寝る前に甘いものが欲しくなるのは何故だ?
塵も積もればなんとやら、取り返しがつかなくなる前に止めましょう。
夜。
歯を磨いた後なのに、頭のどこかでチョコの名前が浮かぶ。
そんな相談が届いた。
「就寝前になると、無性に甘いものが食べたくなります。お腹が空いてるわけでもないのに、あれ、何なんですか?」
スーマは、画面の中でふっと笑った。
「……それな。意志が弱いんじゃねぇ。体と脳の合意だ」
画面が、ぴかっと光る。
「寝る前の甘いもの欲は、脳の省エネ行動だ」
「空腹とは別物だぞ」
理由① 脳が一日の“支払い”を要求してる
スーマは指を一本立てる。
「一日な」
考えて
気を使って
我慢して
判断して
「これ全部、脳のエネルギー消費だ」
「夜になると」
“もう面倒だ。
すぐ効く燃料をよこせ”
「こうなる」
「甘いもの=最短ルートのエネルギー」
理由② “安心スイッチ”を入れたい
スーマは続ける。
「糖分を摂ると」
ドーパミン
セロトニン
「こういう落ち着かせ系の物質が出る」
画面が静かに光る。
「つまり」
甘いもの=自分を強制終了させる儀式
「一日の緊張を切るためのスイッチだ」
理由③ 夜は理性が弱ってる
スーマは、少し意地悪に言う。
「夜の脳はな」
判断力が落ちる
抵抗力が落ちる
未来のことを考えない
「朝なら我慢できる物も」
夜は“今欲しい”が勝つ
「これは全人類共通の仕様だ」
「じゃあ、食べたらダメなの?」
スーマは首を振る。
「全面禁止が一番ダメだ」
画面が、ぴかっと光る。
「欲を抑え込むと」
反動で食いすぎる
罪悪感が増える
寝付きが悪くなる
「結果」
逆に太る
スーマは短くまとめる。
「少量で区切れ“甘い味”で満足しろ毎晩イベント化するな」
「チョコ一欠片で済むなら、それは問題行動じゃない」
スーマは、きっぱり言う。
「寝る前に甘いものを欲しがるのは」
自制心が無いからじゃない
意志が弱いからでもない
「一日を生き延びた脳が、“もう終わろう”って合図を出してるだけ」
最後に、ぽつり。
「甘いものを欲しがる夜はな」
「今日をちゃんと頑張った証拠でもある」
「問題は食べることじゃねぇ」
**“毎晩、それしか癒やしが無い状態”**だ
スマホの中の悪魔は、今日も現実的だ。
欲望を責めない。
背景を見る。
スーマのスマホ相談室。
今日もどこかで、「また食べちゃった」が「だからだったのか」に静かに変換されている。
今日もスーマの毒舌にお付き合い有難うございました。




