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登場人物設定 世界観、用語、独自設定

ストーリーではなく、登場人物設定、世界観、用語、オメガバースの独自設定などです。


登場人物設定(年齢は物語スタート時点)


アルフォンス・ヴェルディエ・・・主人公。十二歳。田舎の貧乏子爵の三男。家族みんなベータなのにアルファであったために王都の貴族学校に入学を余儀なくされる。すらりとバランスよく鍛えられた細マッチョ美少年だが、田舎者なので最初は野暮ったくて垢抜けない→垢抜けたらめっちゃカッコイイけど、自分では自分がイケメンだなんて全くわかっていない。頭良くて身体能力も高いのに純朴で素直で鈍感、天然。ペタン侯爵親子以外の誰もが、面倒看てあげたくなっちゃう。ペタン侯爵家で冷遇されていろいろ苦労しているのを、知り合った人々がみんな助けてくれる。本人の努力もある。苦学生。ダイヤモンド・ヴォイスの持ち主で、声が無条件に人を魅了する。人だけではなく動物や植物も魅了する奇跡の声だが、自分ではイマイチわかってない。




ガブリエル・マクロン・・・十二歳。辺境伯令息。末っ子で姉たち(全員ベータ)に溺愛されて育った。すごく頭がよくて努力家。オメガなのでめちゃめちゃ可愛い。美少女のような美少年。同級生の中では小柄で幼く見える。アルフォンスは甘いチェリーパイのような香りを感知してほんのりと恋するけれど、ガブリエルはきっとマクシミリアンと恋仲なのだろうと推察(邪推)して恋心に蓋をして勉学に打ち込む。マクロン辺境伯領は海あり山あり風光明媚、自然豊かで貿易量が国内最大の輸出入量を誇る大きな港があって、諸外国との交流も盛んなので、王都でも一目置かれていて、ガブリエルはオメガを理由に蔑まれたりしない。アルファとしてのアルフォンスが感知したガブリエルの香りは、チェリーパイ。


マクロン辺境伯・・・四十五歳。先々代に当時の国王の妹が降嫁したので王族の縁戚で、名目上の爵位よりも高貴な家系。ガブリエルの父親。国内最大の貿易港を抱える広大な領地を完璧に統治する有能な領主。マクロン辺境伯を怒らせたら王都の物流が止まると言われている。娘ばっかりぼこぼこ生まれていたので、末子のガブリエルはオメガだけれど跡継ぎとして溺愛(ペタン侯爵のような溺愛ではなくてただしい溺愛)。貿易港を護るために強大な軍隊を擁し、第二の王家と言われるほどの家だが、王位を狙うような野心は毛頭無い。高潔にして穏やかな人柄。




マクシミリアン・デュトワ・・・十二歳。デュトワ伯爵の次男。王都の生まれだが、幼少時に病弱だったのでガブリエルの父のマクロン辺境伯の家にあずけられて、豊かな自然の中でガブリエルと兄弟のように育った。ガブリエルの幼馴染み。田舎暮らしで健康になった。アルフォンスと最初に出会った時はほぼ同じくらいの体格(わずかにデカイ程度)だったのが、上級生になってから騎士養成コースに入ってガンガン鍛えて身長も伸びて脳筋ゴリマッチョになっていく。口下手、寡黙で影のある端整な顔立ち。

アルフォンスは最初、ガブリエルとマクシミリアンは恋仲なのだろうと勘違いするが、ガブリエルは、マクシミリアンはベータだよ、と言う。


デュトワ伯爵・・・マクシミリアンの(名目上の)父親。マクロン辺境伯領に、年に一回、マクシミリアンに会いにくるだけの人。

デュトワ伯爵夫人と長男のトリスタンはそっくりで、髪の色も眸の色も同じなので、なにをどうやってもマクシミリアンと親子兄弟には見えないので、全然顔を合わせたことがなかった。デュトワ伯爵は髪の色と眸の色はマクシミリアンと同じだが、似てはいない。


