CR1話 僕と契約してパチンコ屋の店員になってよ
凛花は今までパチンコ屋なんて気にした事が
なかったがふと考えると19歳になってるので
既にパチンコ屋に入れる歳になっていたのだ。
凛花[おかしいなー、いつもなら普通に
スルーして買い物に行くんだけどな]
何故か、今日に限って立ち止まる。
少し近づき自動ドアの前に立つと
[ウィーン]
自動ドアが開いた。
そして、いきなり制服を着て身長が
176センチくらいのちょいかっこいい店員が
男性 [ようこそ!!少年よ!楽しい楽園へ、
中で美しい美女がお待ちしてますよー]
凛花は意味不明な声かけをされ、驚いた。。
凛花 [え、あ、あの?ぼ、僕はお客さんじゃ]
しかし、中はうるさくて何を言ってるのか
店員に聞こえてないみたいだ。
すると、店員はそれに気がつき、
耳元に顔を近づけ
男性[安心してください。君が座りたい台はすでに
確保してますよ。ささ、こちらはどうぞ]
そう言って店員に連れられ、
凛花はおじいちゃんやおばあちゃんがよくいる
海物語の前へと連れられた。
男性[さあ、君はどの子が好みなんだい?
僕はねー、そうだねー、左から3番目の子と
5番目、8番目の子が好みだよ]
という意味不明のアプローチをされた。
どれも同じ液晶画面で同じ顔にしか見えない。
凛花は店員の耳元に顔を近づけ
凛花[あのー、すみません、僕、お客さん
じゃなくてですねー。]
男性店員に話をするといきなりこっちをみられた。
すると、その店員が驚いた顔で
こっちをみる。
すると、中から女性の化粧の濃いけど綺麗な
女性の方が現れた。
そして、男性が何故か僕に向かって
親指を立ててグッドラックのポーズを
して去っていった。
正直、よくわからなかったがまあいいかと思い
女性の後についていった。
間違えて声をかけただけでここまで
丁寧に接客してくれるのかーと凛花は思った。
そして、カウンターの横にある
[従業員専用口]と書いてるところに
何故か入っていくのだった。
え、なんでこんな奥の部屋に僕は連れて
行かれてるんだ?
何故かさっぱりわからないが
スタッフ専用口の裏通りの部屋はパソコンとか
モニターがたくさん置いてあり
意外と表よりは静かだった。
しかし、度々、色々な人の声が流れてくる。
どうやら、スタッフのみんながイヤホンと
マイクをつけてホール内を歩き、
これで会話をして、
その声がこの裏の部屋に流れて
聞こえてくるようだ。
そして女性のスタッフについていくと
奥のスタッフたちが休んでるような
休憩室に案内されて座らせられた。
女性[ちょっとそこで待っててー、すぐくるから]
そして女性はその部屋から出ていった。
あれ?なんで僕はここに座らせられてるのかな?
ひょっとして、18歳以下に見られてるとか!?
だったら早く、年齢確認しなきゃ!
凛花に電流走る。。
凛花 [いや、僕、ここに面接しにきたわけでは
なくてですねー。。普通に中を少し
見てただけで。。そしたら男性に
声をかけられて。。。。]
女性 [え!?あなた。新しく面接しにきた
子じゃなく、ただ声かけられただけなの!?]
凛花 [はい。そうですね。結構かっこいい
男性に声をかけられて。。]
それを聞いた女性の人は
マイクに声を当てると
女性[ちょっと[サキヨミ]、あんたまた
自分好みの子がいたからって
声かけたでしょ!!
おかげで面接の子かと勘違いしたじゃない。
あんまりやめないようだと店長に
言いつけるわよ]
なんだろう。あまり聞かない方が
いい内容だったかもしれない。。。
女性[ごめんねー、うちの店員が勝手に
急に声かけして。。彼の事は気にしないでね]
う、うん、気にするとなんかヤバそうだから
放置しとこう。。
凛花[えー、大丈夫ですよー、お互い勘違いは
あるみたいですからね。。アハハハハ。
それでは僕は失礼します。。]
そう言って席を立とうとしたが、
女性 [あ、まって、名前教えてー、
あ、後よかったらこれも何かの縁だから
ちょっとお話してみないー?]
