誕生日プレゼントは何が良いですか?1
私はこの世界にやって来て、不思議な事?分からない事があります。
それは、皆さんのお誕生日会?なるものをされているところを見た事が無いのです。
私はその、真相を知りたくて萩さんに聞きました。
聞くと、ビックリです。
この世界の皆さんは年が明けると皆さん全員がお誕生日なのです。
現代で言う1月1日。この日が皆さんの誕生日になるわけです。まぁ、正月と誕生日が重なり目出度い。そして、安上がり?
だけど、ご主人様は勿論のこと、屋敷の皆さんには大変お世話になっていますから私は何か、お礼がしたいと思いまして。
萩さんに個人情報になるのですが、皆さんの生まれた月、日を聞いても「分かりません」でした。
だから、屋敷の皆さんには何月生まれ?と聞いても意味が分からないと思うので、生まれた時は暑かったのか、寒かったのか、とかなり抽象的ではありますが聞く事にしました。
まずは、ご主人様でおられる鷹くんに聞いたのですが「分からん!」と言う答え。
萩さん、華ちゃん。そして皆さんも同じ答えでした。
本当に、この世界の人達はいい加減?まぁ、自分の生まれた月、日は気になってなかったのでしょうね。私の世界では考えられない事ですよ。
だから、皆さん(ご主人様、萩さん、華ちゃん、屋敷の人達)全員の誕生日パーティーをして上げようと思っています。
萩さん、華ちゃんは女性ですから好みの物も分かり易いんだけど、男性陣がね~~~。
男性ってどんな物が良いのか分からん!
だから男性陣、一人、一人、聞きに行きましたよ。
まず、私のワガママに苦労されてる武さんに聞きました。
「武さん。何が欲しい?」
「??欲しい物ですか? 別に何もございませんが。」
「本当に、何もないの?例えば、武さんが生活していてこれがあったら便利だな。とか。」
「別に無いでございます。」
「・・・・そう。」
次は弦さん。
「弦さん。何か欲しい物がある?例えば、これがあったら料理に便利かも。とか。」
「別に無いでございますが。」
「本当に、本当にないの?」
「はい。無いでございます。」
「・・・・そう。」
そうなのです。この屋敷の男性の方達は別に何も欲しい物が無いのです。
どうして?と思います。普通、いっぱいあるでしょう!!
次はご主人様。
「鷹くん。今、何か欲しい物がある?」
「いや。別に無いが。」
「ウソ!あるでしょう!普通。」
「・・・・凛。いきなり如何したのだ?また、何か企んでいるな?」
「いえいえ!!何も企んでいません!ただ、こっちの人達って何か欲しい物とかないのかなぁ~~と思って聞いているの。」
「そうだな。皆、そんな欲も持ち合わせて無い。毎日、働ける場所があれば幸せに思っている。」
「ふ~~ん。そうなんだ~~。変わってるね。みんな。」
皆さん、毎日の生活が重視されていて働ける事が幸せなんだって。
確かに、働いていると毎月きっちりと給料が入るし、心配なにものね。それに、遊びに行くって言っても夜は暗いし店は早くから閉まるし。家で家族と団欒していたほうが良いわよね。
だから、お金もそんなに使わない。イコール、貯まる。
そして、私が出来る範囲で皆さんの誕生日を祝って上げようと考えました。
私に出来る事って言えば、向こうの世界で食べていた料理。これは皆さんに気にいって貰えると思う。
そして、皆さんの手伝い。これは誕生日プレゼントの変わり。
後は・・・・私が持ってきた唯一、1本だけになったワインを皆さんで飲む。これは、かなり喜んでもらえると思う。
この中から1つをチョイスしたいと思います。
折角、お祝いするんだから皆さんに喜んで貰えるものにします。