トリスタン・デュトワ・・・デュトワ伯爵の長男。第二部から登場。近衛騎士副長。王太子のひとつ下で、忠実な部下で友人。




ベルナデット・フーリエ・・・十二歳。王弟であるフーリエ大公の庶子で、めずらしい女性のアルファ(アルファは基本的にほとんど男で、女性は百人から二百人に一人)。男装の麗人。生みの親(オメガの少年)が平民でオメガで、王弟である父親の運命のつがいだった。つがいである母に耽溺して、順位は低かったにしても王位継承権があったのを放棄した父親を見て育ったので、自分は女性だけれどオメガを大切に愛したいと思っていると同時に、父が放置している正妻(ベルナデットから見て養母)にも気を使う高潔な淑女。学校では男装しているのに、養母の御機嫌伺にはドレスで盛装する(アルフォンスに盛装させてエスコートさせて、緊張している様子をおもしろがりつつ、作法とか教えてくれる。普段、自分が男装しているから、男の立ち居振る舞いやレディに対するエスコートの作法などきっちり会得している)。声は普通に少女ヴォイスなのに男の口調。ドレスの時はレディの口調、きちんと使い分けができる。上からなようでいて世話焼き。


フーリエ大公・・・三十五歳。ベルナデットの父親で、国王の弟。アルファ。平民(貧民)のオメガ少年が運命のつがいだったので、つがいを愛して二人で離宮に引きこもって家のことも正妻も放置している。国内最大の穀倉地帯である領地の経営も等閑。運命のつがいを愛するために王位継承権第四位(つがいと出会った当時の順位)を放棄して臣籍に下った。運命のつがいであるオメガ少年は、王族の運命のつがいだなんておそれおおい、いたたまれない、正妻である大公夫人に申し訳ない、という心痛で、ベルナデットを産んだ直後に精神が崩壊して植物状態になってしまった。そんなつがいをつきっきりで世話して、侍女とかには絶対任せないで食事も入浴も下の世話も全部やっている。運命のつがいのオメガ少年とは、大公が二十二歳、少年が十四歳の時に出会って、翌年、ベルナデットが産まれた。つまり大公は運命のつがいではあっても小児淫行アウトのクソ野郎。


フーリエ大公夫人・・・三十三歳。ベルナデットの父親の正妻でベルナデットの養母。先代ボワイエ公爵の歳が離れた末の妹(つまり当代から見て叔母、レオナールから見て大叔母)。運命のつがいのオメガしか見えていないフーリエ大公とベルナデットを産んだ後に植物状態になってしまったオメガ少年に代わって、大公家を切り回し、領地を経営し、ベルナデットを立派な淑女に育て上げた気丈な賢夫人。




レオナール・ボワイエ・・・スタート時点では出て来ない、二歳。筆頭公爵令息。第二部から登場。アルフォンス二十歳の時点で十歳。未就学児。超絶美少年。上位アルファだが特殊体質で、威嚇フェロモンを制御できない上にダイヤモンド・アイと呼ばれる眼力の持ち主で、睨まれただけで気絶する人続出。神獣のような美少年(少女めいた感じはいっさい無し、少年らしい少年)。性格はアルフォンスに対してだけワンコ系(ときどきシッポが見える)。

アルフォンス以外の人にはツン。特にベルナデットには対抗意識がすごい。同担拒否を絵に描いたタイプ。


ボワイエ公爵・・・第一章では名前だけしか出て来ないけど二十四歳、第二部、アルフォンス二十歳の時点で三十二歳で登場。筆頭公爵。アルファ。レオナールの父親。爵位で人を差別しない。能力重視で公平無私の立派な人。人格者。次期宰相と目されている。






オーブリー学長・・・アルフォンスのダイヤモンド・ヴォイスに最初に気づいた人。フーリエ大公やマクロン辺境伯の恩師。七十歳前後? 第二性はナイショ。年齢にそぐわない茶目っ気のある人で、ベルナデットと結託して、アルフォンスに独自の紳士教育をしておもしろがったり、アルフォンスのダイヤモンド・ヴォイスを実証実験したり、ペタン侯爵がアルフォンスを虐待していると知って社交界に噂をばらまいたりする。アルフォンス強火担老人会裏代表(実質は代表だが、学長がひとりの生徒を特別扱いするのはよくないので裏代表)。




