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1月23日 奇術の日

「もう一回やって。もう一回やって。」

「いいよ。」


おじさんはうちに来るといつも奇術を見せてくれた。

手品ではなく奇術だと毎回訂正してくるので僕もおじさんの事を「奇術のおじさん」と呼んでいた。


「これは奇術だからね何度も見せれるけど、手品をする人に何回も同じ手品見せてといったらだめだよ。」

「うん。」


おじさんは毎回こう言ってから奇術を見せてくれた。

コインを消す奇術。引いたトランプを当てる奇術。何もないところから小さなボールを出す奇術。

簡単なものだが種が全く分からず僕は必死に頭をひねった。


「ねぇ、どうやっているの。」

「どうやっているんだろうね。」


いつもおじさんは種を聞くとにやつきながらそう答えた。

僕はそれが悔しくてTVや実際に手品師のショーに見に連れて行ってもらい見る目を鍛えていった。


そうしてみると不思議な事に全部が全部の種が分かりやすい程分かった。

分かりやすくすり替えをしているしなんでこんなことも皆気が付かないのか分からないほどだった。

そして、自信をつけた僕はおじさんに満を持して再会した。


「ねぇ、どうやっているの。」

「どうやっているんだろうね。」

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