
連れてきなさいよ!!クズ ]
凛花は思った。あー、これがゲイの極みかと。
そして当然インカムで話してるため
全スタッフの耳に入っていくという。。
香恋[いやー、にしてもインカムはいいもんよね。
こうしてお客様の接客をしながら
裏ではこんなこと話してても何話してるか
わからないんだからねー笑笑]
凛花[ いや、こんな話、
インカムですることじゃないですし
そもそも、聞きたくなかったです。。]
本来、仕事中にスタッフ全員で共有して
こんな別れ話などを仕事中に話してるなどと
お客様は誰1人として思わないであろう。。
香恋[ いやー、けど、2人が付き合う時も
感動的でねー♪
まさかの告白もインカムだったのよー。
いやー、思い出すわー。
あの頃はアオリもこよみも青春してたなー]
カウンター女性[ちょっと、カレンチーフ、
恥ずかしいこと思い出させないで
くださいよー。吐きそうになるので]
ちょっと気になる凛花。。。
※インカムなし
凛花[あ、あの香恋さんー、お二人が
インカムで付き合った時の事って。]
※インカムあり
香恋[おー!聞きたいかー!!
あれは半年くらい前のことだったなー。]
カウンター女性[いやー、チーフー、
やめてくださいよー]
こよみ[カレン姉さんー、そんな話をしたら
凛が俺に嫉妬するであろう]
凛花[ いや、誰もしないですから。。。]
そして、回想に入る。。
半年くらい前の事。。
※インカムありの会話内容。
香恋[いやー、今日もお客さん多いなー。
まいっちゃうよー。
アオリー、こよみー、とりあえず早めに
食事休憩行ってきてー。]
アオリ•こよみ [ かしこまりましたー ]
そして2人は同じ休憩室で30分の食事休憩を取る。
アオリは思った。
どうしよう。
こよみくんと2人で休憩なんて久しぶりすぎて
ドキドキしちゃう。。
よし、今日の仕事が終わったら思い切って
告白してみよう!!
そして2人がお昼を食べ出した。
アオリは弁当を、
こよみは買ってきたパンを食べていた。
すると緊張してアオリは箸を落としてしまった。
アオリ[ あ、ごめんなさい ]
こよみ [ おっと、大丈夫か。 ]
そして箸を拾う。
アオリ[ありがとう、けど、この箸は、もう
使えないかしら。 ]
こよみ[ そんな事はない
洗ってやるから貸してみろ ]
そして箸を洗って戻ってくると
アオリの手を急に握りしめて
こよみ[今度はちゃんと落とさないように
するんだぞ。]
そういうと箸をアオリの手に
握らせた。
当然、急に手を握られて困惑するアオリ。
こよみ[どうしたアオリ、顔が真っ赤じゃないか。
熱でもあるのか!?]
アオリ[え、あ、いや、そんな事はないよ。。
うん、大丈夫だよー。。]
すると突然、こよみが
握ってる箸の手を握りしめ
こよみ[もう2度と落とさないよう、
現地、とったぞ]
こよみは当然、箸の現地のことである。
しかし、アオリはそんな事知らずで
興奮が収まらなくなる。
アオリ[あ、ありがとう、、ございます。]
こよみ[ん、いいって事よー。俺たち、
ここで働き始めて、半年くらい経つのか。
アオリと一緒に働いてると
時が経つのも早いもんだな。。]
アオリ。イヤーーン。キュン死しそう。。
アオリは思った。よし、今から告白をしよう!!
そう心に決めたのだ!!
アオリ[そ、そうだねー。もう半年になるのかな。
あ、あの、こ、こ]
……プルルルルルルル。
こよみのセットしていたタイマーが鳴り響く。
こよみ[ あ、やば。。急げアオリ!
もうあと3分で休憩が終わる!! ]
アオリとこよみは急いでホールに戻った。
しかし、アオリはさっき覚悟していた
告白ムードがまだ残っていてまだ治りきらずに
カウンターにたっていた。
今日は土曜日でお客さんが多く
普段ならうるさいはずなのに
やけに静かだ。別のことに集中しているせいかな?
香恋[おーい、アオリ、大丈夫かー。。。
。。。。 アオリ? ]
ダメ、このままだと仕事に集中できない。。
そしてアオリは決意する!!
香恋[おーい、アオリー、聞いてるかー?
もしもーし? ]
インカムの声は聞こえない。
こよみ[アオリ、香恋さんの声が
聞こえてないのかー?インカムの調子が
悪いのか?]
