百を越えて……
見える景色は変わらないと、先達の方が書かれていた。たしかにいつもと変わらない。カウントダウンのようなドキドキ感は自分で勝手に作り出す幻みたいなものだ。
何話か投稿後、初めてアクセス数や評価に気づいて気にしまくった、一年前の気持ちに近い。
あの時といまと違うのは読みに来てくれる方がいる事を知っている。だから素直に言える、ブックマーク登録してくれてありがとう感謝します……だ。
底辺とか括られて嫌な気分だったけれど、応援してくれるみなさまのおかげで百の壁はようやく抜けられたよ。きっと数字は下がるだろうけれど、到達させてもらった事実は変わらない。
評価欲しさにあとがきにクレクレしてみた事もある。外宣のためにSNSを始める事を考えてみたり、他作者の方へ感想行脚も始めかけていた。
考えてみると無謀だ。勢いに任せてそのまま書き散らした無惨な文章を読めって言われても、読みたくもないだろう。
拙かろうが読んでいた方だって、煩わしく思うはずだ。いまの自分ならば、そんな労力を費やすよりガタガタの文章、スカスカの文脈を直してからにしろ……と言うだろう。
勢い任せに書いた荒々しい文章でも、面白いと思えば読んでくれる。読みやすくなれば読者もついて来てくれる。
読者人口を増やすための打つ手がなくなってから、初めて宣伝すればいい。自信があるのなら。
ただし登録を決めるのは自分ではない。自分が面白かろうと、他人からはつまらないかもしれない。
今も改稿を進めて、読みやすく楽しめる作品にしようと足掻いている。なんだかんだ、加筆してしまうのは楽しいからだ。
そしてそんな作品を読んでくださるみなさまが同じように、楽しめるように励みたい。




