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最弱無双の妖精乱舞 ~最強へと誘うフェアリーダンス~  作者: 式・シロノス
第一章「召喚士模擬対抗戦」
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第19話「激突! キルガッツ&ジーナ戦 Aブロック決勝」

今回でAブロックを終わらせて行きます。

頑張って書きますので…

『それではAブロック決勝、試合開始です!!』


 アカミナが試合開始を宣言したのと同時にカナリアはジーナをに対して仕掛け、キルガッツとの距離を離す。


「あら、貴方だけで私と戦うのね。いいわ、かかってきなさい。四大召喚獣との一角とされた私の実力。存分に見せてあげる!」

「おい! 勝手に動くなジーナ!」

「アンタの相手は私よ!」


 作戦はいつも通りにカナリアにジーナを相手にさせ、自分がキルガッツと戦う。

 でも、四大召喚獣を相手にその作戦がどこまで通じるかは分からないが、シャルティアはカナリアを信じているからこそキルガッツの戦いに集中する。

 そんなシャルティアとは違い、キルガッツは見るからに焦っているようだ。


「どうしたのかしら? 何か焦っているように見えるけど?」

「き、気のせいだ。それといいのか? 大事な大事な最弱種の相棒がやられちゃいますよ」

「あら、ご心配どうも。そっちこそ相手の心配をしている場合かしら、ねぇ!」


 言葉の終わりと共に、シャルティアは魔法を放った。

 キルガッツは慌てて魔法を避け、ジーナに向けて叫ぶ。


「ジーナァ! 何をしているんだ! 早くそれを片付けてこっちに来い!」

「無茶を言うものね。こっちはもう、それどころじゃないのに」


 いつの間にか、猫又の状態から人に変化しているジーナ。

 その視線の先には何人かに分身・・しているカナリアの姿。


「実体を持った分身…そんな隠し玉まで持っていたなんてね。ねぇ、貴方本当にただの妖精族?」

「――?」(さぁ、どうかな?)

「余裕そうな表情を浮かべてくれちゃって、マスターには悪いけど…これは時間がかかるわね」

「――!」(ますたーの邪魔はさせないよ、覚悟!)

「ああ、分身が邪魔! 実体持ってるせいで分身でも攻撃痛いし、これ完全に多勢に無勢でしょ!」

「――!」(四大召喚獣でしょ? 頑張れ!)

「その顔やめて!」


「ジーナ――!!」

「うるさい! この状況見てから文句言ってほしいものね! 言えるものならだけど!」


 複数の分身カナリアが魔法で作り出した剣でジーナに切りかかって本体のカナリアは遠くから魔法を放つ。

 ジーナはそれを冷静に捌きながらもカナリアの分身を一人一人、的確に倒していく。


「後、五体」

「――!」(あんなに分身つくってたのにもう五体しか残ってないなんてとか、ヤバいな!)


 カナリアの分身も本体には劣るがそれなりの強さがあった。

 その分身の一斉攻撃を捌き、しかも後五体にまで減らしたジーナの強さにカナリアは驚いている。


(これは、分身が全滅したら私に勝ち目はないかな)