香恋[え、まじでか。アオリって
もう働き始めてかなり経つわよ。
そんな、インカムが聞こえなくなったらすぐに
新しく変えに行くはずでしょう。]
こよみ[そうですねー。俺もさっき休憩室で
アオリと一緒に働き始めてかなり
長くなるなーって話してたんすよー。。]
香恋[うわー、もう半年になるのかー、
月日は経つのが早いねー。
私ももう4年くらいになるかなー]
そんな話をインカムでしていた時だった。
アオリ[あ、あの!こよみくん!!!!
こよみくんはまだ、
ここでやめずに働くの? ]
こよみ[え、まあ、うん。まあ、大学とかもあるし
資金貯めないといけないから
今の所は辞めるつもりはないよ。]
突然で驚くこよみ。
アオリ[じ、実は私もここにしばらくはいるんだ。
だ、だから!!
これからもアオリを隣に置いてくれますか?]
こよみ[ ふ、バーカ。
こっちから土下座で頼み込むっつーの ]
アオリ [だ、だったら、今からここでしてよ?]
こよみ[ あー、もちろんだ! ]
回想終了
香恋[いやー、あの後、まじでカウンターまで
走っていって土下座して頼み込んでてなー
いい青春だったよー。
お姉さん若返った気分だった。
インカム内ですることじゃないけどなー ]
って
凛花[ まてまてですって!!
回想の中のこよみさん中身が別人でしょ!
なんで、そんなかっこいいことできる人が
ゲイなんかになってるんですか!!? ]
その話を聞くんじゃない!!
あれは俺の黒歴史だ!! ]
インカムで反論。。
アオリ[誰が黒歴史よ!! こっちの方が
墨汁で書かれた真っ黒黒な
黒歴史よ!! ]
香恋[あー、もう2人ともインカムでうるさいー
もう丸く済んだんだからいいじゃないかー]
凛花 [あれ、丸く治ったんですかね。。]
その話を聞くんじゃない!!
あれは俺の黒歴史だ!! ]
インカムで反論。。
アオリ[誰が黒歴史よ!! こっちの方が
墨汁で書かれた真っ黒黒な
黒歴史よ!! ]
香恋[あー、もう2人ともインカムでうるさいー
もう丸く済んだんだからいいじゃないかー]
凛花 [あれ、丸く治ったんですかね。。]
香恋さんに言われて
休憩室に向かう2人。。
そして休憩室に座る。
凛花[あ、あの、改めて初めまして。
僕はあらきりんかです。
よろしくお願いします。]
あんなのを聞いた後での気まずい自己紹介で
あった。
アオリ[ふーん、君が噂のキリンくん、
確かに女性の私から見ても
なんだか可愛くてモテそうな
顔をしてるわね。
あの、ゲイのクズがよろめくのも
少しは納得できるかも。。]
凛花 [ あ、あの、アオリさん、
そ、その、すみません、何も知らずに
へ、変なこときいてしまって。]
アオリ[別にいいわよ。凛花くんが来る前から
別れてたから。
とりあえず、改めて自己紹介をしておくわね。
私の名前は斎藤 煽李
改めてよろしくねー。
ちなみに私もバイト民の年は21の大学生よ。]
なんと!大学生だった。。
凛花[え!?アオリさん大学生だったんですか!?
僕も大学生ですよ!!歳は19歳なので
2つ下ですー。
一応お聞きしますが
大学は何大学なのですか? ]
ちょっと知り合いにはバレたくないから
距離がある所でバイトしてるのよ。
ちなみにもう少しで1年と6ヶ月くらいに
なるわ。 ]
凛花[ へー、〇〇大学なんですねー。
僕は家から近かったから
✖︎✖︎大学に行ってますー。。
まあ、僕は多分、出てくるところを見られるでも
しない限りバレないと思いますけどねー。。]
アオリ[えー、 凛くんって✖︎✖︎大学に
通ってるの!?うわー、
あのクズと同じ大学じゃん。
お、襲われないように気をつけてね。。]
聞きたくなかった事実。。
凛花[こういうお約束というか流れみたいなのって
アオリさんと一緒の大学みたいな
流れになる感じですのに。。
なのに、よりにもよってなんであの人!?]
アオリ[いやー、まあ私も✖︎✖︎大学も別に嫌じゃ
なかったんだけどねー。
悩んだ結果、今の大学にいるのよ。
まあ、今では結果的にこっちの大学で
良かったって思ってるけどね。
あ、ちなみにあのゲイのクズは22歳で私の
一個上。よかったわね。後一年で
居なくなるわよ ]
凛花[ アハハハハ………
大学名は、内緒にしておこう。。。
あ、けどこんなこと聞くのも気が引けるのですが
お二人は別れた後も顔を合わせてて
そ、その気まずさとかはないんですか?]
