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名前を失う異世界物語  作者: きなこもち
1章・生存競争
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吼え声

「なんだよ、説明って」

「もう夕飯の準備を始めなきゃ行けない時間だし、それはご飯の時にしましょう。」

説明を聞いたりでなんだかんだおやつぐらいの時間だが、既にこの周辺の木の実はルーアンが食べ尽くしているので、それを3人分集めるとなると夜になってしまうのは間違いない。

引っ掛かりは残ったが、家主がそう言う以上従わざるを得ない。


そして、夕食時。

今日は火を焚いて、木の実を焼いて食べることにした。

「あ~、早く脱却したいわ、この木の実生活。」

「そういえば、その、『世界が燃えて』から、どのぐらい経ったんだ?」

「どれぐらいだっけ?」

「さぁ...私(わたくし)もいっぱいいっぱいで、しばらく日付など数えてなかったもので...私(わたくし)も早く、野宿から脱却したいです。」

その時、遠くから大きな声がした。

「そんなに嫌か!なら、この俺が死をもってそれを実現してやろう!喜べ、こ(・)の(・)生(・)活(・)を(・)辞(・)め(・)れ(・)る(・)ぞ!」

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