CR2話 化物ばかりなスタッフ物語
次の日、
凛花は憂鬱だった。
結局買い物はできず、母に怒られた。
ついでに言うと
パチンコ屋で働く事は黙っておくことにした。
昨日の事。。
香恋 [それじゃ、新しく働くにあたり、
制服をお貸ししたいと思いますー。
もちろん、お姉さんの脱ぎたてよー
いい匂いがいっぱいついてるわよー]
凛花[そんなのは着ません。。
んで、いつからここで働き始めたら
いいんですかー?]
香恋[そうねー、なら明日の午後3時半位にきてね
時間はそこからラストの
深夜12時までお願いね。
お給料は最初は時給1100円だってことで。
ただし、キリンくんがいっぱい頑張ってくれたら
カレンお姉さんもいっぱい
サービスしちゃうからね ]
凛花[え!? いきなり深夜まで
フルタイムですか!?しんどそう。。
服は最初は私服で着いたら着替えたら
着替えたらいい感じですかね]
香恋[ そうよー、大丈夫よー。
ただホール内を歩いてるだけだし、
疲れたらお姉さんがキリンくんを一杯
癒してあ、げ、る ]
凛花[いえ、結構です。。
それでは明日の3時半にまた来ます。]
香恋[ はーい♪ あ、来る時に夕飯に
軽く食べれるものと、
正式採用するから何か書くものと
身分証明が出来るものを持ってきてねー
それでは明日からの出勤を
プラチナ熱く期待してるわよ キリンくん]
凛花[さっきから人をパチンコの演出の一部の
ような呼び方で呼んでますけど
僕の名前はりんかです。]
香恋 [ 失礼、噛みました ]
凛花 [ 違う、わざとです ]
香恋 [ かみまみたーテヘ ]
凛花 [ やっぱわざとか。。 ]
そして今日に至る。。
凛花[あーあ、成り行きでした事もない
パチンコ屋で働くとか抵抗あるなー。
それに親の職業教員と警察官だし。
息子がパチンコ屋でバイトしてるとか
知られたらどうなるか。。 ]
そして、15時。。
一応真面目な性格なので遅刻などは
しない主義である。
軽くパンなどを買って新しいバイト先の
[444]店へ向かうことにした。
到着。。
凛花 [はぁーーー。。。]
思わずため息が出る。。
表の自動ドアから入っていく。
ウィーン
自動ドアが開き中に入る。
こよみ [ようこそ、少年よ。楽しい楽園へ。
中で美しい美女たちがお待ちしていますよ]
何このデジャブ。
と言うかこの人怖。。。
ドン引きした目でこよみを見る凛花。
こよみ[おー、なんだ。。昨日の凛花じゃないか。
中でみんなが待ってるよ。
さあ、ついてきたまえ!]
サラリと呼び捨て。。
恐る恐るついていく。。
そしてカウンターからスタッフ専用口に
行き、裏口へと移動。
香恋[きゃー!待ってたわよー。
私の愛しいキリンくーん。
今日も激アツな働きっぷりを
期待してるわね]
凛花[いや、まだ自分働いてないんですけど。]
と言うかなんでこの人こんなにスキンシップ
激しいんだろう。。
こよみ[カレン姉さん珍しいっすねー。
新人にここまで愛想振りまくの。
まあ俺も、五本の指に入る美しさのこの子と
早く親しくなりたいがな]
凛花[なんで、こんなに変な人ばっかりなんだろ。
とりあえず何したらいいですかー?]
香恋[うーん、とりあえず着替えてきてくれるー?
着替え方がわからなかったら
お姉さんがお着替えさせてあげるからねー]
こよみ[ いや、俺がきがえ ]
凛花[ 1人でできますので。。 ]
更衣室の場所を教えてもらい
着替えに行こうとすると、
男性用と女性用があり。。。
なぜか男性用の反対向かいに「こよみ用」と
書かれた更衣室が用意されていた。
思わず、顔がこわばる。。
な、何も見ないし、聞かないでおこう。。
山崎さん、普通に見てたら一般の
女性にモテそうな人なんだけどな。。と思った
着替えが済み、
皆の所に向かうと、休憩室に見たことない
少し偉そうな人がいた。
香恋[ あー、来たわねー。
紹介するわー。この人はこの店の
店長の財激 敦啓 (ざいげき あつひろ)
通称 激アツ店長よー ウフフー ]
財激 [初めまして。店長の財激です。
聞いたよ。君が昨日飛び込みで
うちに履歴書も持たずに来たんだってー。
驚くと同時に感動したよー。
そんなにもやる気がある子にはこちらも
誠意を持って答えないとね。]
………
凛花[ はい? ]
財激[いやー、驚いたよ。まさか、うちのチーフを
説得するなんてねー。彼女結構
硬い性格だから、そう言う飛び込みとかは
拒否してるんだ。なんせ、こんな業界なだけに
トラブルはつきものだ。
だから、そう言ったマナーが
なってない人とかはまず働かせる事できない。
基本的、履歴書を持ってきて
敬語が使えていてマナーが良くて
身だしなみが良くて初めて採用を考えてる。
ひどい時なんて、顔を見ただけで
突き返したこともあるんだ。 ]
凛花は思った。
この店長は誰のことを言ってるのだろう。。
彼女が来る前の人のことだろうか。。
財激[ いやー、
数年前に彼女が採用担当になってからは
暦君以外誰1人として
新人で取らなかったくらいだ。
噂になってたよ。。
「絶対に当たらない激寒カレンちゃん]
暦くんがはいってきたのも正直驚いたよ。]
凛花[ えー!?そうなのですか!?
