時代とアクション
時代は変わった。昭和から平成令和。
そして、私の 当たり前 が他の人の おかしい に変わってゆくのを感じる。
暴力はいけないことだし、親が子供を殴るのも悩む時代になった。
SNSの発達で、様々な人と感想を共有できるようになってフィクションのキャラクターの深層心理を探られるようになった。まあ、それは昔もあったけれど、動画サイトなどで1人の発信がそこから往復されて広まるようになると、作者も知らない『何か』がネットで蠢き出すような不気味さも感じる。
そんな風に思うのは、自分で物語を書いてみて、それで収益を得ようとすると、どうしてもPVや読者の心理を考えて、もともキャラの設定から読者好みの、もしくは、読者が嫌う、興味の持ってもらえる性格にしようと無意識に考えることを経験したからかもしれない。
キャラクターには性格があって、そして、物語の中で生きてはいる。でも、それは現実の、メタ世界での生物ではない。これはフィクションだから、そんな人物はいないのだ。物語のキャラは読者と作者の心の中だけにいる存在なのだから。
そんな事を考えながら、物語を考えると、止まってしまう。
私の父はよく手が出る人間だった。でも、だからと言って、私は怪我はしていない。当時は辛かったけれど、でも、認めたくはないが手加減はされていたと思う。
そして、私の家には厳格に喧嘩のルールがあった。
私からすると、殴るという行為より、この暗黙のルールがない方が怖い気がする。
うちは、喧嘩をしても怪我はさせない をルールにしていた。怪我をすると医療費がかかる。貧乏だからわずかな医療費でも家計に響く。だから、怪我はさせない。このルールは絶対だった。だから、殴られるに任せても安心はできた。父は絶対に怪我をするほどは危害を加えないと信じていられた。
今、書いていて、金で結ばれた悲しい絆って気がして情けなくもなってきたけれど、そうであっても、信じられる何かかあるっていうのは、関係を強くするものだと思う。
それに、私に喧嘩のない、お上品な家庭を描くのは、それも父の魂を宿して書くのは無理ゲーに近い。
とはいえ、子供の私ですら、恐怖したあの生活を今、小説にしたら不快感で物語を読んでもらえはしない。
この辺りの匙加減は必要だと思う。
この辺りは、カンフー映画とかの弟子と師匠の喧嘩をしながら話すような表現でなんとかしようかと思う。
それに、喧嘩にはルールがあるというのも、書いておいて悪くはないと思う。
漫画やゲームでしか喧嘩のシーンを見なくなると、この辺りをリアルと結びつけるのは困難だと思うからだ。
例えば、ビール瓶で悪者の頭を叩く と言うシーンがある。これは、60年代からの映画ブームの中、様々な小道具の発展で生まれた演出である。
映画で使われるビーツ瓶は飴細工で作られていて怪我はしない。
でも、リアルでやったら大怪我をする。打ちどころがわるければ死に至る場合もある。頭部というのはデリケートな場所なのだ。
私の子供の頃は、映画もテレビも家族で見ていたから、それを現実でやったらどうなるかを考えた。
でも、この辺り、喧嘩をしなくなった子供たちはどこまで理解できているのか、少し、心配にもなる。
まさか死ぬとは思わなかった。 の範囲もこれから、おかしな事件が増えると変わってくると思う。
でも、石については、もやるのだ。
石。
勿論、人や生物に投げてはいけないものだ。それは絶対である。
でも、少し前の昭和の時代までは達人という人たちはいた。
子供時代、ネットもゲームもなかったから、遊び道具は限られていた。そして、石は身近な遊び道具で、意味もなく川とか池に石を投げて遊んだりした。
今の子供には、何が楽しいのか分からないと思う。
でも、そうして、石と、投打ということを体に覚え込ませてゆくのだ。
私にはゲームでラスボスを倒すボタンの神ががった操作はできないし知らないけれど、石を使って自在にものや動物を倒す人の話を聞いたことがある。
行っておくが、現在は鳥などに投石するのはしてはいけない事である。
でも、太平洋戦争の混乱時、食糧難で野鳥も食料として捕獲していた人間がいた時代は違う。
そして、そんな時代を生きてきた人間は投石の凄さと伝説を語っていた。
まあ、こんなことは誰でもできる事ではないけれど、石を投げて鳥を気絶させて無傷で捕獲する。そういう、すごいスキルがあったというのだ。
今、こうして書いていると、なんだか、私はノストラダムスの本で仕入れた、様々なインチキ知識の事を思い出すくらい胡散臭い気持ちになるけれど、当時の子供にとって 石 は侍の刀のようなものだった気がする。
無闇に生物に当てることはしてはいけない(私の子供の頃には既に、野鳥の捕獲は禁止されていたから、私は投石での鳥のいけどりなんて見たことはない)
人がいる方向には投げない
ものを壊してはいけない。
でも、悪者が襲って来た時は最大の防護になる。
みたいな感じだった(//∇//)
あーあー。黒歴史を晒しているのかな。でも、それより、この攻撃は物語で現在、使えるのだろうか。それが心配である。




