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王の印(クラウン)  作者: 妄想少年
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プロローグ

完結率0%の作者です!今回も思い付きで書きます。


割と設定考えたんですけど、書く時間全然ないんで正直続かないと思います。


社畜から解放されて小説家になりたい……

〈魔法〉それは魔力と呼ばれる不思議な力を使い、火や水などを出すことのできる物である。


魔力と言うのは生まれつき誰もが持っている力である。


しかし持っていても感じることのできない〈適正なし〉と呼ばれる存在がいるそれが僕ルイである。


賢者……魔法を極め世界に認められた人物。そんなすごい存在は僕のじいちゃんである。そしてじいちゃんの息子である僕の父は、宮廷魔導士という国に認められたすごい魔法使いである。


そんな人たちの血を引く僕は当然のように期待された。しかし結果は〈適性なし〉期待していた人は勝手に失望し離れて行った。


それでも僕は良かった……たとえ他人に失望されようとも家族は僕事を見捨てはしなかった……それだけでよかった。


しかし世界と言うのは残酷でそんな些細な願いすらも儚く散るのだ。


【王の印】(クラウン)と呼ばれる王冠の印を持つ存在がいる。その紋章を持つ物を【王の印保持者】(ロイヤル)と呼ぶ。


【王の印保持者】(ロイヤル)と呼ばれる存在は例外なく世界のバランスを崩壊させるほどの力を持つ、かつて勇者パーティーによって滅ぼされた。〈魔王〉もまたロイヤルだった。


ロイヤルの中でも最強と呼ばれる〈竜王〉


あいつはただ通るだけで道を街を人を壊していく……そしてその存在によって父と母はいなくなった……


もう三年も前の事だ……



―――――――――――――――――――――


「じいちゃん!剣だけでスライムを倒せたよ!」


「おぉ!日々成長してわしはうれしいぞ!」


人の命は簡単に散ってしまうそう知ったあの日からじいちゃんに訓練をお願いした。魔法を使えずとも強くなれる方法を……


最初の一年は体力や筋力を付けた、二年目で剣の素振りや魔物との実践、三年目をひたすら魔物を倒している。


その中でも今日倒したスライムは魔法を使えればなんてことない相手だが、剣だけとなるととてつもなく厄介な相手である。


ぷにぷにとした皮膚は剣を滑らし、スライムの命であるコアは壊すのには突きを正確に当てなければいけない。


「本当にすごい事じゃ…」


本当にすごいと感心しながら褒めてくれているが、じいちゃんの表情は少し暗い


「じいちゃんどうかしたの?」


「いや、ルイはいつか〈竜王〉生きる天災に挑むのかと思うとな……」


父と母の仇である〈竜王〉僕はその存在を殺す。これは僕が訓練を始めると決めた時に同時に誓ったものである。


「わしがどうにかルイに魔法を使えわせてやれれば……ルイは魔力を感じられないから分からないかもしれないがルイは賢者と呼ばれたわしをも超える大きな魔力を持っておる、きっとわしをも超える凄い魔法使いになれるはずじゃ……だからこそわしはルイに魔法を使わせてやれない自分が情けない」


じいちゃんは僕が訓練をしているといつも辛そうにこの話をしてくれる。魔法さえ使えれば……きっとルイは歴史に名を残す魔法使いになれると。


「せめて無属性魔法でも使えれば……」


じいちゃんがぼそりと呟いた。


〈適性なし〉には二種類いる、魔力を根本から感じることが出来ない僕のような存在と、魔力は感じられるが属性を持たない者がいる


属性とは火、水、風、土、光、闇と呼ばれる魔法の基礎とされるものがある、火の属性を持つ人は火を出すことができ、水の属性を持つ者は水をと言った感じである。


しかし中にはそれらの属性を持たないものが生まれることがある。それが〈適性なし〉である。適正なしは属性の魔法は使えないが魔力自体は感じることが出来る。


その適正なし達でも使える魔法それが無属性魔法である。まぁ実際の所は身体を強化することしかできないのだが、それでも魔法を使えない僕よりはましである。


そう、僕と言う存在は〈適性なし〉の中でも更に適性のない人間なのである。魔力を感じられない人間は適性なしの中でも100万に1人いるかどうかと言う確率らしい


僕は僕と言う存在が情けなかった。じいちゃんが僕についてこんなに悩んでくれているのに、三年前の僕は家族に囲まれていればいいなんて楽観的に考えていたのだから……


これは罰である、僕と言う存在が一切の努力をしなかったそのせいでじいちゃんを苦しませている。それがとても辛かった。


だから強くなると決めたのだ。だから強くなって仇である〈竜王〉は必ず殺す!必ず!


「じいちゃん【時魔法】を見せてよ!」


暗いじいちゃんにじいちゃんが生み出した時魔法を見せてくれと頼む


「おお、ルイは本当にこのも魔法が好きじゃな!」


じいちゃんは僕が喜んでくれることは直ぐにやってくれる。それもとてもうれしそうに……僕は父と母が死んだときから感情の殆どが死んでいた。


そのせいで何かを頼むことも感情が動くこともなかった。だからだろう何かを頼むととてもうれしそうな顔をする。その顔を見ていると僕もうれしくなる。


感情が死んでいた時にじいちゃんはいろんなことをしてくれた。その時だ。じいちゃんが時魔法を僕に見せてくれたのは……


時魔法それは時間を自在に動かす魔法である。


じいちゃんが僕にかけたのはクイックと呼ばれる魔法だった。それは自分が早く動けるという魔法だった。


正確には1秒と言う時間を2秒に引き延ばす魔法らしい、引き延ばされているのはかかった本人だけで他の人からしたら1秒で2秒分の動きをしたように見える、それがクイックである。


逆にスローと呼ばれる2秒で1秒分の動きしかできなくなる魔法もある。


そんなすごい魔法をかけられたとき時の僕は強い光を見た。じいちゃんは光ってなどいなかったそういっていたが僕は確かに見えた。


あの光はまるで僕を励ましている様だった。もしかしたら死んだ父と母が僕をはげましているんじゃないか?そう感じたのだ。


だからかもしれないが僕はじいちゃんの使う時魔法と言う物が大好きなのである。


「そういえば、じいちゃんが生み出したと言ってたけど時魔法ってどうやって創ったの?」


時魔法を見せてもらった後に今まで気になっていたことを聞いてみる。


「ふむ、そういえば言ってなかったのぅ…時魔法を正確にはわしが創ったわけじゃない」


「え!?どうゆう事?」


初めて聞く事実に動揺してしまう


「時魔法は元々あった魔法を元にしておるんじゃ、それがわしの仲間であった〈勇者〉ハルトが使っていた【時空魔法】じゃ」


時空魔法?初めて聞く魔法である


「時空魔法はその名の通り時間と空間を操るという物じゃった、その魔法を元に創ったのが時魔法じゃ…時空魔法は作ることが出来なかったのじゃ……空間魔法を作ろうと頑張ってみたが結果は散々じゃったわい」


だからわしが創ったわけじゃないんじゃ……じいちゃんはそう言った


「そうじゃ!ルイにこれをあげよう!わしが時魔法を創った時に書いたまとめの本じゃ」


そう言って本を僕にくれた。


「よし、ルイ帰ろうか」


本を貰い喜んでいる僕を見てじいちゃんがうれしそうにそう言う


きっと本を読みたいと僕の気持ちを汲み取ってくれたのだろう。


僕は速足で家に向かった。






久しぶりに小説書いたけどなんかタイピング早くなったかもしれない!短い時間で予想以上に文字打てて驚いてる!


感想などありましたらよろしくお願いします。

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