凛花[あ、りんか、あらき りんかです。
歳は19歳で大学生です。
いや、自分パチンコうった事なくて。]
女性[う、うそー!!あらきりんかって
サミーじゃないー!!ケンシロウじゃない!
あなた、ここで働くためだけに
ついた名前みたいなもんじゃないー笑笑
せっかくだし試しによかったら
ここで働いてみないー? ]
凛花[え、あの、サミーとかケンシロウが
なんなのかわからないですけど
あ、あとパチンコ屋はなんだか重くて臭くて
うるさいイメージなんですけど。。]
女性[あー、ごめんごめん。ついねー。
だってあらき りんかって間に
キリンが入ってたから激アツを想像
しちゃうんだもんー笑笑
私、一番好きなのサミーだし!!]
女性[あーごめんごめん。本題から外れちゃった。
今のパチンコ業界ってのは昔と変わって
タバコ吸う人は減ったし、ヤクザとか
暴力団とかとも絡みはなくなってるし
お客様自体の暴力とか柄の悪い人とか
も基本的NGにしてるのよー。
それに玉積み式だったけど今はもう
玉を詰まなくなったから楽になったのよ]
凛花[へー、そうだったのか。。知らなかったよ。
こんなにもイメージが変わってきてるなんて]
女性[大丈夫よー、キリンならきっとここで
楽しく働いていけるからー。
一回騙されたと思って、、ね?]
なんか、もうあだ名ついてるんだけどー。。。
凛花「と、とにかく、今日は帰ります。。
パチンコ屋だと親にも相談しないとなので]
女性[えー、なら、仕方ないなー。
これだけはあまりしたくなかったんだけど]
そういうと、女性はマイクで
何かこっちが聞き取れないくらいの声で話をした。
数分後
サキヨミ[きーゅうけいはいりまーーす!!
おー、あ、あなたはさっきの
お客さんじゃないかねぇー
あ、カレン姉さん、お疲れ様です。]
女性[紹介するわー。彼はここのスタッフの
山崎 暦くん
ついたあだ名はサキヨミくんよー。
まあ、理由が色々あってなんだけどね]
こよみ[初めまして、可愛い新人のキリンくん
俺の名は。。]
女性 [あなたはさっき自己紹介したでしょ]
こよみ[あー、すみません。
なら、こちらの女性の紹介を。。
彼女はうちのチーフの
鞠山 香恋さん
通称カレン姉さんなのだ。
そして凛花君のことはさっきイヤホンで聞いたよ]
香恋[ よろしくねー。カレンお姉さんだよー。
所で、キリンくんー、お魚は好きー?
あと、綺麗なお姉さんは好きかなー?]
なんだろう。綺麗なお姉さんってこの人の事かな?
凛花[えー、綺麗なお姉さんはともかく、
お魚は好きですよー。
特に海の魚が綺麗で好きですねー!]
香恋[なら、ここがぴったりじゃない!!
ここで働いてたら毎日海のお魚が見えるわよー。
綺麗な光景が毎日見えるから
きっと嬉しい世界が待ってるわー。
こよみくんー、バイト用の紙持ってきて]
凛花[え、そんな急に、
ここで働く事が決まったの!?
そんな、絶対無理ですって。
自分、そんな何もパチンコなんて
知らない状態ですのに。]
凛花はなんとなくでここに入ると
やばいのかもしれない気がして
入ることを拒もうと思ったのだった。
香恋[んもー、じらすんだからー。
じらすのは当たり確定の時だけで
充分なのよー。仕方ないわねー。
サキヨミくーん、あとはお願いねー。]
こよみ [え、いいんですかいー?
こんな可愛い子を
俺がいただいちゃっても]
!!!?
凛花 [ え!?今なんて? ]
香恋[あー、言ってなかったわね。
彼、ゲイなのよ
ちなみに攻めの方ね]
凛花[ え!??
