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4月9日 左官の日

 今日も壁にただひたすらに向かう。

 本来は仕事を取ってきたり、相方とコミュニケーションを取らないといけないのだが親方に無理を言って一人で完結する仕事ばかりしている。


 壁にひがな向かい続けて行き、材料を塗っていく。

 違いはわからないと思うが俺からしてみると仕上げの違いが歴然な時がある。

 その仕上がりの差を見て悦に浸るのが俺の唯一の楽しみだった。


「相変わらずいい仕事だね。」

「あ。社長。」


 熱中していると後ろから社長が声を掛けてきた。

 一緒の現場に来る予定はなかったのだが、たまにこうして様子をみにくる。


「仕事が早く終わってね。」

「そうですか。」


 話は弾まない。

 ただ無言の時間が過ぎていく。

 苦手ではないが気まずい雰囲気だった。


「じゃあいくわ。」

「わかりました。」


 社長はそう言って帰って行った。

 俺一人残り定時まで壁を塗り続けていた。

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