表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/164

Episode15 音速の凶虫

 ドーン!ドーン!ドーン!

と、遠くから何かが激突する音がした。それに、陰の森を少し離れたとこれでは、土煙が上がっている。あそこは...僕たちがいた場所!?

 僕は、オニキスに、

「行くぞ!」

と言った。すると、彼が、

「言われなくても、行くわ!さぁ、乗れ!」

と、言ったので、僕は一度、剣をおさめ、その背中に乗った。

 「捕まれっ!」

「あぁ。」

そう答えた瞬間、オニキスは一気に飛び上がった。あまりにも、急だったので、僕は投げ飛ばされそうになるが、なんとかこらえて、体勢を取り直すことが出来た。僕は、そのまま、オニキスの背中にしがみついた。

 それから、わすが1分。僕たちは、元の場所へたどり着き、僕はたくさんの蝿に似た凶虫ブルータル(であろう)に襲われているの見た。どうやら、苦戦しているらしい。

 そこで、僕は、ギリシャ神話に出てくると言う、戦の神の名前から取って「アレス」と名付けた、魔剣の精霊に、

「頼むぞ、アレス!」

と言って、剣を抜いた。

「はい。マスター。」

アレスはそう返事をし、眩しく輝いた。それから、僕は聖剣士になると出来るようになると言う、ソードビームと言うものを試してみることにした。

 まず、剣に魔力を流し、そこに貯めていく。満タンになったら対象に剣を向ける。そして、剣を振るとともに、先から適度な量ずつ、魔力を放つ。僕はその通りにしようとした。しかし、その適度と言うものがわからず、思わず一気に放ってしまった。形は歪だか、ヤツらを蹴散らすには十分だった。青く輝くソードビームはたくさんの蝿たちを切り裂き、かなり数が減った。しかし、まだまだいる。

 ドーン!

マリアに1体の蝿が突っ込んだ。彼女はそれを紙一重でかわし、後ろへ背中から飛び退いた。それから、新たに突っ込んできたたくさんの蝿たちを見た彼女は、

「シャインニング・スルー!」

と唱えて、ヤツらを串刺しにした。

「うぐっ!」

その後、彼女は背中を地面で擦った。

 テーラとバーロンは協力して、たくさん倒していた。

「やぁ!」

突っ込んできた蝿の下をくぐって、テーラが後ろに回り、2本のナイフで、蝿の羽2枚を切り裂く。そこで、飛べなくなった蝿の胸にあるっぽい核をバーロンが貫く。おそらく、巨人や他の凶虫ブルータルたちもそこにあったからと予測して、それが当たったのだろう。

 ズドドドドド...ズドドドドド...

一方、ニコラスはアサルトライフルを使って、1人で頑張っていた。僕は、ロンギヌスを持って彼を補佐した。彼が撃ち漏らした蝿を僕がソードビームで切り裂く。突っ込んできた蝿も0距離からのソードビームでどんどん倒していった。

 こうして、僕たちは蝿たち(どうやら、タイプⅢと言うらしい)を全滅させることに成功し、マリアに「ヒール」をかけ、彼女の背中に出来ていた、擦り傷を直した。

 でも、何で「インビジブル」と「ハイド・ポイント」がバレてしまったのだろう?魔力が足りなかったから?いや、念のため、少し多めに流したはずだ。奴らが、機械獣・オブザーブのような能力を持っているから?それも違う気はするが、とりあえず、僕はそういうことにしておいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