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第四話 盗賊の村

 私デジレ・テレジアは盗賊の本拠地に来ていた。


 酷い有様ね。

 ボロボロの家に枯れた井戸。

 畑も雑草が生えてる。


 やせこけた村人が出迎えてくるけれど。


 え? ここが盗賊の本拠地?


 ただの村じゃないの?


 でも見てると占拠して従属してるという感じではないみたい。


「お貴族様が何用で?」


 何用も何も襲っておいて、


 ああそうか。私がコードを使ったからか。


「私に任せて」


 取り合えず井戸を沸かせる。


 揚がる歓声。


 畑も緑に。


 さらに歓声。


 悪い気はしないわね。


「ありがとうございます! 聖女様!」


「違うわよ。聖女は別の人。アンドレア・タリス・マッケンジー。

 私はデジレ・テレジア。この国の女王になる女よ!」


「女王様万歳!」


 うんうん。これぞ貴族の役割よね。


「みんな!この国の臣民になればいつでもおいしいご飯が食べられるからね!」


「ありがとう女王様! デジレ・テレジア様!」


 うんうん。これで私の地盤も盤石ね。


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