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34.決着!!

読んで頂きありがとうございます。

この章から読まれた方は、是非【ユキア・サガ 航海① ネフシュタンの魔片 第一巻 第1章】から読んで頂けますと、幸甚です。

続きの方は★★★からとなります。

 ドクター・ポイズンの手術刀の連続攻撃は、

 ロックが指摘していた以上に厄介でござった。


 薄暗い熱帯林の中でオイラは手こずり、苦戦しているでござる。


 大きさと形の異なる手術刀を、両手で1本ずつ投げつけたり、

 時には右手に2本左手のに3本だったりと

 色々な組み合わせで投撃。


 おまけに凄まじい猛毒が塗布されている。


 オイラは片時も息をつけられない程、

 防戦一方でござったが鍛え上げた忍者の目と

 二刀流剣術とで、猛毒がついていない柄を狙い、

 弾き、叩き落す、時にはかわす。


 何れ弾切れになるでござる。


 それまでは、忍の一文字でござるな。


 遂にドクターの動きが止まった隙を見逃さず、反撃に転じようとした

 その時だった。


 ドクターは逆十字をきって

「堕天神ルキフェル様、私のリベルを届けたまえ」

 もごもご短く魔術のリベルを出現させた。


 加えて背中に背負ったよれよれの黒い鞄から、

 斧と鋸を取り出している。


「我が主堕天神ルキフェル様」

 ドクターはオイラからの攻撃を警戒する素振りもなく

「私を救い、仇なす敵の魂を喰らい、堕天神の翼よ我が武器に

 魔獣の翼を与えたまえ。堕天界の湖水よ、我が武器に

 我が武器に魔獣の毒を与えたまえ」


 オイラはドクターに幻惑されそうでござった。


 オイラの攻撃を気にしてないってことは、

 まだ手術刀は残っているのでござろうか?


 それとも、はったりでござろう?


 オイラは二振りの短剣を握りしめて身構え、迷っていた。


 が、突如名状し難い不吉な感覚に襲われ、後ろの樹に駆け登る。


 ドクターが「ヘルズウィング」と術を唱えると、

 斧と鋸がその手を離れ、ふわりと宙に浮かぶ。


 更に「ヘルズポイズン」術を唱えると

 それぞれに粘りついていてドロドロになったなった黒緑の

 液体が、刃先からぽたぽた滴り落ちている。


――ジュゥーッ!


 という肉が焼けるような音と喜色の悪い匂いがして、

 そこには穴が出来上がっていた。


 それを眼にしてオイラは大慌て。


――まーた毒でどざるかっ! と警戒した。


 ドクターの骨ばった指がオイラを指す。

「はい。あの珍獣を解体しなさい毒斧、毒鋸は、

 回転して毒をまき散らし オイラに襲い掛かった。


 オイラは必死で逃げ回る。


 あの毒を一滴でも喰らえば万事休すでござる。


 そこは腐って崩れ全身に広がってしまうでござろう。


 然さりとてこのまま逃げ合わって許りという訳には

 いかぬでござる。


「兵、裂」急いで印を組み、刀・結とツナゲ三字をきって

「獣遁、猿分身ノ術」術を発動。

 樹飛び回るザザの影から分身が現れ、

 分身の影から分身が現れを繰り返す。


 先頭を飛び跳ねるザザの本体と6体の分身体が

 ドクターを囲い、樹々を跳躍している。


「はい。素晴らしい」ドクターが狂喜した。


「7匹になった!」


 だがその狂喜によって毒斧と毒鋸の制御が乱れ、

 分身体が増えたことで、ドクターの武器は混乱し、

 結果最後に現れた分身体だけを追い始めている。


 最後の出現体は、自ら囮になって戦列から離脱。


 毒斧と毒鋸はその後を追う。


 オイラと分身体は一気にドクターとの距離tpの

 距離を狭めていく。


 ドクターは右手に3本、左手に2本の手術刀を鋭く放つ。


 然れどオイラも分身体もそれをそれぞれかわす。


 同時にオイラは「陣・在」と印を組み刀・結とつなげ一字をきった。


「土遁、土影ノ術!」

  

 術を唱えたオイラは自らの影にスーッと吸い込まれて行く。


 残りの分身体は、再びじりじりとドクターとの距離を

 詰めていく。



 どうやら手術刀は弾切れになった用でござる。


 それ故形勢不利と判断したのでござろう。


 ドクターは両手を挙げ

「はい、この通り降参します。珍獣さん」

 おどおどきょろきょろと分身体を見ているでござる。

 接近戦闘が苦手なのでござろう。


「誰が珍獣でござるかぁーっ!」


 ドクターの足下に伸びる薄い影からオイラは飛び出し、

 魔術のリベルを二振りの短剣で上下左右に切り裂く。


 それは黒緑の泡を吹き出し溶け、崩れ落ち消滅。


 分身体を追い続けていた毒斧と毒鋸も腐敗して損壊。


「幻怪な術を操る珍獣……」

 独魔術医は陶酔しているでござる。

「はい。是非バラバラに解剖したい……」


「させないでござるよーっ!」


 オイラは狂気の滲むドクターを睨みつけ、

 跳躍(ジャンプ)して、短剣を持ったまま放つ強烈な下突き(アッパー)!