モーリス・アギヨン・・・六十五歳。下級貴族出身のベータで初老の男性。貴族学校正門の守衛のひとり。ペタン侯爵に冷遇されている苦学生のアルフォンスに、いろいろと手助けしてくれる(最初、アルフォンスが制服じゃなくてヨレヨレの私服だったので新入生だと思わなくてとっつかまえて怒鳴りつけた)。気のいいおじさん(おじいさん?)。貴族学校のOBでもあり、下級貴族の子女にとっては貴族学校の生活はなかなか大変だってことを熟知している。王都警備兵を定年退職後に守衛に再就職した。理由は学食のカフェのスイーツを無料で食べられるから。先々代のマクロン辺境伯に当時の王妹が降嫁された時の御姿を子供の頃に見た世代なので、マクロン辺境伯を国王と同じくらい尊貴な存在として崇拝している。下戸で甘いものが大好き。太り過ぎ。アルフォンス強火担老人会表代表(実質は単なる雑用係。いちばん身軽に動き回れるから表代表というだけ)。


ジャン・・・モーリスのチェス友達。軍人時代に負傷して片足が不自由。貴族学校正門の斜向かいにあるこじゃれたビストロの裏側に住んでいて、モーリスに頼まれてアルフォンスの制服あずかり所になってくれる。アルファ。クセの強いイケオジ。モーリスの同期の、首席だった。資産家というほどではないが、小金持ち。若い時にいろいろあった人。アルフォンスは足が不自由なジャンのために掃除や家事をしてあげて喜ばれ、アルバイト的な扱いにして金銭援助してくれる。アルフォンス強火担老人会会員。


セドリック・・・学校の図書室の司書。クソ真面目で本が大好き。ベータ。


ピエール・・・ジャンのアパルトマンの店子でビストロを経営しているオーナーシェフ。ビストロの店名は、『早い、安い、美味い』をフランス語にしたもの。




ペタン侯爵・・・三十八歳。アルファ。ヴェルディエ子爵家のめっちゃ遠い知り合い。王都在住。出来の悪い息子を偏愛している。自分はアルファなのに嫡子のジョフロワがベータなので、若い頃は能力重視だったのが第二性よりも身分重視になった。爵位が低い家の出身なのにアルファで優秀なアルフォンスを疎ましく思っている。アルフォンスを冷遇するくせに、利用しようとする。


ジョフロワ・・・ペタン侯爵令息。頭も顔も性格も悪い。ベータ。アルフォンスを妬み、憎んでなんとか貶めようとしている。


ルイ・・・ペタン侯爵邸の馬屋番


ニコラ・・・ペタン侯爵邸のキュイジニエ(料理人)




王太子・・・アルフォンスやマクシミリアンの学年の十二歳上。第二王子は七歳上、第三王子は六歳上、第五から第八王子は年下。

王女たちについては割愛。


ヴェルディエ子爵・・・四十歳。ベータ。アルフォンスの父親。末息子がアルファで吃驚したけど動じない、人格者。おっとりしている。全然子爵っぽくない。牧場のオッサンふう。実はすごい博識。


ヴェルディエ子爵夫人・・・アルフォンスの母親。ベータ。パワフル肝っ玉母さん。


アドリアンとフランソワ・・・アルフォンスの兄たち。ベータ。弟がアルファでも全然妬んだりとかしない、むしろ、うわ、大変そう、くらいな感じで普通。




アベル・・・ガブリエルの従者。特殊な訓練を受けた武人でボディガードも兼任していてベータだけれどめちゃくちゃ有能。武術だけじゃなくて家事や身の回りの世話、事務雑事、お裁縫から暗殺まで、できないことはないスーパー従者。


オリヴィエ・・・マクロン辺境伯の忠実な副官で無二の親友。港に捨てられていたアベルを拾って、ガブリエルの従者兼護衛として鍛えて育て上げた。




シモーヌ・・・ベルナデットの専属メイド。超有能な『影』でもある。裁縫の達人(後にアベルと裁縫対決をすることになる)。アルフォンスに恩義を感じている。




シリル・・・入学試験で四位だった同級生。真面目でいい奴。王都在住の伯爵令息だけれど家があまり裕福ではない。バイトの鬼。アルファ。


ダミアン・・・五位。ベータ。とても努力家。


エミール・・・六位。アルファ。アルフォンスと同じように地方から出て来た。


パスカル・・・七位。アルファ。王都在住。


女子生徒ABCD・・・在学中のベルナデットにキャーキャー騒いでハートを飛ばしまくっているミーハーモブ集団。ヅカファンみたいな感じ。




オメガの男爵令嬢・・・アルフォンスを狙っている。


ヴィルジール・・・アルファで王都の上級貴族子息だったが、過去の犯罪によって貴族籍から除籍された前科者。アラフォーくらい。カネのためならなんでもやる外道。






用語、設定(オメガバース独自設定)


