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土下座の侵入者
「侵入者?風じゃなくて?」
「そのように聞こえるだけのトラップを仕掛けてあるのよ。いいから早く、臨戦態勢!」
凄まれて、ついていく。
─『属性』についてすら今知ったばかりの僕が戦いでなんの役に立つかなんてわからないが。
外に出ると、長髪の女性が土下座姿で待っていた。
「アンタが侵入─」
「すみませんでしたァァァァァァァァァ!!!」
....................................。
「「は?」」
驚きのあまり、反応がシンクロしてしまった。
「貴方様が、『炎』属性の、それもあれほどまでに強い力をお持ちとは知らず!襲いかかるなどという真似を...」
あんまりに褒めまくるので、ルーアンは照れまくっていた。
「そ、そうね!!凄いでしょう?」
すると女は、蔑むような目で彼女を見て、
「は?お前誰だよ。...ハッ!もしや敵!
こんな女、『炎』のお方が出るまでもなく、この私が...」
...なるほど。それもそうか。
あの草が彼女によるものだとするならば、彼女が襲いかかったのは僕だし、それを炎で撃退したとあれば、そう考えるのが自然だ。
などと呑気なことを考えていると、ルーアンが涙目になって─
「燃え尽きろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」




