表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スーマのスマホ相談室  作者: 神北 緑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

232/242

今年の夏、45℃ってどういうことだよ?

年々温度が上がっている気が…。


スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「今年の夏は45℃もあるって聞きました。なんでそんなに暑いんですか?」


スーマは画面の中で、目を細めた。

「……いいところ突くなお前。

その“異常さへの違和感”、正解だ。」


画面が、じりっと熱を帯びるように光る。


「まず言っとく。

45℃ってのは“暑い”じゃねぇ。

環境が人間に対して本気でキレてる温度だ。」


スーマは淡々と続ける。


「理由は大きく三つだ。」


① 地球全体が温まってる(地球温暖化)

「これはもう言い逃れできねぇ。

二酸化炭素が増えすぎて、

地球が“熱を逃がせない体質”になってる。

いわば、星全体がサウナ化してる状態だ。」


② ヒートドーム現象

「最近よく聞くだろ?

上空に“熱のフタ”ができて、

熱が地面に押し込められる現象だ。

逃げ場を失った熱が、

街をオーブンみたいに焼き上げる。」


③ 都市の熱が溜まりすぎ(ヒートアイランド)

「コンクリート、アスファルト、エアコンの排熱。

全部が“熱の発生源”。

夜になっても冷えねぇから、

翌日さらに温度が積み上がる。

まるで無限コンボだ。」


相談者が返信する。

「そんなに色々重なってるんですか……」


スーマは鼻で笑う。


「そうだよ。

“異常気象”ってのは、

一つの原因じゃ起きねぇ。

小さな歪みが積み重なって、

ある日いきなり牙をむく。

それが自然のやり方だ。」


最後に、ぽつり。


「暑さってのはな。

“今年だけの問題”じゃなくて、

未来がどっちへ転がってるかを教えてくれる警告なんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、季節の異変が一段階だけ読み解かれている。




第238話「カエルの子はカエル?トンビが鷹を生む?どっちが正しいんだ?」



スマホの画面に、ぽつんと届いたメッセージ。

「“カエルの子はカエル”と“トンビが鷹を生む”って、どっちが正しいんですか?」


スーマは画面の中で、口角を上げた。

「……お前、ことわざ同士を殴り合わせるタイプか。面白ぇ視点だな。」


画面が、ぴしっと光る。


「結論から言うと――

どっちも正しいし、どっちも間違ってる。

状況によって“真逆のこと”を言ってるだけだ。」


スーマは指を鳴らす。


①「カエルの子はカエル」

= 親の性質や環境は子に受け継がれる。

・性格

・価値観

・生活レベル

・思考パターン


「人間は“育った環境のコピー”になりやすい。

これは残念ながら、悪魔の俺から見ても事実だ。」


②「トンビが鷹を生む」

= 平凡な親から優秀な子が生まれることもある。

・才能の突然変異

・環境の変化

・本人の努力

・偶然の出会い


「つまり“例外”はいつだって起きる。

人間は予測不能な生き物だからな。」


相談者が返信する。

「じゃあ、どっちを信じれば……?」


スーマは鼻で笑う。


「信じるんじゃねぇ。

使い分けるんだよ。

ことわざってのは“真理”じゃなくて、

状況に合わせて都合よく使うための道具だ。」


さらに続ける。


「人間は、

・失敗した時 →『カエルの子はカエルだよね…』

・成功した時 →『トンビが鷹を生んだ!』

って、勝手に言い分けてるだろ?」


スーマは肩をすくめる。


「つまりこの二つは、

人間が自分を納得させるための言葉遊びなんだよ。」


最後に、ぽつり。


「運命なんてな。

ことわざより、お前の行動の方がよっぽど強いんだよ。」


スーマのスマホ相談室。

今日もどこかで、言葉の呪いが一段階だけ解けている。

今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。


この話は「ナイトコードΩ 【残響の封印】」のスピンオフになります。

本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n5607ku/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