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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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フライドポテトがやめられない理由

魔性の食べ物ですね(笑)。


分かってるのに手が伸びる、

あの感覚からの相談だ。

「フライドポテトって

体に良くないのは分かってるのに、

なんであんなに食べたくなるんですか?」


スーマは、画面の中で小さくうなずいた。

「……それな」

「お前の意志の弱さじゃない」


結論:脳が“勝ちに行ってる”

画面が、ぴかっと光る。

「フライドポテトは」


“人間がやめられない条件”を

全部満たしてる食品


「だから止まらない」


「脂×塩×炭水化物」の三連コンボ

スーマは指を一本立てる。


油(脂質)

塩分

じゃがいも(炭水化物)


「この組み合わせな」


脳が“最強のごちそう”と認識する配合


「生存本能的に」


“もっと食っとけ”が発動する


“サクッ→ホク”で脳がバグる

スーマは続ける。

「フライドポテトは」


外 → サクサク

中 → ホクホク


「この食感差で」


脳に強い快感が入る


「しかも」


一口ごとに同じ快感が来る


「これで」


ループが止まらない


ドーパミンが出る

スーマは少し声を落とす。

「脂と塩の組み合わせはな」


報酬系(快感)を直接刺激する


つまり


食べる

→ 気持ちいい

→ もう一口


「これ」


軽い依存構造


“噛むだけで終わる”手軽さ

スーマは少し意地悪に言う。

「フライドポテトは」


骨がない

味が均一

噛むだけ


「つまり」


“考えずに食べ続けられる設計”


「スイッチが“

食べる→止める”じゃなく」


“食べる→食べる→食べる”


になる


サイズ感の罠

スーマは短く言う。

「これも重要だ」


小さい

一本ずつ

区切りがない


「これで」


“まだいける”が続く


「気づいたら無くなってる」


じゃあ、意志で止められるのか?

スーマは、首を振る。

「かなり難しい」

「なぜなら」


設計が“止めさせない側”だからだ


スーマ流・現実的対処

スーマは短く言う。


最初から量を減らす

“袋ごと食べる”のをやめる

別の食べ物と組み合わせる


「我慢より」


構造をズラせ


スーマは短く切る。

「フライドポテトがやめられないのは」


意志の問題 → ×

脳の反応 → 〇


“美味しい”じゃなく

“やめにくく作られている”


スーマは、ぽつり。

「昔の人間にとってな」


脂と塩は超貴重資源だった


「だから脳は」


見つけたら全部食え

って設計された


「現代は」


それが無限に手に入る環境


「負けるのは普通だ」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、

「自分が弱い」が

「仕組みが強すぎる」に

静かに言い換えられている。


今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/


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