 到頭ドクターは、口から赤黒い血の混じった

 泡をブクブクと吐き、後目を剥いて倒れた。


 ザザの完勝だったが、ハッと大切なことを思い出し大慌て!


「しまったでござる。

 ネフシュタンの魔片のこと、まだ何も聞いてなかったでござるな。

 あっ、ちょっ、起きるでござるよ!

 まだ寝ちゃ駄目でござるよーっ!」


――緋炎海賊団特攻隊長、ザザ・ヴォラーレ、

 ウルティオー海賊団船医ドクター・ポイズン・グリンヴィールを

 撃破!


 ウルティオー海賊団幹部残り3人。


「おーいっ! 起きるでござるよーっ!

 お願いでござるよーっ!!」


 焦りまくるオイラだった。



 ※※※※※



「何故、ガイアを護衛してるんだ?」

 フライは露骨に怪訝な顔をしている。

「あの女はトレジャーハンターだろ?

 海賊を名乗ったお前達と何の関係があるんだ?」


 血塗れのオレに、スライは疑問を投げた。


「クレブリナ海賊団からその女を救ったのは、

 偶然同じ船に乗っていたからという話だった。

 今はどんな理由があるのか教えてくれ」


 夕日に包まれた練兵場にはおれの血の匂いを含む

 涼風が流れ、やけに爽やかさを感じさせる。


 が、夕陽が降り注ぐ城は飾り気もなく寂莫としていた。


「船長、こいつは馬鹿なんすよ。

 べロッソが決めつけると、チャベも鼻で笑う。


「キラは、オレの、大切な、友人だ」

 オレは乱れた呼吸を調えながらゆっくり話した。


「オレは、お前達が持っているという

 ネフシュタンの魔片を奪いに来た。

 お前達に持たせておくと危険この上ない。

 でも、どうやらネフシュタンの魔片の情報は

 がせねただったようだな。

 本当の目的はキラを捕らえることだろ?」


「で、結局この様か」

 フライはpレを見下し嘲笑した。

「今頃気付くとか遅すぎるだろ。

 それに、ネフシュタンの魔片が仮に存在したとして、

 具体的にどんなものかわかってんのか?

 じゃなきゃ奪えないだろ?

 それからよ、俺達が持ってたら危険この上ないだと?

 口にきき方に気をつけろっ!」


 即座にオレは反論する。

「じゃあ言い方をけてやろう。

 平和に暮らしていたアヴィス群島の亜人族の人達を

 強制労働させたり、

 お前達の上官だったマンゾを罠に嵌めて、その新鋭艦を

 海帝に売り渡す連中が、ネフシュタンの魔片を手にしたら、

 悪用するに違いないからだ」



 ※※※※※



 私はは国旗掲揚柱台の裏に自ら出現させたトンネルの陰で、

 ユキアとフライトの話を聞いて愕然ちし、悔悟の情に襲われ、

 唇を噛み締め涙で目が滲んだ。


 その肩でチュチュは静かに目を閉じている。


 私はネフシュタンの魔片について自分自身が

 引っ掛かっていた真実を知った。


 ネフシュタンの魔片取引のの動きが、神聖ロムルス皇国と

 ウルティオー海賊団の間でなかったこと。


 その理由が私を捕らえようとする海帝が仕組んだ罠だったなんて。

 

 ということはユキアが言っていた通りネフシュタンの魔片の情報

 それ自体偽りであったに違いない。


 ユキア達を巻き込んでしまったことを、

 私はどう償えばいいんだろう……。


 私に心魂に後悔と失望をかき混ぜた、大きく深い悲しみが

 広がっていく。


 それは例えられない程、苦い。重い。

 

 私を追う海帝の狙いは何なんだろう?


「ベロッゾの言う通りだぜ」

 フライはさげずんだ目で

「お前は馬鹿だろ?

 オレ達の策に陥って血反吐出して

 まだそんな生意気なことができるのか。

 大したもんだぜ。

 ロックスや仲間達が救ってくれると信じているのか?

