22.組合長からの呼び出し
「お前ら、いいところに。ちょっと来い!」
サディを学校に送った後、依頼書を見ようとしたところを組合長に見つかった。
「え?何?なんかあった?」
呼ばれるがまま、組合長室に入った。
「あの子らに何を渡した?初討伐の記念が多くてずるい、と不満が上がってきている。」
と言われ、呼ばれた原因が分かった。
初討伐の記念は骨を少し、と決まっている。
ところが私たちは、魔石や、皮を記念に手に入れた。
そして、私たちはそれを初討伐のお祝いだと、皮を袋物に作り渡した。子どもたちがお揃いで持っていたこと、財布がわりに使っていたこと、魔石を入れて飾っていることについての確認だった。
あの子達だけ贔屓しているのでは、と疑われたようだ。
私たちが材料を買い、用意した物をとやかく言われる筋合いはないのだが、まずは思い出してほしい。
「初めて討伐した魔物が綺麗な状態だと思ってます?そんなわけないですよね。つまり、なめすのも随分手間がかかってるんですよ。無理してお願いしたからなんとかしてもらえましたけど。そこのところ、どう考えておられますか?」
「あっ。いや、でもなぁ。」
解体責任者も呼んで、話し合いをすることにした。
見習いの練習でいいなら初めての討伐魔物のみ、対応する。だが、それ以外は今まで通りの対応とする。ただし、金額は通常通りとする。
骨の加工と違い、なめした後の皮の加工は自分たちで行う。もしくは依頼を出す。順調に利用者が増えるようなら骨の加工と同じく、なめし皮の加工を行うものを募集し、請け負う、ことになった。
その後、追加料金を払うことで、初討伐の記念品に、小袋も追加されるようになった。




