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ごほんゆび(仮)  作者: ○△□
1章 指の使い方
6/6

索敵→初討伐→レベルアップ

何やかんやベットで寝ながら書いちゃいました。

本日3話目!

明日は朝は無理かも

ーーーーーー

誤字脱字修正 2015/10/22

レベルアップ時ステータス変更

2015/10/22

→職業を指人形愛好家へ

→特殊に愛でる追加

俺の向かう先にあるもの、それは2つの選択肢だった。

右か…左か…。


え?さっきゴブリンのいた場所?

いや血だまりしか残ってなくてさ、ゴブも犬(狼)も何もかも消えてたんだわ。


は!


血だまり……なるほどね。

こいつは盲点だった。

つまり、血の跡を追えと?


俺の目は、何物も逃さない!

俺は昔プールの監視員をやっていた経験がある!

指差し確認って知ってるかな?

人差し指指を使って、プールの水面、水底、プールサイドなどを確認する技……こいつを使えばどうなるか……怖い怖い……自分が怖い。

全く、その技術を洞窟で使用するという自分の応用力に脱帽だ。


よし……ゴクリ。


前方よし…。

壁よし…。

地面……。








よし……。


「異常なし!」


……。


さて、全く何も発見出来なかった。


とりあえず、左手の法則だっけ?

っということで、俺は左に進んだ。


(余談だが、プールの監視員の指差し確認って本当に良く見てるのかね?

かっこだけの人多い気がする。

え?俺?俺は……ちゃんと見てたに決まってるじゃないか!!)


ーーーーーーー


しばらく歩くと、壁際に植物をぼうぼうと生えていた。

近づくと、伸びたツルが俺を追うように動く。


「こ、こいつ、動くぞ!?」


これは、まさか食虫植物……いや、食人植物か!?

てか、ゴブいる世界だし、植物系モンスターってところか?


俺は、人差し指、もといインプをモンスターに向け光線を放った。


が、効いたのだろうか?

10円玉程度の穴しかあかない攻撃に対し、植物という種にどれだけのダメージを与える事ができるのか。


そもそも、植物って心臓とかないやん?

あるのかな?俺は知らないけど。

しかも虫に少し食われても平然とすくすく成長するのが植物のイメージだし。


今の俺じゃどうしようもない相手かな。


幸い植物とは反対側を進めば、ギリギリツルの範囲には入らないようだし。


MPは無駄にしたがこれも経験って事で先に進もう。


俺は植物を無視し、前に進んだ。


え?戦えって?


無茶言うな!

現実はこれくらいビクビクした方がちょうどいいんだよ!

死んだら元も子もないだろ?


ーーーーーー


またしばらく進むとギャギャとしゃがれた声が聞こえた。


どうやらこの先のカーブ……その先からのようだ。


俺は慎重に(スリッパを脱いで)進む。

体を相手に見えないように壁ギリギリを沿うように歩を進めた。

そして視界にゴブが2体。


これは攻撃していいだろう。


2体なら光線で2発。ちょうどいけるかな?


俺は……それでも慎重に待つことにした。


せめて1体になるまで……。

光線の一撃で倒せるかも怪しいからだ。

俺には、インプがあるけど、武器がない。

しかも、外したらそこで終わり。

そもそも、今思い出したが、さっき植物に光線使った手前、1発しか撃てないし。

MPの回復を待ちつつ、ゴブが1体の時に行動を開始すればいい。







それから数分経ったあたりでゴブ達が動きだした。

どうやら、ゴブは二手に分かれるようだ。


片方は奥の道へ。


もう片方は俺の方に。


分岐点がない洞窟の道なのに全く想定していなかった。


声が聞こえる範囲だと、奥に向かったゴブに聞こえる恐れがあるため、俺はそそくさと後退を始めた。


そして、先ほど植物がいた手前辺りまで戻り待機した。


もうそろそろ、数10秒もすればゴブがこちらに来るだろう。


俺は残MPを確認し、笑みを浮かべた。

MPは全快していた。

これで2発はいける。


ゴブまで残り10メートルと少し。

俺は、インプを向け……。


後5メートルという所で呟いた。


「(インプ!)」


指先の光線は、ゴブの頭を通過した。


そして、一拍置きゴブが倒れた。


……。






《レベルが上がりました。》

《職業が指人形愛好家LV1になりました》


「ステータスオープン!!」


ーーーーーーー

名前:シュン=イナバ

種族:人族

職業:指人形愛好家(LV:1)

LV:2

HP:10

MP:10(+1)

筋力:10

防御:10

魔力:10(+1)

素早:10

特殊:指遊び、愛でる、(B:光線)

称号:

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