 だが、お前を仲間がお前を救いに来ても、

 せいぜいお前をガイアと引き換えにするしかねぇのが

 そこらのガキでもわかることだぜ」


 フライは煙草に火を点けた。

 然もおいしそうに煙をお吐出し話を再開する。


「俺達は予定通りガイアを海帝に引き出す。

 神聖ロムルス皇国とすっぱり手を切り、

 フェリクスも一緒に海帝艦隊の一翼として海賊稼業に励む。

 このアヴィス群島は海帝領土としてオレ達の支配下にく。

 お前等から、領民の亜人族達をオレ達がどう扱おうが、

 お前達に文句言われる筋合いはねぇっ!」


 私は強い危惧の念を抱く。


 もし海帝がアヴィス群島を支配下に置けば、神聖ロムルス皇国は

 テュッレーニア海に危険な爆弾を抱えることになってしまう。


 私はユキア達緋炎海賊団と海帝艦隊を図らずも対決左折してしまった。


 その責任は私にある。


 その責任を取らなければならない。


 私も命を賭けて!


 振りの話は続いている。


「マンゾの奴も同じだ。奴もオレ達に罠に落ちた。

 お前にとやかく言われる筋合いはない。

 マンゾもお前も敗者だ。

 いいか、一つ教えてやっかトーク聞いとけ。

 敗者には正義を語ることは赦されてねぇ。

 勝者だけに正義を語る資格がある。

 悔しいだろうが……」


「違うっ!」

 凛然としたユキアの叫びがフライの驕慢を斬る。


「正義を語る資格は勝者にも敗者にもない!

 真実の正義を語れるのは、勝者と敗者の間で

 苦しみに耐えている弱者だけだ!!」


 私はユキアの心魂の咆哮に、自らの心魂を揺さぶられ、

 じん……と、目頭が熱くなる。


 その通りだと私は共鳴した。


 弱者にとっては勝者も敗者も強者なのだから。


 私はユキアと出会ったことを、心から神に感謝したい。


 ユキアはこの時代の申し子になると思う。


「お前さ」

 べロッソがユキアを小馬鹿にして

「殴られすぎて頭がイカたんじゃね?」


「どうやらそうらしいな」

 フライは煙草を踏み消し

「こいつは弱者が語った歴史は強者によって、

 自由に書き換えられることを知らないらしい。

 弱者の正義が残っている歴史は、勝者によって

 伝えられてきた歴史だけだ。

 それを正しく呼べるかは別だが」


 フライはカツ、カッ、カッと呼吸困難に陥ったが歪んでは

 いるものの、その貌も目も笑っている。


 チャベが「大丈夫っすか?」慌てて訊く。


 するとフライは機嫌を悪くし

「うっるせぇ! こいつの馬鹿さ加減が

 !おかしくて笑っていて笑っていただけだ。

 オレの笑い方にケチつけんじゃねぇ!}

 チャベを睨みつけた。


 ユキレは二人の会話を無視して、力強く反撃する。


「知らないのは、弱者のほうだろ!

 正義の言葉は伝承や物語に姿を変えながら、

 人の心魂に宿り永遠に行き続けている。

 真実は刻に心魂に行く続けている。

 真実は断ち切られず紡がれている。

 誰にも消せない」


 フライの貌が醜悪にひきつった。


 べロッソとチャベがオレに襲い掛かる。

 

 私はそこから悲痛に染まった眼を背け、

 地下道の出口から手を振った。


 合図を目にしたゲネロスは、一声天に向かって嘶き、

 大きく翼を広げ空に飛び舞う。

 

 一気に城門に向かうと、

「聖天の断罪光弾っ!}

 眩き光弾を吐き撃つ!


 光弾が直撃すると、瞬時に城門とその周辺が、

 蒸発してしまう。


 ゲネロスは、翻ってフライ、べロッソ、チャベに突撃していく。


 突如襲撃してきた天馬に3人は大慌てで、

 射撃場の城壁に向かって走った。


 城壁に入ってもそれが盾にならないことを、

 先刻目の当たりにしたからだろう、


 一旦城壁に入って、そこから密林に逃げ込むに違いない。

 渡すはそう推察した。


 ゲネロスは、再び光弾を放つが作戦遂行の為に、

 当てる気はない。

 然しそこにはおよそ直径100フィート深さ40フィートの大穴が、

 ぱっくりと口を開いている。


 光弾の激しい衝撃にフライ達3人はこけつまろびつ、

 射撃場の城壁へと一目散に逃げた。


 そこに生じた隙を私は待っていた。


 大急ぎで、天馬に目を奪われている垂耳兎夫婦を解放して、

 地下道に誘導する。


「この先に向かって走って!

 あの天馬があなた達を救ってくれるから!」


 私は驚いている2人の背中を優しく押して見送る。


 その動きに気付き歩み寄って来たユキアを捕縛していた

 縄は、私の推測通り既に切れていた。


 綸子の法衣の袖で、私はユキアの貌の血を

 大粒の涙をぽろぽろ零しながら拭う。


「ユキア、本当にごめんなさい。こんなことになるなんて。

 ここにネフシュタンの魔片のはない。

 だから早くこの島から離れた方がいいと思う」


「気にしないでいいよー」ユキアは屈託のない笑顔で、

「それより亜人族の労働者達が白のどこかに監禁されている筈だから、

 何とか助け出して解放したい」


「わかった!」私は涙を拭い懐中から1枚の札を取り出して、

「そっちは私に任せて! 私にはこれがあるから大丈夫!]


