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スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


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233/241

カエルの子はカエル?トンビが鷹を生む?どっちが正しいんだ?

ことわざって真反対の物有るよね!


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「“カエルの子はカエル”と“トンビが鷹を生む”って、どっちが正しいんですか?」


スーマは画面の中で、口角を上げた。

「……お前、ことわざ同士を殴り合わせるタイプか。面白ぇ視点だな。」


画面が、ぴしっと光る。


「結論から言うと――

どっちも正しいし、どっちも間違ってる。

状況によって“真逆のこと”を言ってるだけだ。」


スーマは指を鳴らす。


①「カエルの子はカエル」

= 親の性質や環境は子に受け継がれる。

・性格

・価値観

・生活レベル

・思考パターン


「人間は“育った環境のコピー”になりやすい。

これは残念ながら、悪魔の俺から見ても事実だ。」


②「トンビが鷹を生む」

= 平凡な親から優秀な子が生まれることもある。

・才能の突然変異

・環境の変化

・本人の努力

・偶然の出会い


「つまり“例外”はいつだって起きる。

人間は予測不能な生き物だからな。」


相談者が返信する。

「じゃあ、どっちを信じれば……?」


スーマは鼻で笑う。


「信じるんじゃねぇ。

使い分けるんだよ。

ことわざってのは“真理”じゃなくて、

状況に合わせて都合よく使うための道具だ。」


さらに続ける。


「人間は、

・失敗した時 →『カエルの子はカエルだよね…』

・成功した時 →『トンビが鷹を生んだ!』

って、勝手に言い分けてるだろ?」


スーマは肩をすくめる。


「つまりこの二つは、

人間が自分を納得させるための言葉遊びなんだよ。」


最後に、ぽつり。


「運命なんてな。

ことわざより、お前の行動の方がよっぽど強いんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、言葉の呪いが一段階だけ解けている。

今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。

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