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4月17日 職安記念日
仕事がなくなった。
肩を落として俺は職安へと向かっていった。
職安はすでに黒山の人だかりで、さらに肩を落とした。
その日は順番にならず、整理券をもらい家路へとつくことになった。
この様子だと明後日には順番になるだろう。
翌朝も早朝から並んで一日を過ごした。
ロボットが食事を運んでくるので快適に過ごすことが出来た。
2日後。
何とか受付の前に立てた俺は役員に話しかけた。
「仕事を首になりました。」
「どちらの会社ですか。」
「〇〇工業です。」
「ああ。工業系は今厳しいですからね。」
「はい。」
「それで、希望は?」
「再就職です。」
「AIに任せてセミリタイアという手もありますよ。」
「再就職がいいです。」
「本当にいいですか。」
「はい。」
職員は大きな大きなため息をついた。
俺はロボットのやることだと思うと怒りがわいてこなかった。