というか僕、履歴書もマナーもなにもブ。。]
黙らされた。
香恋[えー、もう彼は素晴らしい新人で
もう今日からでも働きたいって言われてて
マナーもいいし、清潔感あるし。
名前もここで働くためだけに
つけたみたいなんですよ。あと、
何より好奇心旺盛で、すごい説得されちゃって。
だから、これから精一杯ここで、頑張るのよー]
財激店長[ とりあえず、後の事は任せるよ
それじゃ、私はこれから会議だから
新人教育は香恋チーフとこよみくんに
お任せするとしよう ]
香恋•こよみ [はい、かしこまりました]
凛花[あわ、ちょっと待ってくださいー店長ー]
しかし、声は聞こえず。。
店長は部屋を出て行って3人になった。
凛花[ ちょっとー!!
なんで僕が無理やりここに入りたいみたいな
感じの扱いになってるんですかー!?
普通逆でしょう!!
というかなんで僕は蹴られなかったのですか!?
普通に落としてくれたらよかったですのに!!]
香恋[いやー、実は店長に、さすがにこのまま
採用担当が新人を落としすぎて
新人が誰も入ってこなくなったら
人員足りなくて困るし、店にも良くない影響が
出るからって言われたんだもん。]
凛花[だったら、普通は応募してきた人から
取るでしょ!!なんでよりによって
経験も知識も何もない僕なんですか!? ]
香恋 [うーん、顔と名前がタイプだったから?]
こよみ[ 奇遇っすね姉さん!俺もっす!! ]
凛花[ そんな理由で。。。。 ]
チーン
香恋[ まあまあ、モノは試しでやってみたら
いいじゃないのよー。やればきっと
すぐ良くなるって。気持ちよくなるってー
とりあえず自分の履歴書とか身分証明書とか
持ってきたモノ渡してねー♪]
そう言われて色々渡す凛花。。
香恋[えー、住所ここなんだー。近いねー。
これならお仕事終わった後すぐに行けちゃうね。
どうするー?こよみん2人で行っちゃうー?]
こよみ [よし!!今すぐ行こう。
Bダッシュだ!!!]
香恋[イェーイ。と、私はキメ顔でそういった。]
こよみ[あれ?綺麗な姉さん?
いつキメ顔なんかしたんですか?]
香恋[だまれ!!!私はキメ顔なんてしてないわ
あれは私の黒歴史よ!! ]
こよみ[ はいっす。。 ]
…………
凛花[その意味不明なやりとりはなんですかー?
というか、家には家族がいるので
絶対に来ないでくださいよ!! ]
とまあ、なんや感やお話をしてるうちに。
4時になったのである。。
香恋[あら、もうこんな時間。。早いわねー。
まだチュートリアルの途中だってのに。
というか、こよみくんも休憩時間過ぎてるんだから
早くホールに戻りなさいー。
早番の人と交代なんだから。 ]
こよみ[はーい。了解しましたー。
何時ごろに凛はこれそうすかー?]
香恋[うーん、5時までにはいけると思うわー]
こよみ[ 了解っすー。なら終わったらまた
マイクで飛ばしてくださいー]
そう言って、こよみはホールへと戻った。
今、さらりと呼び方が変わってたんだが。。
香恋[んもー、仕事熱心なんだからー、
あまりせっかちだとV入賞を逃すことに
なっちゃうんだぞー。テヘ ]
凛花[ だから、パチンコネタは僕
一切わかりませんって。。
とりあえず、そのマイクとかイヤホンの事から
お聞きしたいんですけど ]
CR 2話…完
元ネタ。。。。化物語。。




