超級
亀裂を攻略した翌日
らい「それじゃ、行ってくるよ、空。」
空「うん、行ってらっしゃい、気をつけてね。」
らい「おう!」
そして、らいが向かったのはオルディア協会、この世界の攻略者達を管理している組織だ
受付場の上には巨大なモニターがあり、今月の攻略者ランキングが更新されていた
らい「今月もレオンが1位か…遠い存在になっちゃったな。」
と、らいは呟くと、受付の女性が話しかけてきた
受付「お待たせしました、本日はどのようなご要件でしょうか?」
らい「買取をお願いします。
魔石30個とホブゴブリンの大剣です。」
受付「承りました、では少々お時間頂きますので、おかけになってお待ちください。」
らい「はい、あ、それと、ついでに武器とかも見てもいいですか?」
受付「はい、案内は必要でしょうか?」
らい「大丈夫です、ありがとうございます。」
そうして、鑑定をしながら色々な武器を見ているのだが…
らい「マジか…攻撃力100以上の武器って1つ3000万くらいするのか…
そりゃ強いわけだ、それに、特殊能力付きの武器になると1億を超えるものも多い、
特に体力を回復する特殊能力を持つ武器は攻撃力が低くても最低で1000万…
じゃあ、暴食の短剣は一体いくらなんだよ。
やっぱり攻撃力といい、この見た目といい、普通じゃないよな。」
受付「らい様、買取の準備が出来ました、こちらへお越しください。」
らい「あ、はい。」
そして呼ばれた場所は
らい「応接室?ここってかなりトップの人とかしか入れない場所じゃ…お、お邪魔します。」
入ると、そこにはトップギルドのギルドマスターと協会長が居た
らい「へ?」
紫苑「君があのホブゴブリンの大剣と魔石を持ってきた攻略者ね、私は神崎 紫苑、あなたに話を聞きたくてこうして集まっているの。」
らい「は、はぁ…俺の名前は天月 雷と言います。」
和己「私は山野 和己、ここオルディア協会の協会長だ。」
らい「はい、よろしくお願いします。」
和己「君に聞きたいのは、この魔石とホブゴブリンの大剣はどこで入手したのかを聞きたいのだ。」
らい「どこって、あ、これ、記録用の魔法石です、確認してください。」
和己「ありがとう。
確認してきてくれ。」
紫苑「私たちがあなたに聞きたいのは、その亀裂でおかしなことはなかった?」
らい「おかしなこと?」
紫苑「えぇ、例えば…ネームドモンスターが居たりとか、ただのゴブリンがスキルを使っていたりとか。」
らい「…いえ、何ら変わりない普通の亀裂でしたよ。」
紫苑「…そう、なら大丈夫、ありがとう。
あ、そうだ、レオンがあなたに会いたがって居たわ、
久しぶりに話がしたいそうよ。」
らい「!レオンが!」
紫苑「今は協会前にいるはずだから会いに行くといいわ」
らい「はい、ありがとうございます!」
そして、らいは応接室を後にした
和己「…彼は何か知っていると思うか?」
紫苑「知っているでしょうね、何せ…ネームドモンスター:ガラムの生存者で…今現在も活動してる唯一の攻略者ですもの…」
そして協会前に出ると
らい「レオンは…あ、居た、おーい、レオン!」
レオン「おっす、らい。
久しぶりだな、最近どうしてんだよ!」
らい「亀裂を攻略したりしてるよ!」
レオン「そうか!ならこれから俺と2級亀裂に行かねぇか!」
らい「いや、Fランクの俺は即死してまうやろ!」
レオン「ははっ、確かにな!」
らい「気軽に2級に誘うなんて、流石、超級ランキング第1位、獅子堂 レオン(ししどう れおん)だな。」
レオン「やめてくれ、なりたくてなったわけじゃねぇんだから。」
そう言いながら、レオンは怪訝そうな顔をした
らい「ギルドでの調子はどうだ?順調か?」
レオン「順調も順調、もう既に副マスターの地位につかせて貰ってるよ。」
らい「早いな、まだ攻略者になってから1ヶ月くらいだろ。」
レオン「まぁな、俺ってば才能があったみたいだしな。」
そう言いながら、レオンはこちらに向かってドヤ顔をした
らい「くっそ、事実だから否定出来ねぇけど、ムカつくな。
で、なんでさっきは怪訝そうな顔をしたんだよ、
元S級1位さんよ、超級はそんなに大変なのか?」
レオン「大変に決まってんだろ、最近は亀裂の異常発生や、
亀裂の難度上昇、色んな調査をするためにほぼ毎日1級以上の亀裂に潜ってんだ。」
らい「うわ…そりゃ大変だな…」
レオン「らいも、何か6級とか5級の亀裂で異変とかあったら俺に教えてくれ、
調査した上でマスターや協会長に報告しねぇといけねぇから。」
らい「…実は、5級亀裂でネームドモンスターが発生した。」
レオン「!?なんだと!
それで、そのネームドモンスターはどうなった!」
らい「分からない、俺も死にかけてたし、必死に逃げたんだけど、亀裂が何故か消えてたらしい。」
レオン「マジか…それで、そのネームドの名前は?」
らい「…ガラム…ホブゴブリンのガラム、
そして、第七制覇者 フラム・ディア・クロムリンの配下
って、あいつはそう言ってた。」
レオン「フラム…フラムって昔、超級に炎帝の名で有名だったやつもフラムって名前だったはずだ、名前が同じなだけか?」
らい「さすがにそうだろ、炎帝はもう40年も前に“あの亀裂”の中で亡くなっているじゃないか。」
レオン「だよな…さすがに考えすぎか。
って、もうこんな時間か!」
レオンは、ふと時計を見ると既にらいと会話をしてから3時間も経っていた
レオン「それじゃまたな、らい!
何か困ったことがあればいつでも連絡してくれ!」
らい「あぁ、またな、レオン。
…まさか、またレオンと話せるなんてな、
それじゃ、買取金受け取ってから帰るか!」
魔石30個とホブゴブリンの大剣で、合計5000万にもなった
らい「6級なのにこんなに…ホブゴブリンの大剣だけで4500万もするのか、やばいな。」
そして、らいは協会を後にしたのだった
和己「…異常亀裂の発生数が100を超えたか…このままでは…人類は、終わりだ…」
第5話【超級】を読んでいただきありがとうございました!
今回は、オルディア協会や超級についてのお話でした!
らいとレオンの久しぶりの再会や、協会側が異常亀裂について動き始めている描写など、少しずつ世界の裏側も見え始めています。
そして最後には、不穏な一言も…。
今後は、超級や制覇者についても少しずつ掘り下げていく予定です!
ぜひ感想や考察などもコメントで教えていただけると嬉しいです!
次回もよろしくお願いします!