 その札は依然ユキアが護身用にと、私やピッコロ、モンテに

 送ってくれたものだった。


 私は信頼と書いた真っ直ぐな瞳で、

「あの連中はユキア1人で大丈夫よね?」


「うん。有難う。何の術かわからないけど、そのお陰で

 やっとこれで闘える!」


 両拳を面前でギュッとユキアは握り締めた。


「私の術よりチュチュのお陰なの」

 私は感極まって、

「チュチュがユキアの危機を察知してゲネロスと私を、

 ここに釣れた来てくれたの。

 もしチュチュがいなかったら……」


 キラの右肩に乗っているチュチュの顎の下をユキアが撫でると、

 喉をゴロゴロとならす。


「チュチュありがとうな! 本当に助かった!」


 ユキアは心魂の底から、チュチュに感謝する言葉を登らせた。


 ユキアが「じゃあ、亜人族の件は任せた。チュチュ頼んだぞ!」

キラとチュチュに信頼を寄せる。


 チュチュは小さく「ウォン!」と吠えた。


 私は、強い決意と覚悟を持って、急ぎ地下道へと走る。


 それを見届けてからユキアが叫んだ。


「ゲネロス! 助かった、礼を言う!」


 天馬は城壁へ入り込もうとしているフライ、べロッソ、チャベに、

 攻撃している真っ最中だった。


 空中で後立ちして右翼を斜め下から一振り!


「烈風の真空波っ!」


 2人の海賊鋭い空気に斬撃を喰らい背中を斬り裂かれ流血。


 ゲネロスはユキアに一声嘶き、垂耳亭の夫婦の入り場所に

 方向転換した。



 ※※※※※



「レイはいらん! ユキア殿!」


 フライ達は、天馬が自分達への攻撃の手を休め、

 飛び去って行くのを確認すると、

 怒りで血眼になりオレへと突撃!


 オレは闘える喜びを、闘気に変換させていく……。



 ※※※※※



 蒸し暑く暗がりに覆われた密林の中、激闘が繰りひろがれている。


「レイの苦無や手裏剣は寛平な技だ!」


 と賞賛されている腕前だが、岩松の木人には全く用をなさない。

 

 私は冷静に、接近戦闘へと戦術変更した。


 岩松の木人の四つ拳も鞭の如き蹴りもの堅い上に重い。


 その指を伸ばせば頑強な岩槍となり、

 私がそれをかわすと、背後の樹木に大穴が開いた。

 

 その体躯を覆う岩肌自体も、コンディの武器になっている。


 攻撃を加えるとその岩肌がこちらに痛手を与えてくるのだ。


 然も、打撃、刺突がけがコンディの格闘術ではない。


 右の鉤突きかと思いきや、指先の岩槍でこちらを斬り裂こうと

 襲い掛かってくる。


 加えてその体に生えている鋒鋩さながらの針葉を指に挟み、

 投げ撃つ飛針!


 破壊力のある打撃に、貫通力抜群の刺突の、

 獲物を日知用としない斬撃、飛針の連携攻撃は、

 ヒト族に真似することは不可能。


 それらだけでも十分厄介だったが、さらに岩歯の

 噛み付き攻撃も加わった。

 

 その威力は共謀でコンディの口を塞ぐため、私が投げつけて岩塊を、

 粉々に噛み砕いてしまう程。コンディは不平をたらtら洩らす。


「どうせならもって美味いものを食わせてって。

 石とかさー食感も喉越しも悪いって」


 では味のほうは問題ないのかと私が胸中でツッコミを入れていると、

 飛針を爪楊枝代わりに、コンディ椰子に寄りかかって、

 岩歯の手入れをする余裕を見せつけた。


 一時休戦になったところで私が問い質す。


「ネフシュタンの魔片はどこにある?」


 コンディは貌色を変えず

「それって何って?

 どこにあんのかオレ知らないって」


 私はコンディの受け答えの様態を察し、

 それが嘘ではないと推断する。


 では何故我等は罠に仕掛けられたのか?

 ウルティオー海賊団の目的は?

