灯火
草に足を引っ張られ、ルーアンの手を離せないままズルズルと後ろに引きずられていく。
「えっ、ちょっと何、なんで私の腕を」
「引っ張ってないですよ!?なんか足首に草が絡まって、引っ張られてるんだよ。」
「何よそれ、あなた馬鹿なの?ソレは動物じゃなくて植物です!間違っても動くようなこと─」
「知ってるよ、それぐらい!僕だって不思議さ!くそ、この─」
「じゃあ、早くその剣で切ったらどうなの?」
「やってるよ、でもなんか切れなくて...」
本当に切ろうとしているのだが、滑ってばかりで一向に切れてくれる様子がない。
「あぁもう、この世界のことを知らないばかりか、装備までナマクラときた!ホントに使えないわね!手、どけなさい!」
罵られたことに不服を覚えながらも、慌てて手を離す。
ルーアンは僕の足元の草を見つめる。
「『灯火』!」
ボッ──────────シュゥゥ...
明かり程度の火がついたと思ったら、すぐに消えてしまった。
「なんだ、お前も似たようなもん─」
「うっさい!何も出来ないんだったら、そこで私を応援してなさい!」
「応援って...へいへい分かりました。フレー!フレー!ル・ゥ・アン!」
「─ッ!後で覚えてなさいよ、『灯火』!」
瞬間、少女の赤毛と白い肌が、ひどく明るく光ったようにみえて、
ドガアアアアン。
爆発オチ...じゃありません!笑
続くよ!続くからネ!待っててくださいよ!?




