どうして君が死なねばならなかったのか1
あるウェブマスターと中学三年生の純愛物語(日記ドキュメンタリー風)
純愛といいましても中学生と会う事案ではないです。会う前に亡くなりましたので。今思えば中学生はウェブマスターに初恋をしてたのだろうなと思われる純愛です。
普通の小説とはちょっと味付けの違う試みです。
彼女から最初の連絡が来たのは夏でした。携帯からのメールで普通の応援メッセージでした。
彼女の詳細は分からないけど、中学の三年生、青春の苦しさや学問のことに悩み、部活仲間の人間関係も順調な活発な普通の娘。彼女は私の個人サイトの更新を楽しみにして、自宅へ帰ると真っ先にネットにつないで確認していたそうです。
家計を助けるため、学校から許可を得てバイトで飲食店(魚介類系が多い定食・和食店)で働き、食材として仕入れられた魚の名前や、ヒレなどの違い、特に丸石コロン・ネタは役立ったようで、
「私、賢くなったみたいです(絵文字)」
と、バイト先のことを何回か知らせてくれました。
丸石コロンというのは魚のレンズ、丸々の白いヤツです。水中に適したもの、陸上に適したもの、人間のレンズは普通の拡大鏡のレンズのような薄さがありますが、各生物は環境に合わせてます。料理の際に気を付けてレンズを探してみましょう。特に煮魚。そう、硬くて丸くて白いアレですね。
このイラストだって、後にイラストレーターさんが奇麗に作ってくれるんですよ。
食べてみたら硬くて噛めない。
何だろうと思ったら白くて丸いボール。
くどいですがソレです。もし貴方が異性と相席しているなら、相手に威張ろう。
サイト内には、彼女からのメールの一つだったかを選抜して掲載していますが、どこにあるのか、サイト内検索がサービス停止になった直後なので探せれませんでした。普段ブルー気味のその娘が明るくなるものを選んだ記憶があります。
彼女のアルバイト先の店主が釣り好きだったため、お客さん用の本棚には釣り雑誌も多く(私の連載誌もあり)、私からのメールのレスがなくても、連絡を送れるというだけで嬉しかったと、
「アマゴとヤマメの違いをお客さんに言っても信用してくれなかったですぅ(絵文字)」
とか、ファン心理みたいに報告を繰り返してくれました。
短いメールが一日毎に届いたでしょうか。
サイトで記事を更新すると、新着を読んだ彼女が「イヤだった」と書いてきたのもあり、夜の訪問者というエッセイで二ページ目を開けて大嫌いなアレが出現!!! そういえば、個人サイトのBBSにも「ぎぇ~予告してくれ~」みたいな叫びが何件か入ってたっけ。
大嫌いなアレ=ゴキさんではなくアシダカグモ
一方、私のメールのレスは基本的に数ヶ月開きもありますから、悪かったと思う。仕事のメールですら私から返事がないと相手の人が不安になるぐらいですからね。いや、いつも最速で頑張っていますよ。
そんな無邪気な彼女でしたが、秋に入るかどうかの頃、近所で「オフ会があった」と写真付きメールを送ってくれました。二十代の若者が中心のグループで、何のオフ会か言わなかったけど、男女が半々のものでした。
「これが私です」という写真もあり、「へぇ、初めて見たけど、可愛い娘だったんだな」と思いました。ショート・カットで目が大きくパチクリ、笑顔が非常に可愛い感じで、アイドルっぽい雰囲気、グループに入っていても、純粋な(清純な)レベルでも通用しそうなバッチリな容姿でした。
モテるだろうと思った。
それゆえ、私のアドバイスが間違ってたと後に非常に悔やむこととなる。
まぁ、残念ながら私は生物系の専門家、医学畑も長いし、容姿はあんまり関係ないんだよね。白いスカートと白いブラウス。ぽっちゃりが好きなフトメスキーですと公言しているので矛盾ですが。
メール文の内容から性格が可愛いので「性格の方が(将来にかけて)ずっと重要なんだよ」などと返事をして「ぶ~~っ」て怒ってきたのが印象的でした。
その当時、大学講師もしていたので、周りに当然のごとく教授などのオジサンが多く、見た目も年齢も一番若かった私は、正直、女子大生が怖かった。まだニュースに出たくない。一晩の快楽を、お互いが楽しむのならOKだけどね、フフフ……(阿呆)
しかし、隠してるサイトを探し出して顔写真を見つけると「X年前なのに全然変わってないですね」……とかメールで来るので、極力女子大生とのプライべートは避けていたほどでした。しかし、中学三年生だともっと危ないです。
気をつけねば。
私は読者さんに向け、ポリシーとして心が重要、優しい心を持ち続けるように等としたせいなのか、彼女はオフ会で知り合った人々に、同じ優しさで接したようです。
「私は人見知りする方なので苦手です、でも、アドバイス通り頑張ります♪」
というメールがあった。