「無いのか……」

 私はコンディを問い詰める。

「ならば何故我等をここに向かわせようとしたのか」


 コンディはあっさり答えた。

「キラ・ユ・ガイアを捕らえる為だって。

 けどさー、もう失敗だってオレわかってるって。

 だからさー、俺達もう闘う必要ないって」


 岩松の木人からネフシュタンの魔片は存在せず、

 キラを陥れる罠だったことを私は改めて確信し、

 これ以上この男から今引き出せる有益な情報はないと判断。


「私も無駄な闘いを望まない。

 但し大人しく私に従って私に従ってくれるなら、

 という条件付きだが」


「な、何でオレがあんたに従わなきゃならないのって?」


「我等の仲間の一人がお主に訊きたいことがある故に」


「それって、ロックスでしょって?

 それなら俺断るって」


 私は淡々と宣告した。

「では仕方あるまい、少し眠ってもらおう」

 両足を広げ重心を低く取り左掌を突き出し、

 肘を畳んで右拳を方の高さに置き、私は身構えた。


 と同時にコンディは宙に飛躍。

 一回転しながら威力をあげ私の頭上を狙う、

 必殺の踵落とし!


「これでも喰らえってっ!」


 私は最小の動きで左手でその足を払い、

 着地したコンディの左胸に、皓光をまとい右手で

「はっ!」

 という気合と共に撃ち抜く掌打!


 コンディはたたらを踏んで固まった。


 見ていると、身体が赤味を帯び少しずつ膨張している。


「うぅ……」コンディは苦悶。


「いたくた、熱いって!なにしたんだって!?」


 私はさらりと答える。 

 

「四阿羽黒流柔拳術、爆流掌。

 私のチャクラをお主の心臓にに叩き込んで、

 血脈を乱した」


 かなりのチャクラを消費する為、何とできて

 私はほっとしていた。


「それってどういうことって?」

 コンディの聲は震え、殆ど悲鳴に近い。


「今、今お主の身体中の体液がじわじわ音頭をあげ、

 暴れている。

 死にたくないなら私に従え。

 無理に動けば眼、鼻、口、耳等、全ての穴から血が噴出する」


 急いでコンディは首を縦に振る。

 

 私は、丸薬を一つコンディに与えた。


 コンディはそれをる飲み白目を剝いで沈んだ。


――緋炎海賊団、後に親衛隊長となるレイ・ネブラ、

 ウルティオー海賊団操舵手、フール・コンディを斃す。

 ウルティオー海賊団幹部残り2人。


「キラさんを執拗に狙う海帝の狙いは?」


 私は海帝に怒りと警戒心を強くした。



 ※※※※※



 少し強くなった風が疾る射撃場。


 ゲネロスの放った光弾の被害で、焦げた匂いが

 鼻先を掠めていく。


 オレの口の中はアマニが一の味で満ちていたが、

 漸く戦えることをチュチュとキラに感謝していた。


 地下道を出現させたキラの術って何なのだろう?

 好奇心が湧く。


 そこに怒り狂ったべロッソとチャベが、左右から一斉に

 襲い掛かって来た。


 が、フライには全く何が起こったのか判断できなかったであろう、

 2人はオレの足下で喪神してしまう。


 べロッソとチャベは、影月からの影舞という目にも止まらぬ速攻で

 その意識を断たれてしまっている。


「お前は何者だ?」

 遅れてきたフライには、2人が何故口から血泡を出しているのか、

 見当がつかないのだ・


「俺は忍者を束ねる侍忍者だ」

 そう答えてオレは自嘲気味に修正する。

「正確には、元侍忍者で今は緋炎海賊団の船長だ。

 と言っても船は今建造中だけどな」


 フライは意味が分からんと言いたげに、

「何だ? その侍忍者とか忍者ってのは?」


「簡単に言えば、忍術を操る武術士で、言い換えれば

 武術を会得し忍術を体得した法術士を忍者という。

 侍忍者はその忍者を束ねる者のことだ」


「うちにも」

 フライはオレを睨みつけて

「2人そういうのがいるが、どちらも協力ではあるが、

 武術か法術をどちらも完璧に体得できていない。

 1人はもうお前達の前に現れただろ?

 格闘術は特級品の上空を飛べるが、召喚術のほうは

 下級な魔獣しか召喚できない。

 まぁそれでもアレクは強い。

 然し、結局はお前達を無傷でここに寄こした」

 

 まさかオレ達を無傷で通す等、フライは想定外だった他しく、

 首を捻る。


「もう1所詮術は文句の付け所がないが、

 武術のほうは所詮曲芸だ」

 フライは論断する。武術と法術の両方高水準で

 修得しているb靴氏や法術士はいない。

 はったりはオレには通用しねぇぞ」


 オレは「もう言葉はいらない。闘えばわかる」


「あの天馬は」フライは怒りを両眼で底光りさせ

「お前の味方のようだが、誰が召喚した?

