出発
まずは、ショップモールにむかった。その場しのぎでかった衣類をどうしても増やしておきたかったのだ。それに、本人の前でちゃんと似合う服を買いたい。せっかくのイケメンが台無しだ。
いくらか電車を乗り越えて少し歩いたところに、目的地がある。……が、それまでが大変だった。
「…いいですか?」
「はい。」
「…この切符をあそこの穴に突っ込んでください。すると、機械って言うものが勝手に吸い込んでくれますから。…ほら、あの人みたいに。」
別の世界から来た人にとって、自動改札機というものは未知の物に決まってる。私は、周りの人から変に思われないように端っこで、さらに小声でアルクさんに説明していた。その、当の本人は興味深そうに改札機に切符を入れていく姿をながめている。
「…なるほどです、終わった後は出てきたものを取ればいいのですよね?」
「はい、そうです。」
よし、と気合いを入れて2人は改札機に向かう。私は、失敗しないでくれとただただ祈るばかりだ。
……………………
やった!
無事に通貨したアルクさんは私と微笑み合った。
「やりましたね!」
「はい……!」
もちろん2人の会話は小声だ。改札を通っただけで喜ぶなんて、小学生以下しかいないだろう。
「じゃあ、電車に乗りましょう。」
とりあえず、これで往来はクリアだ。
電車に乗り込んでからアルクさんは目を輝かせながら周りを見渡している。周りから見たら本当に小学生に見えてくる。正直言って、おとなしくしてほしいんだけどなー。とか、思ったりするけどここは私が我慢しようじゃないか。
『……駅ー、……駅ー』
ショッピングモールがある駅に到着すると私は立ち上がり、アルクさんにでることを伝えた。すると、アルクさんも急いで立ち上がり電車から降りる。
ここから、目的地はすぐそこだ。
今回、物凄く短いですね、すみません!