「やっと本体が動いてくれるのね。後ろでずっと魔法を撃たれまくるのはしんどかったから」


 今、また一体の分身が倒されてカナリアが動く。

 分身と一緒にジーナに向けて急接近、魔法剣を振るう。

 そのカナリアの剣を爪で弾いてカウンターで分身を二体倒し、残り分身二体と本体のカナリアの攻撃を防ぎきる。

 そんな中またキルガッツの叫びが聞こえてくる。


「ジーナーー! 早く私を助けろーー!」

「あと少し耐えなさいマスター」


 ジーナが横目でキルガッツの姿を確認すると徹底的に甚振られた後なのか、かなりボロボロのようだ。


「カナリア! 大丈夫!」

「――!」

「限界そうね。キルガッツ、そろそろ終わらせてあげるわ」


 シャルティアがキルガッツに迫っていく。

 キルガッツは迫るシャルティアに情けない声で命乞いのようなことを言う。


「シャルティア! 分かっているのか。私を倒したところで最弱なのには変わりないのだぞ!」

「今更私がそんなこと気にするとでも? 私がアンタをボコる理由。それはただ単純にアンタそのものが気にくわないからよ」

「そんな、そんな理由で」

「アンタも似たような理由でしょうが、私を最弱だと罵り、あわよくば自分自身の言いなりにしようとして、何もかも気に入らない」

「違う! 私は!」

「見苦しい!」


 見苦しく言い訳するキルガッツにシャルティアは自分が打てる最大威力で魔法を放つ。


「ひっ!?」


 キルガッツに魔法が当たると思ったその瞬間。

 魔法が目の前ではじけ飛んだ。


「嘘!?」


 シャルティアが視線をキルガッツの横に向ける。

 そこにいつの間にかジーナが立っていた。

 どうやら間一髪でシャルティアの魔法を防いだようだ。

 シャルティアの横にはボロボロになったカナリアが飛んできた。


「カナリア、大丈夫?」

「――!」(大丈夫、まだ戦えるよますたー!)


「た、助かったぞジーナ。は、早くあいつらを倒すんだ」

「マスター、もう無理よ。私達に勝ち目はないわ」

「な、何だと!? 何故だ!?」

「はっきり言って、マスターが弱すぎるのよ。後は相手が悪いすぎる。私とあの妖精の相性ははっきり言って最悪、苦手なタイプなのよ」

「貴様! それでも四大召喚獣の一角か!」

「……分からず屋ね。さっきのだってあの妖精族の隙をついてマスターを助けたのよ? じゃなかったら貴方は死んでいた。この意味わかる?」

「そんなわけがない! 私がシャルティアなんかに負けるわけがないんだ!?」

「…そう、なら私は今ここで貴方に言うことがあるわ」

「何だ!?」

「今、ここで、貴方との契約を破棄します」


 ジーナが告げたその一言をキルガッツが理解するのに時間がかかった。


「何だと、ジーナ。今、契約を解除するって…そう、言ったのか?」

「ええ、その通りよ」

「何故だ!? 貴様は我が一族との約束があるはずだ! それを破棄すると言うのか!」

「そもそも、私が恩義を感じているのは貴方の先祖であるあの人だけ。だから、あの人の子孫である貴方達の一族を見守っていたのよ。けどね、もうどうでもいいのよ。貴方には失望した」

「わ、私と契約を破棄して、誰と契約するつもりだ」

「ああ、そのことね」


 ジーナは状況が理解できずに二人の様子を眺めているシャルティアの方を向き、声をかける。


「ねぇ、シャルティア・ルビーローズさん。私と結び付きリンク、しない?」

「え?」

「私と契約してほしいのよ。今この場で」

「どうして?」

「見て分かると思うけど、私はこの人との契約を解除して今フリーの状態なのよ。で、私自身は貴女と契約したいって思ってるの。だからさ、契約してくれないかしら?」

「カナリア…」

「――?」(いいんじゃないですか?)

「……分かりました」

「やった! 契約成立ね。改めてよろしくね、マスター?」

「よろしく…」


 シャルティアは全然今の状況を理解していなかったが、そんなことはお構いなくアカミナの声が会場に響く。


『何という事でしょうか! 目の前で起こった出来事に観客一同騒然としています! キルガッツ選手の契約獣であるジーナが戦闘中に契約解除した挙句、対戦相手のシャルティア選手と契約してしまったー! これによりAブロック決勝戦、勝者はシャルティア・ルビーローーーズ!』


 アカミナの声に続いてすぐに観客の熱狂が会場全体に響くのだった。

もう、自分でもよく分からない展開になってしまった。

次回は各ブロック優勝者たちとのバトルロワイヤルになるか、その前座の会話になります。

多分後者の可能性が高いです

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