 垂耳亭の夫婦をどこに隠した?」


「お前めんどくさい奴だなー」

 オレはつっけんどんな態度で、

「誰でもいいだろ? まぁいい。教えてやろう。

 口寄せしたのは、お前達が知ってるロックスだ。

 垂耳亭の夫婦はゲネロスが救出した」


 フライは「成程な。そのロックスは元

 々お前達の仲間だってとこか。

 だがお前は何もわかっちゃいねぇ。

 垂耳亭の夫婦を連れ去ったとしても、

 お前達は俺達の策から逃れられねぇことをな」

 強気の姿勢を崩さない。


 オレは嫌味たっぷりに、

「お前みたいに腐敗臭がプンプンするような奴がやりそうなことは

 もうわかってるよ」


「然し、ロックスが召喚術を然も天馬を……俄かには信じられんが。

 で、俺達にの策がわかってるって? どんな策か答えろ」

 フライは訝しみユキアと互いに射撃場の中心へ、ゆっくり弧を描き

 歩を進めている。


「仲間達がオレを救う為にキラを差し出すことは有り得ない。

 仮にそうしたとしても、お前達が手に染めた悪事を知るオレ達を、

 生きてこの島あから出す筈がない。

 だからその為に必要な切り札をお前は隠し持っている」


 ニヤリとフライは笑い鞘から暴鋸を抜き、間合いを測りに

 じりじりと詰めてくる。


「そんなものは必要ねぇだろ。

 お前はここでオレに斃されて、お前を救いに来た仲間への切り札に、

 お前自身がなるのだからな。

 尤も仲間達がお前を救い来れるか決まってる訳じゃねぇ」


 ユキアは壮快さを緋隻眼に映し出し、

「んー、でも言っておくけどオレ強いよ?

 それにさ背中に危惧を追って男が奴に偉そうなことを言う資格は

 ない。

 武人たるもの、如何なる、窮地に陥っても、

 敵に背を剥けりには敗北の証し。

 だから俺は言っておく。

 お前はもう敗北している」


 フライは痛いところを衝かれて憤怒した。


「ふざけんじゃねーよ! 遊んでやっからかかって来い」


 ユキアは鈴鹿に小鴉丸を抜く。

 その幻妖な透き通った黄金の刀身を、夕陽が美しく

 緋金に染め上げる。


 フライは右肩に暴鋸を担ぎ上段に構えた。


 対してオレはやや低めの正眼に構える。


「うおりゃー!」

 フライが満身の力を込めてオレに降り下ろす、

 名剣暴鋸!


「はっ!」丹田から呼気を吐き出すレの頭上で、


――ガギーンッ!!


 暴鋸を受けと舞える、小鴉丸!


 フライが野性的な剛力に任せ暴鋸を振り回す激しい剣戟!


――ガキィーン! キン! キィーン!


 暴れ回る金属音をそこら中になり響かせ、

 オレは貌色を変えず難なく暴鋸を捌く。


 フライは縦横無尽に直刃、鋸場を使い分け小烏丸を破壊しようと

 目論んでいるのが丸見えだ。


 が、オレとオレと小鴉丸に掠り屑一つ負わせる小手ができない。


 あまりにも余裕綽々なオレの防御技に、フライは焦りの色を

 見せ始める。


 オレから攻撃が全くないのも、不気味に感じてりのか、

 迷っている風貌だ。


「どうした? 息が切れてるじゃないか」オレがからかう。


「うるせぇ!」フライは挑発する。

「お前こそ防戦一方で、俺に攻撃できねぇ―じゃねぇーか!}


 然しオレはフライの言葉に耳を貸さない。

 

 確かに、この暴鋸で切り刻まれたら、血煙を揺らして

 肉塊となってしまうだろうな。


 でも、オレの目的はあくまでもこいつの捕縛と暴鋸の奪取。

 安っぽい挑発に乗る程オレはおろかじゃない。

 何とか格闘戦に持ち込みたいところだが……どうする?

 暴鋸をまず暴鋸を奪い取るしかないか。


 敢えて小鴉丸を下段に構えなおす。


 その瞬間、

「死ねや―っ!! 暴壊裂斬っ!!」

 フライがオレのがら空きになった頭に向かって、

 右上段から振り下ろす暴鋸!!


 オレはこの攻撃を待っていた。


 直ぐ様右脇にかわし、フライの暴鋸の刀身に、

 渾身の力で峰打ちを叩き落す小鴉丸!!


「はっ!」


――ガッキィーン!!


 暴鋸は小鴉丸よって加速した。


 右上段から加速した右上段から斬りかかった

 暴鋸は左斜めの下段に向かって走る。


 フライは想像を絶するオレの奇抜な攻撃に腕まで痺れて、

 そのままにしておけば自分の左足を斬ってしまう暴鋸を

 咄嗟に手放す。


 オレは暴鋸を取り上げると、練兵場をに向かって思い切り

 放り投げる。


 ★★★それから小鴉丸を背中の鞘に戻す。


 フライは一本取られた怒りと悔しさも顕に、

「そんなにオレの暴鋸が怖かったのか?