アオリ [あー、確かにねー、最初は
気まずさはとかあってカレンチーフに相談したよ。
そりゃ、そんな理由ってのもあるし
今は人が少し足りないからってのもあり少しだけ
我慢できないかチーフにも
少しなだめられてたんだけど。
そしたらさ、その辞める話を聞いてたみたいで
その話を休憩中にしてたんだけど
あのくずやろう!!その後の仕事中にインカムで]
アオリ[ アオリって煽るだけ煽って
すぐに消えていくんだなー。半年前は俺が
土下座して一緒にいてくれって頼み込んだのに
その俺よりも先にいなくなるんだなー。
パチンコでも演出でかなり熱くあおってきても
しょうもない結果で終わるんだよなー。
って!!!言ってきたのよ!!
だから私はあのクズがやめるまで
いる事にしてるのよ!!! ]
なんともまあ、負けず嫌いな人で。。
凛花[へ、へぇ、アオリさんも大変なんですね。
ぼ、僕もこれから頑張って早く仕事を
覚えれるようにしますね。。
あ、アオリさんはパチンコとかスロットとか
打ったことあるんですか? ]
アオリ[えっとー、私はちょこっと勉強で
甘デジの海とか99分の1の台なら
あとはジャグラーを少し打った事があるかな
あとは全然ないわよ。
凛くんはー? ]
凛花[ ええー、そうなんですね。僕も全く
打った事ないですよー。
いやー、てっきり勝手なイメージでしたけど
パチンコ屋の店員=ギャンブル好き
見たいなイメージがありましたかね。
違うみたいで良かったです。]
アオリ[そりゃそうよー。みんなパチンコばっかり
してないわよー。なんなら私は
タバコもお酒もしてないわねー。
ちなみにこの中はもうすでに
全席禁煙だから喫煙室でしか吸えなくなってて
スタッフも休憩室では吸えないから吸うなら外に
出ないといけないのよー。
ちなみにうちだと女性はチーフ以外は
みんな吸ってないわよー。男子はあのゲイと
ほか数人が吸うくらいで店長も吸ってないわよー]
凛花[え!?あのチーフタバコ吸ってるの!?
し、知らなかったー。あ、あとこよみさんも
タバコ吸ってたんですね。。]
意外と知らないみんなの裏の顔を知った
気分であった。
アオリ[あ、でもギャンブルはチーフとゲイと
ほか数名でいつも連れて行かれてるみたいよ。
私は打たないし、あのクズと一緒だと気まずいの
知られてるからあまり誘われないけど
凛くんは、チーフにやたらと気に
入られてるみたいだから休みの日とか
被ったら連れて行かれるんじゃないー?]
え!?
や、、休みの日も
パチンコに追われる生活!?!?!?
凛花[ど、どうしよう。アオリさん。。
今すぐ辞めたくなってきたよ。。。アハハハハ]
アオリ[大丈夫よー、みんなキャラは
濃い人ばっかりだけど楽しくて
優しい人ばっかりよー。1人を除いてだけど。
あ、そういえば、、 ]
凛花は思っていた。
いやー、確かにキャラは凄い人ばっかりだけど
アオリさんは意外と優しくて頼りになりそうだし
明るくて優しい性格だから、困ったことがあったら
なんでも相談できそうな先輩って感じだし。
アオリ[ 凛くんって、今童貞? ]
一瞬でイメージが崩れ去った。。
凛花[ブーーゲホ、アオリ先輩、急になんて事を
き、き、聞いてくるんですか!?
普通、そこは彼女とかはいるの?
とか、好きな人とかはいるの?
とかから聞いてくるでしょ。。」
アオリ[あー、なーんだ。その反応って事は
図星で彼女もいないんだねー。
初体験もまだみたいでウブな感じで
可愛いねー凛くんってー。 ]
いや、この人も何考えてるのか
わからなくなってきたぞ。。
そう思う凛花。
凛花[あ、あのアオリ先輩。。そういう話は
こんな所じゃなくて
もっと別の所でお話ししましょうよ。。]
アオリ[ まあまあ、いいじゃないのー、
凛くん照れちゃって可愛いねー。
ねえ、凛くん。
真剣な話をするんだけど。。
イチから、 いえ、 ゼロから
私と付き合わない? ]
凛花 [ ふぇ??? ]
CR 3話…完
元ネタ。。Re.ゼロから始める異世界生活。。




