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第63章
「拓、入っていい?」
「何?いいよ」
「あ、勉強してたんだ。もう受験まで少しだもんね。ん、なんか寒くない?暖かくしなよ」
「そうか?俺は全然、平気だけど」
「ちょっと拓のお布団をお借りしますにゃん。もそもそ」
「ぐしゃぐしゃにすんなよな」
「既に毛布をいただいてしまったお。ごめんだお。どう、いけそう?」
「……まあ何とも言えないけど、たぶん大丈夫だろ。姉が大丈夫だったんだから」
「む、むううう小癪な、とりゃ」
「あ痛え、痛たたたいやごめん違う違うって、試合で怪我して推薦がなくなってから勉強始めて、一般入試で入った状況が俺と一緒だって意味だから」
「むうう、そう言えばそうか。勉強の期間は同じくらいかな……ふにゅ?あれ、拓、体重増えた?」
「人の腹を揉むな。ああ、見た目はそんな変わってないけど七十キロ超えてる。やっぱ運動不足かな。筋トレは続けてんだけど、て言うかもう離せよ」
「まあ野球は週一だけで、しかも監督だもんね……えっ」
「な、何だよ。離せって」
「拓、ちょっとお姉ちゃんの部屋に来なさい」
「はあ?」