 俺が格闘も得意なのをお前知らないようだな」

 だらりと下げた左腕でテンポを取り顎の前に右拳を構えて、

 左回りに動き始めた。


「もう、お遊びは終わりだっ!」

 

 フライは素早く切れ味の鋭い下突き!!


 終に決戦へと突入した――。



 ※※※※※



――一方ロックは……。


 凄まじい剣戟だった。


 名剣に数えられるだけあって、剣槍刺斬が突くと密林の樹々は

 その刃の形に穴を開け、横に薙ぐとすっぱり切断されてしまう。


 お陰で 夕陽があちこちに降り注ぎ、視界が広くなった。


 この剣が人に向けられれば残酷な結果が待っているのを

 容易に想像できる。


 斬り付けられれば血霧が漂い、突かれれば身体中に穴を開けられ

 肉片が飛び散る。


 然し、俺にとってそれは何の脅威にもならない。


 俺はコールドがっ剣術を学んでいる事実は認めた。


 だが、実践重視の腕力と体力にものをいわせる、

 下品な剣にすぎない。


 確かに実戦経験を積み技を磨くことは、無駄ではないが。


 然し、腕力や体力頼みの剣には、必要以上の動きを

 生んでしまう危険がある。


 実戦経験の中で大切なことは、あくまでも一つ一つの技を、

 丁寧に磨き上げていくことだ。


 そこに技のキレ、冴えが生まれる。


「ロック、お前が剣を握るとはな。

 お前は拳闘を得意とする格闘士だろ?

 俺に剣で勝とうなんて、甘すぎるぜっ!」

 言うが早いか、大上段から振りかぶって戟を振り下ろす、

 剣槍刺斬!!


 ★★★ロックにかわされるや、

「おらぁー! 斬波っ!!」

 回転しながら直ぐ様横にあ義払うコールド!


――ガキィィィィーン!


 その剛戟にロックの体験は音を立てて真っ二つに折れてしまう。


 飛ばされ剣身は地面に突き刺さった。


「安物の剣だったから仕方ないさ。

 そもそもオレは剣は好みじゃない。

 やっぱり刀が良い」

 ロックもまた名腰『蛍丸』という大太刀を、 

 形見として養父ユスト・マリスじゃら譲り受けてkる。


 だが俺は蛍丸を佩く時、それは自分がユキアの臣下として

 正式に動けるようになってからと心魂に誓っていた。


「負け惜しみか?」

 コールドは冷ややかに

「折れてしまったなまくらじゃ、もう闘えないだろ?

 降参するか?」


 俺はそれには答えず問い返す。

「訊きたいことがある。ネフシュタンの魔片はどこにある?

 誰が持っている?」


「知らなぇな。一体何の話だ?」とコールド。


「それはどういう意味だ?」


「だから知らねぇな。

 お前が勝手に想像しろ。

 察しが付くだろうが」


「そうか。ネフシュタンの魔片の情報はガセだった

 ということだな。

 じゃあ何故俺達がここに来ることを知っていた?」


 コールドは怠そうに

「まだわからねぇのか? 決まってるだろうが。

 俺達がお前達を誘き寄せたからだ。

 キラ・ユ・ガイアを捕らえる為にな。

 お前がここにやって来たのは、フェイスの手ね樹ってとこだろ」


「フェリクスだと?

 お前等やっぱり海帝と手を組んでいるのか?

 マンゾを嵌めて新鋭艦を奪ったのはお前等か!?」


 コールドはうんざりと面に出し、

「おいおい。

 今更それを知ったところでお前に何ができる?」

 否定はしない。


「キラを狙う海帝の狙いは何だ?」

 俺は問いを重ねた。

うオレの剣を折ったことでコールドの口は軽くなっている。

 必ず真実を答える筈。


「さぁな」

 コールドは思案を目ぎらせた辞色で

「その女が、聖遺物、魔遺物、幻玉に特化した、

 優秀なトレジャーハンターだからじゃねぇか。

 お前には関係のない話だ。

 お前はここで俺に殺されるんだからな」

 勝ち誇ったコールドが皮肉くる。

「おっと、殺す前に細心のネタを冥土の土産に教えてやろう。

 カボットの部下に、ヴィオーラは射殺された。

 フェリクスに奪われなくて良かったな。

 それにもう直ぐあの女に会える。

 オレのお陰でな」


 俺は悲しさを押さえ静かな聲で問い返す。

「何故ヴィオーラは殺された? 答えろ!?」


 オレお知らないところで何が起こった。

 こんな筈じゃなかった。

 すまない……ヴィオーラ。

 無力な俺を赦してくれ……。


「うぜぇな、お前」

 コールドは冷酷な喜びを含んだ概で、

「聞きたけりゃ力ずくで吐かせろ。

 その剣で闘えるならな」


 俺は双眼に冷たく蒼い炎を燃やし、

 激しく襲って来た悲憤に耐えていた。


「俺に勝った気でいるんだろ?