世界観・・・フランス革命が起こらず、貴族社会のままで近代化したフランス、のイメージの、架空の貴族社会。移動手段は馬車だが、点滴とか注射とか写真とかあるような、ゆるい異世界。帝国と呼ばれる超巨大国家がひとつと、中小の国がたくさんある。舞台はその中小の国のひとつ。帝国とは大陸が違うので、海を越えなければ行けない。現王室は三百年くらい前に帝国から来て、前の王朝を倒して国家を樹立。三十年くらい前に隣国と戦争があったので、街中には戦争で怪我をして退役した老人が見かけられるような世相。今は他国と戦争はしていない。

前の王朝よりももっと前の時代は、オメガは子どもを産ませるための道具的な扱いで、奴隷や家畜のように虐げられていた。今は抑制剤が普及して、普通に生活できているが、差別が完全に無くなったわけではない。


貴族学校・・・現代の中高一貫校のイメージだが、学習する内容的には高校から大学までくらいのイメージ。(卒業後、官吏登用試験を受けて就職するから)十三歳から二十歳までの八年制。十六~七歳から第二性を発現する者が多いので、一年生から四年生(十三から十六歳まで)が低学年、五年生から八年生(十七から二十歳まで)が高学年という分け方。日本の学校みたいに春、四月に始まって三月に終わる。高学年になるとコースが別れる。

クラスわけは成績で決まる。上から、ファースト、セカンド、サード・・・最下位のイレヴンスまで。一クラスだいたい二十人から三十人くらい。

制服は、イートンカレッジふう。

上級学校は、在籍期間は任意、大学院みたいなイメージ。進学する者はほとんどいない。一学年に二、三人くらい。王族や裕福な高位貴族の子女など。

士官学校は、武官登用試験が実質入学試験で、近衛の幹部候補生コースがそれに相当する。この国独自のシステムで、帝国や諸外国と違う。



第二性(オメガバース独自設定)・・・十二歳の誕生日に診断を受けることが法律で定められている。アルファ、オメガとも早くて十六歳、遅くて二十三~二十四歳くらいで発現するが、運命のつがいだけは発現前、十二~十四歳くらいでも互いのフェロモンを感知できると言われている。

アルファは第一性が男である者がほとんど。女性はアルファ百人から二百人にひとりの確率で、とてもめずらしい。

運命のつがいであるアルファとオメガからは、九十九パーセントの確率でアルファが生まれる。運命ではないアルファとオメガからは三割の確率、アルファ男とアルファ女の組み合わせからはアルファは生まれない。アルファとベータ、ベータとベータ、ベータとオメガ、ありえないけれどオメガとオメガの組み合わせからは、一~二割の確率でアルファが生まれる。オメガはどんな組み合わせからでも一割くらいの確率(運命のつがいのアルファとベータからは一パーセント以下の確率)


ビッチング・・・強い幻覚作用や副作用がある違法薬物によってアルファをオメガにすること。飲まされたアルファが、まだ性体験が無くラットになったこともなければ、オメガになってしまうが、性体験があっても無くても、拒絶反応があると死に至る危険性もある。


ダイヤモンド・ヴォイス・・・プラチナ・ヴォイスとも言われる。アルファの中にごくまれに現れる、奇跡の声。聞いた者を無条件に魅了する(本人に自分がダイヤモンド・ヴォイスだと自覚が無い場合、ある程度声を張って、しっかりと堂々としゃべらないと威力が無い、らしい。小さな声でおどおどしゃべったのでは聞いても魅了されない。自覚がある場合、睦言や耳元でささやくようなのでも威力を発揮する)。聞いた内容をずっと忘れない。何度も脳内再生してしまう。脳内再生するたびにうっとりしてしまう。人間だけではなく動物や植物をも魅了する場合がある(ダイヤモンド・アイは、人間には有効だけど動植物はまったく反応しない)。歴史上、偉大な政治家や名演説家、名を残す舞台俳優がそうだったらしいと言われる。アルファ一万人にひとりといわれる。


ダイヤモンド・アイ・・・アルファの中に時折現れる、威嚇のための強い眼光。強さがいろいろあって、上位の場合は物理的な力になる場合もある(脱力させたり、発火なんてのも)。声ほどめずらしくはない。アルファ十~百人にひとり、くらい。



ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

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