ホモの方ではなく??]
香恋[えー、彼、ゲイなのよ。 ]
凛花[ええーーー!!!なんとなくやりとりで
ふわっとは察してはいましたけど
まさかのホモを通り越してゲイなの!?]
こよみ[あー、否定はしないぜ!
毎日お客を接客してたのはいいんだが
可愛い女の子を待っててもこなくてな。
よく来るお客は男ばっかり。
そんで毎日、見てるうちにあの子可愛いなって
男でも思っちまうようになってな。
だから今じゃ、俺のタイプの子が来店したら
真っ先に声をかけてここの固定客にして
やろうと思ってるんだ。うまくいけば
連絡先とかも交換してるんだ。。]
凛花 [ 怖!!!!
あ、あの、それじゃ
僕に来店した瞬間に声をかけたのって。。]
こよみ[もちろん、ドストライクだったからだぜ!
しかも五本の指に入る事間違いなしだ。
だから、入ってくれたら、俺が
手取り足取りねっとり教えてやるぜボーイ]
香恋[いやー、彼、気に入った子には片っ端から
声かけていくからねー。向こうが声をかける前に
かけてるからだからサキヨミってあだ名に
なったのよー。]
凛花[あー、なんとなく分かりました。。
け、けど入るのはちょっと、
やっぱり。。。]
ガチャリ。
急にドアが閉められた。
そして鍵もかけられた。
香恋[見てー、あそこ、休憩室なだけあって
ベットが置いてあるのよー?
いいと思わないー?
このホールは気が効くから
疲れたスタッフたちが休めるように
置いてくれたんだけど、もちろん
このベッドで何をしようとも、うるさくて
周りには気がつかれないからね]
凛花[え、なんで鍵を。。そしてベットって。。
まさか。。。や、や、やめ]
香恋[大丈夫よー、普段はスタッフが転がって
休憩してるだけだからー。
けど、ここ監視カメラとかないから
別に何をしてるのかはわからないように
なってるのよねー。それじゃ、私は行くから
残りの休憩時間15分でゆっくりしてねー]
そう言って2人を置いて出ようとする香恋。
こよみ[カレン姉さんいいんですかー?
俺15分あったら変身しますよー?
マギカラッシュ突入ですよー]
凛花[うぅぁぁー。ちょっと待ってくださいって。
そ、そんな、ぼ、僕を脅して入れさせようって
脅迫じゃないですか。。そ、そんなの
許されると思って。。]
香恋[違うわよー。脅迫じゃないわよー。
愛の告白よー。相手は私じゃないけど」
凛花[それも立派な犯罪でしょーーー!!!
た、助けてくださーい。
ぼ、僕彼女もできた事ないのに
彼女より先に男ができるなんて嫌ー!!]
こよみ[すぐによくしてやるよ?
3分後にはもう
虹色が目の前をフィーバーだぜ ]
すぐ近くまで迫るこよみ。。。
香恋[えー、私、可愛い後輩ならまだしも
なんでもないお客さんは
ちょっと助ける気にならないかなー
むしろBL好きだし、そっち応援するかな♪]
こよみに抱きつかれる凛花。
そして、それを見て喜んでる香恋
凛花[た、たすけてーー!!
わ、分かりましたですー。
なんでも言うこと聞きますからー!!]
香恋[きゃー、キリンくんほんとー?
えー、ならー、ならー? ]
香恋[ 僕と契約をしてパチンコ屋の
店員になってよ?]
凛花[。。。。。はい。。。。分かりました。]
香恋[はーい。それじゃ、おめでとうー。
こよみくーん、離してあげてー。
可愛い新人くんをいじめちゃダメだよー]
こよみ[あーあ、あとちょっとだったのになー
。。ッチ]
香恋[それじゃ、改めて、ようこそ。
我が夢の世界へ!!]
僕の人生はここでこれから大きく変わっていく
事となったのである。。
CR1話……完
元ネタ。。。魔法少女まどかマギカ。。




