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3月20日 電卓の日

「それが最先端ですか。」


 会社に持って来た電卓を皆で囲んでみていた。


「これが電卓。」

「そろばんのほうが早いんじゃない。」

「本当にあっているかのか。だれか確かめてくれ。」


 信じる者信じないもの。みなが集まってお祭り騒ぎとなった。

 私は電卓を持ってきたものとしていい気分でいた。

 嫌味のような言葉もひがみだと思って気分よく受け止めることが出来た。


「何やっているんだ?」


 ワイワイとした雰囲気に部長がやってきた。

 一番の曲者である人物だ。

 こいつの采配次第でどうなるかわからない。


「部長、電卓を持ってきたみたいで。」

「そうか。」


 コバンザメのような人間が部長に電卓を持って行った。

 部長は興味のないような顔をしながら目を爛々と輝かせながら電卓をいじっていた。


「これって、計算あっているの?」


 そういいながら、ポチポチと電卓をいじっていた。


「違うんじゃないか。これ?」

「え?」

「この計算やってみたら数値が24も違うんだ。」


 部長が意気揚々としゃべっているが、皆の頭の中では部長が計算間違いをしているのがすぐに分かったが、それを言える雰囲気ではなかった。


「こんなもの没収だ!没収!!」


 そういい、部長は電卓を自分の机へとしまった。

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