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4月24日 日本ダービー記念日
「日本で一番運のある馬が勝つ」
日本ダービーのふれ込みはこうだった。
私はこのレースが一番好きだった。
運は世界で一番平等は思えた。
だから私はこの日に人生の全てを賭けた。
家族に裏切られ、親友に裏切られ、全てを失った。
今手元にある1000万円もすぐに消えるだろう。
だから、私は死ぬ前にこの1000万を全てかけた。
それも1番の大穴の3連単にだ。
あまり緊張はしなかった。
当たらない方が全部無くして楽に死ねると思ったからだ。
第四コーナーにからの劇的な逆転で馬券が当たってもしばらくは呆然としてしまっていた。
ただ、まだ自分には運があると少しだけ思えた。
無駄に多く持ったお金をどうしようか考えていた。
無駄に爽やかな風が吹いている。




