林間学校にハプニングはつき物だった
とある男子二人の会話だ。
帰りのバス。隣の席には、湖匙、通路を開けて金城、直下がおり、後ろには日毬、上本が座っている。
普段この状況なら嫌でも変更するが、今はそんなことどうでも良かった。何故なら昨日凌が言った
『暗い世界に、何かあった?』
という言葉が引っかかる。
そもそも俺の目から光が失われていることを指しているのか、それとも凌といて何かあったのか。
前者の考えの方向で合っていると思うが、いや。でもなぜばれた?演じるのが下手だったのか?
いや、そんなはずはない。俺の演技はプロな
「戸羽、ちょっと話したい」
急に話しかけんなよ、臓器移植になっちゃうだろ。
「おう、何だ」
「糸佳徒に謝罪の件だけど、成功したよ」
「それは良かったな」
あの糸佳徒が?
「でも、許してくれただけで、仲良くすることは無理そうだから、君の言った通り諦める事にするよ」
解決だな。その方が糸佳徒にとって良いだろう。あいつは大人数でカラオケより、家でゲームだからな。大体そうか。
「じゃあ一件落着ということで、俺との縁も切れる方向で」
「うん。出来れば仲良くなりたかったけど、言っても無理そうだな」
ああ。俺はお前が嫌いだからな。今回の件は勘違いしないでよねっ。
「ま、そう言うことだ。林間学校が終わったらの契約だからな」
終わる前に契約解くと、このバスかなり気まずくなるからな。
「まだお礼を言ってなかったね。後謝罪も」
「何故謝罪?」
「せっかくの林間学校なのに、変なこと任せてごめんっていう内容で」
そういえばそうだな。お前、俺の青春返せ!なんて、
「元々楽しむつもりもなかったしな、むしろ暇潰しにはなった。だが、貸しにはしておこう」
俺は、スクールカースト1位に貸しを作ったのだ。
名言だけ。
「友達って無理矢理作るものじゃないと思ってたけどそんな言い方すると、頑張って友達作ってる人を否定してることになるんだね。戸羽のウケウリだけど、俺もそう思う」
by湖匙 凰磨
戸羽「まあ、俺が言いたいのは、友達ごっこもバカには出来ないってことだ。めんどくさいし、難しそうだからやる奴はバカだと思うが」
湖匙「えっと、バカにはしないけどバカだと思うんだね」




