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原点開輝ー第3話ー「非情な現実」

ミキア「ええぇぇえぇぇえぇええええええええぇぇぇ!?!?」


ミキアンの叫びが街中にこだまする。今日はうるさい日だな、

と、内心思っただけだったのが、笑みが漏れたようだ。


ミキア「ハァ…どしたんアウエン…にやついてるよ…?」


アウエ「別に。なんともないよミキアン。」


その瞬間、ミキアが思い出したかのように言う。


ミキア「アウエン、そういやなんだけどさ、アウエンとナミアとプラウ、全員覚醒するまでスキル使わないで、全員覚醒してから一緒に、夕潮公園でスキル使うみたいな約束してたよね?」


アウエ「そうそう。やっとできるよ。」


ミキア「へぇーよかったぁー!!俺との約束も忘れてないよね!?」


アウエ「もちろんだよミキアン。戦おうぜ。」


ミキア「みんなどんなスキル覚醒したのかなぁ〜……案外勇者様とは真逆のじみーなスキルだったりして…」


アウエ「縁起悪いこと言わないでよミキアン…w」


ミキア「まあ無いわな!ちっせー頃から一緒にいるし、俺は重力操作とかいうけっこう強いスキルだからさ、たぶんみんなも強いスキルになるはず…!!」


アウエが畳み掛けるように言う。


アウエ「ミキアン…そういうのなんて言うと思う?」


ニヤニヤした顔のミキアンが急に真顔になった。勘づいたのだろう。


ミキア「……………フラグ………」


アウエ「っぷはwww」


ミキア「笑うなよ!!結構本気で怖いぞコレ!?!???」


アウエは笑いながら言った。


アウエ「だってさ〜wミキアンがそんなに真顔になってんの珍しいしさw」


ミキア「………たしかにそうかも。」


そんなやり取りをしていると、ナミアから電話がかかってきた。


アウエ「もしもs………」

アウエが発言すると同時に、アウエ以上の声量でミキアが叫んだ。


ミキア/さっきぶりだなぁナミア!!!お前、スキル覚醒したんだって〜?覚醒してるって気づいてたんなら俺にも言ってくれよ!!!」


ナミア「へっw後で知ったほうが君があまりにも朝早く来たせいで、寝起きだったからわかんなかったんだわ〜w最速で祝ってやろうとか意気込んでたらしいけどさ、それが返って祝えなくなっちゃったなぁ!?」


ミキア/ちくしょーーー!!!祝ってやりたかったのにぃぃいいい!!/


ナミア「お前、毎朝プレゼント隠し持って来てるらしいなwツンデレすぎるだろw」


ミキア/だれが持ってきてるか!な、なんでそんな事言うんだよ!証拠もないのに!/


ナミア「…そりゃあアウエから…」


ミキアはアウエを睨みつける。


ミキア「アウエンさぁーーーー!!」イライラ…


その瞬間、ナミアがそんなやり取りを遮るかのように喋ってきた。


ナミア/ってことでさ、昼頃に夕潮の公園行こーぜ!!/


アウエ「あぁ。了解。」


そう答えた瞬間、間髪入れずにナミアが電話を切った。


アウエ「ミキアンがめんどくさくなりそうだったから、すぐ切っちゃったのかもね。」


ミキア「絶対そうだ…あいつ超重力巨大ケーキで潰す…」


アウエ「……ミキアン巨大ケーキ用意してるのか…w」



――そして時はすすみ、十二時になった!!


ナミア「よし。みんな集まったなー!?」


ミキア「おう!」


ナミア「なんでテメーなんだよ!?!?」


アウエ&プラウ「それはそう!!」


ミキア「黙れ。どうでもいいだろ。あと言っとくが俺はお前らにプレゼントを渡すために来たんじゃない。なんなら2年くらい前から下準備をしつつ、今日3時間かけて300人で頑張って作った巨大ケーキを上から登場させてお前らのテンションを上げようともしてない。」


ナミアたちが心の中でツッコむ。

(なんでそんなに言ってることがはっきりしてんだよ…!!絶対やる気だろ!!)


ミキア「だいたい、そんなことを気にせずに、さっさとスキルを使ったらどうだ?俺は別にどうでもいいが。ありもしない巨大ケーキの型崩れを心配してるわけでもないが、急いでくれ。」 


プラウ「よし!ならさっさとやっちまうか!ケーキ楽しみだしな!」


ミキア「ケーキなんかないぞ!!バカプラウがよ!!」


プラウ「てめぇこのやろーめっ!いきなりそんな暴言言っちゃだめってママからならわなかったか!!このおぼっちゃんが!!」


アウエ「そこの2人。揉めてる間があったら早くやりましょうよ。」


プラウ「それはそうだな…」


3人で三角形の角のように並び、一斉にスキルを発動する。


プラウは指パッチンで、アウエは念じ、ナミアも念じることで発動させる。


ミキア(どんなスキルになるのか…楽しみだなぁ…強くありますように。)


3人「せーの!!!」


\パチン/


ヒュー…

パリパリッ…

フワーッ…


3人「…え?」


一瞬、風が吹いて、火花が出て、紫色のガスが出ただけだった。


3人「次は一人ひとりでやろう。どんなスキルか見てみようぜ。」


ナミア「んじゃあ…まず俺がいくぞ…?」


ヒュー……


ナミアは口を開けたまま崩れ落ちた。


ナミア「カゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケカゼヲオコスダケ………」


ミキア(…………風を起こすだけ…?)


プラウがその空気感を打破するために立ち上がる。


プラウ「よしっ…!!次は俺が…!!」


パリパリッ……


プラウが頭から棒が倒れるようにぶっ倒れた。


プラウ「ヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケヒバナオコスダケ………」


ミキア(…………火花を起こす…だけ…!?!?)


ミキアが、消去法でアウエのスキルを理解した。


ミキア「アウエンたち…まあ元気だs…………」


励まそうとアウエのいたところを見た時には、

空を見上げながら涙を流すアウエの姿があった。


アウエ「ガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケガスヲダスダケ…」


ミキア(ガスを…出すだけ…だったな…………)


ミキア「………どうしよう…」


そして、心の中で思った。


ミキア(巨大ケーキ………出すに出せないっ……!!!!)

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