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第三話 盗賊

 私デジレ・テレジアは盗賊団狩りに駆り出されていた。


 あまりにも私が優秀過ぎて教える事がなかったみたい。

 それはそうよね。私は公爵令嬢だもの。

 今更庶民レベルのお勉強なんて。


 その力を見込まれて実戦に参加することになったのだけど。

 魔獣討伐が盗賊に襲われるなんてね。

 私の知っているこの世界は学園周りだけだから意外。


 たしか倒すべき魔王も主人公を狙って学園まで来るのよね。

 魔獣も定期的に来るのを迎撃するだけ。

 なぜ私は外に呼ばれたのかしら?


 盗賊団もしぶといわ。

 まだ終わらないのかしら。

 私は聖女でもないから特に力はないのだけれど。


 私は馬を進ませる。

 途中で賊が襲ってきたのだけれど、それを一瞥して進む。

 コードを持つ私を攻撃できる人間なんているわけないじゃない。


 盗賊の頭も逃げようとしたけれど、馬を膝まずかせる。

 抵抗できない盗賊を縛り上げるとそれで終わった。


「それで? あなたたちは?」


 口を割るわけないわね。


 私は盗賊の頭のコードを書き換える。


「私は貴族よ。あなた達庶民の味方。庇護者よ」


 もう彼らを縛る必要はないわね。


 私は彼らの縄を解くように指示すると彼らの本拠地に向かうことになった。

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