12/365
1月12日 スキーの日
「この板で?この雪を???」
いくら説明されても納得が行かなかった。
板で雪の上を滑る。しかもそれが遊びになる。
仕組みがりかいできなかった。
「とにかく滑ってみればわかるよ。」
「はぁ。」
それから必死のレクチャーを受けた。
この国にスキーという文化を根づかせたいという必死さを感じた。
その思いが熱すぎて少し引いてしまっていた自分がどこかにいたはずなのだが……。
「はやい。はやい。はやい。」
スキーのスリルにハマってしまっていた自分がいた。
滑り切った後、登るという行動が面倒に感じたがそれが気にならないほど熱中していた。
登っては滑る。登っては滑る。登っては滑る。登っては滑る。
飽きることなくは無く延々と続けていた。
全身を雪まみれにして永遠に滑る続けていた。
翌日、その山に全身真っ白の雪男が現れたという噂が流れた。
その雪男から逃げる手段として、その集落でスキーが広まった。




