勇者とメイドさん その22
はやく僕と契約を!
「その魔法少女ってなんですか?」
「まんま魔法を使って日夜悪と戦う少女、そーんな面白おかしい人が最近活躍してるらしいよ」
「ただその『魔法』も、呼び方を変えただけの魔術というオチが見えてきますね」
「呼び方の目新しさから来る、ウケ狙いじゃないかな」
ご主人様によると、魔法少女というのが巷で噂になっているそう。困っている人、あるいは悪人の前に現れては、その場を魔法で収めて去っていくとか。その正体は誰も知らないとか。
「メイドさんも女の子だし、そういうキラキラしたやつ興味ないの?」
「ないとは言いませんが、もう私は少女という年齢でもないので」
「はっちゃけた心を捨て去った悲しい大人だね」
「現実を直視して、しっかり自己分析のできる大人と言ってください」
大人というほどの経験値を積んでいるわけではありませんが、少女でないのならもう大人なのでしょう。……いや、小娘という表現の方が的確ですかね。
「というかメイドさんの場合は、魔法少女というより給仕少女か」
「少女ではありませんよ」
「じゃ給仕女性で……つまりメイドさん」
「帰結しましたね」
さすがに二十代になってから少女は、中々厳しいものがあります。顔を隠したとしても、あんまりやりたくはないですね。
「仮に給仕少女になったすると、ご主人様から不特定多数の給仕にチェンジするため、私は解雇になりますよ」
「じゃあいいや」
解雇を免れました。
そも魔法少女なんて地味なメイドより、どこぞの美少女の方が似合ってますから。
暁美ほむらが好き。
悪魔ほむらも好き。
追記:挿絵のあってないとこはスルーしてね……。
みてみん経由しないとで少し面倒だから。




