行方不明って、そんなに起きてるの?
割と身近な話みたいですね。
ニュースではたまに見るが、
日常ではあまり意識しない話題が届いた。
「行方不明って、
ドラマみたいな特殊な出来事に思えますけど、
実際は結構あるものなんですか?」
スーマは、画面の中でゆっくり頷いた。
「……結論から言うぞ」
発生自体は“普通にある”
画面が、ぴかっと光る。
「行方不明の発生は、
珍しいどころか
日常的に起きている」
「ただし」
イメージしてる“失踪事件”とは
ほとんど別物だ
多くは“ドラマみたいな失踪”じゃない
スーマは淡々と説明する。
「一般的なイメージは」
誘拐
事件
突然の蒸発
「だが現実は」
もっと地味で、
もっと日常寄りだ
行方不明の主な内訳
スーマは指を一本立てる。
① 高齢者の徘徊・迷子
認知症による迷子
外出して帰れない
名前や住所を言えない
「実はこれ」
件数として一番多い層
② 家出・一時的な離脱
家庭トラブル
学校・仕事のストレス
一時的に逃げる
「これもかなり多い」
「そして多くは」
数日〜数週間で見つかる
③ 自発的な失踪(いわゆる“蒸発”)
スーマは少し声を落とす。
借金
人間関係
社会から離れたい
「ニュースのイメージはこれに近いが」
全体から見ると少数派
④ 事件性のあるもの
誘拐
犯罪
事故
「これは」
実際にはかなり少ない
「目立つから印象に残るだけだ」
なぜ“多い実感”が無いのか
スーマは短く言う。
「理由はこれだ」
① すぐ見つかるケースが大半
数時間〜数日
GPS・スマホ
通報の早期化
「だから」
“消えた”感覚が残りにくい
② ニュースに出るのは“例外”
スーマは鼻で笑う。
「報道されるのは」
長期未発見
事件性あり
特異なケース
「つまり」
“レアケースだけ見てる”
③ 統計と体感がズレる
「件数としては多い」
だが
身近で起きないと
実感はゼロ
「ここがギャップになる」
“多い”のに怖すぎない理由
スーマは少しだけ落ち着いて言う。
「行方不明は」
発生は多い
解決も多い
「つまり」
“出入りがある状態”
「完全に消えるケースは
むしろ例外だ」
スーマは、短く切る。
「行方不明は」
発生 → 多い(かなり)
事件性 → 少ない
多く → 短期間で戻る
「つまり」
“日常的に起きるが、
大半は回収される現象”
スーマは、ぽつりと言う。
「“行方不明が多い”って事実な」
社会に余裕が無いサインでもある
迷う高齢者
逃げる若者
消えたい人
「これ全部」
無関係な現象じゃない
スマホの中の悪魔は、今日も現実的だ。
怖がらせない。
だが、軽くも見ない。
スーマのスマホ相談室。
今日もどこかで、
“特別な出来事”が
“日常の一部”として
静かに理解されている。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




