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魔本の少女
「どうしたの!?何かあった!?」
─しまった。あまりの仕打ちにまた叫んでしまった。
しかし顔を青くして飛び込んでくるあたり、口はああでも割と本気で心配してくれているのかもしれない。
「あっ、ちょうどいいところに☆貴女、『灯火』のルーアンさんですネ?」
「『炎』のルーアンよ、というか誰、見張ってたってのにいつの間に─」
「侵入したんじゃありませんヨ☆アタシはこの男にくっついてるお助けキャラ、的な?」
「なんでもいいから顔を出しなさい!不意を衝くつもりなら甘いわね、そう簡単には─」
「そりゃ無理な相談です。なんたってアタシ、声だけですから☆」
「適当に嘘つくと怖いわよ?」
「嘘じゃないです☆ホントは彼と一緒に仮想肉体で転移しようと思ったんですけど、参加者数が決まってる戦いにねじ込むのは1人が限界のようで☆」
「...アンタは話がわかるみたいね。いいでしょう、信用します。名前は?分かる?」
「分からない人がいるんですか?」
「その男は分からなかったわよ、『サポートキャラ』のクセに知らないワケ?」
「あれっ、おかしいなー...ごめんなさい、手違いデス☆」
「そんな...」
こうなった以上、僕は本当に『キビスケ』として生きていくしかないようだ。




