表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/15

第11話

泣いても笑っても、いい日でも悪い日でも次の日は訪れる…

まんじりともせず、少ない睡眠の中、…起床…。

一夜明け学校…。


オレが教室の机に突っ伏しているとユーヤ登場。


「おーーーす!」


「……おはよ………幸せ君……。」


「暗!!なんだ?突っ伏したままで!どうした?」


「…幸せ君………、昨日はどこまでいったぁ…~?」


「いや…二人で目標としているところまでは頑張ったけど…。」


「…そりゃ、勉強の話しだろーよ…。ちがうよ…恋のABC…。」


「なんだよ…。どうしちゃったの?意味分かんないんだけど…。」


「Aはキスすること…。Bはナデナデすること…。Cは刀を鞘に抜き差しすること…。」


「わけわかんねーーな。オイ!起きろ!」


ユーヤは、オレの制服の襟をつかんで無理矢理顔を上げさせた。


「……………どうした?」


「フラレタ」


「…そうか…。フラレタか…。」


「もう、立ち直れない…。大学行ってタイムマシン学科を専攻してやり直す…。」


「どんだけなんだよ…。タイムマシン作ってもやり直せねーだろうよ。」


「そうなの…?もう、どうでもいいよ…。」


「告白してダメだったの?そんなに決定的なの?」


「ハイ。告白しました。ダメでした。土曜日、吉沢さんとデートするんだってぇ…。」


「…あ~…前に言ってたヤツ…発動すんのか…。」


「そー…。俺の人生、お先真っ暗…。」


「激動だな…。前の日はサオリをフリ、次の日にはレンさんにフラれ…。」


「そー…………………。………あーーー!!!俺も手をつなぎたい!」


そう言うと、ユーヤは席に勢い良く腰をおろし、テンション高く話しかけてきた。


「作戦はある!」


「え?どんなどんなどんな?」


「(食いつきいいな…)まずは、志望してるM大を合格しろ!」


ノートを出してシャーペンをカチカチしながら


「ハイハイハイハイ!」


「そしたら、ちゃんと卒業してちゃんとした企業に入社する!」


「…なるほど。ハイ!」


「そしたら、もらった給料で、キャバクラにでも行って、お目当ての人と同伴でもすれば、手をつないでもらえるぞ。」


オレは、ノートとシャーペンを力なく机の上に落として、そのまま机に突っ伏した。


「…あ~…。そういうやつね…。」


「ま~…、おとといサオリをキズつけた仕返し?…的な」


「…ちくしょーー…。」


「早く立ち直ってくれよ。」


「オウ…。」


と無気力に返事すると教室の出入り口から


「ヨゥ。おはよう!」


「あれ?朝くるなんて珍しいね。」


「フフ。ユーヤ、昨日約束したじゃん。ハイ、お弁当。」


見えないけど、お弁当を渡してるみたいだな…。


「やった!センキュ!!」


「………いいなぁ…!…サオリのウマ飯…。」


「あれ?どうしたのアタル?ずっと机につっぷしたままじゃん…。」


「フラれたんだと。」


「まいどまいど、ユーヤ先生の口の軽さには辟易へきえきしますなぁ~…。」


「あらら。プ…。あたしをフッた次の日にフラれたの?」


「ここにはデリカシーってものが存在しませんのかなぁ~…。」


「フフ。」


「あ~~~…。サオリィ……。逆告白してもいーーい??」


「いいけど…もうゴメンナサイだよ?」


ユーヤはサオリのその返事を聞いて安堵の表情を浮かべながら


「(ホッ…。)ヤケになりすぎだろ…。」


「あ~~~…。もう、ツラい…誰かなぐさめて~~~…。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