 いいさ、どこからでもかかって来い。

 この折れた県があれば十分闘える。

 俺はな」


 コールドはわざとらしく憐れむ。

「あまりの怒りと悲しみで頭がいかれちまったな。

 ま、今更降参しても無駄だ。

 お前は知りすぎたからな。

 早く死んでヴィオーラのところへ行ってやれ」

 語り終えるやオレに襲い掛かった。


 だが、剣槍刺斬と剣戟するコールドを、

 ロックは千宣言通り、使い物にならない筈の

 折れた剣で完璧に封じている。


 10戟以上はかわしただろうか。


「ぬるいな……」オレは力なく呟き、

 コールドに届く筈のない剣で蒼刃一閃!!


「おい」コールドは意地悪く言う。

 闘いの最中に県の素振りか?」


――その刹那!!


 コールドの左肩からも脇腹にかけて、血飛沫が

 半月状に吹き出す。


「素振りじゃなかったようだな」と俺。


「な、無いんだこりゃ!?」

 コールドは貌を歪め

「嘘だろ? 何でオレの血が……」


 ロックは冴えない血色で「俺が斬った」

 その左手に握られている折れた剣。

 失った剣身があった部分にはまだそこにそれが存在していることを、

 コールドの血糊が切っ先から刃の線を描いていることで、

 はっきりと証明していた。


 コールドには視えないが、忍者ならば視認できる

 蒼く透明に煌めく刃がそこにある。


★★★「四阿羽黒流剣槍術、煌幻刀。

 お前達が言うところの法力を俺達はチャクラと言う。

 そのチャクラを刃を具現化させて闘う術だ。と

 生かして捕縛しろと命じられているから、

 致命傷にならない程度に斬ってやった」


 ユキアに命じられてなければ、ヴィオーラの死の関係者は

 皆殺しにするところだが……。


 煌幻刀の刃先から赤い血が、ぽとり、と地面に落ちる。


 それを見届けてから、どさっとコールドが苦悶の表情のまま

 地にした。


――キンッ


 俺は剣を鞘に戻す。

 その音がオレの心魂に余韻を残して、冷たく低く響く。


「ヴィオーラ……」


 俺は最愛の恋人との最後の夜を思い出す。


 こんなことになるならユキアと海賊になる決意を固めて、

 一緒に連れて来るべきだった。

 ヴィオーラの姉二人は捕らえられるが、ユキア達仲間がいれば

 救い出せた筈。


 ★★★おそらくフェリクスは俺がユキア達と行動を共にしたことを

 何故かはわからないが知ったのだろう。


 それがヴィオーラの死を招く一因になったに違いない。

 オレの所為だ。


 目頭を熱くさせるものを零さないように、俺は夕焼けが滲む

 空を見上げた。


――緋炎海賊団助っ人、モノマキアの格闘王、ロック・マリス、

 ウルティオー海賊団副船長サミー・コールドを斃す。


 ウルティオー海賊団幹部残り一人。


 俺は歯を食い縛り心魂をズタズタに切り裂く激痛と

 悲嘆をぐっと押し殺す。


 すまない……ヴィオーラ……。



 ※※※※※



 沈みゆく夕陽が緋金に耀く光矢戦列に乱射していた。

 

 射撃場を囲むガーゴイル像の影がうっすらと伸びている。


 ★★★西に広がる果樹園から少し甘酸っぱい爽風が射撃場を

 流舞していく。


 然し、この2人には血と汗の匂いしか

 感じられないだろう。


――オレとフライの激烈な格闘戦は、互いに一進一退の高王を

 繰り返していた。


 とはいえ、フライは明らかに驚愕と苦々しさが、

 その貌中丸出しとなっている。


 べロッソとチャベにあれ程痛めつけられた満身創痍の肉体で、

 自分と互角、いやそれ以上に闘える者が存在のオレをすることを

 フライは信じ難いのだろう。


 目の前まだのオレを、自分が闘ってきた敵の中で最も強いと

 認めたのかもしれない。

、

 まだべロッソとチャベを斃した技が判然とせず、

 得体のしれない強さを感じさせるオレに、

 内心で舌を巻いてるってところか。


 まだ一発も有効打をオレに決められてないことに、

 焦っているのだろう。


■k34章まだ続きます。

読んで頂きありがとうございます。

駄作ですが、批評も含め、ご感想を頂けると喜びます!

評価✩✩✩✩✩やブクマをして頂けると更に喜びます!

長い物語ですが、様々な要素で楽しんで頂けるよう努力してます。

これからの物語も是非読んで頂けますように・・・。 m(_ _)m

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