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家臣に妾…俺の側近たち

今回は想像力を働かせないでお読みください。想像力を働かせ過ぎると不快になる方もいらっしゃるかもしれません(苦笑)

伊達梵天丸、7歳、右目について絶賛お悩み中です。


そんな中で、父上から家臣と妾を貰いました。


時は、夜。場所は布団の中。俺と彩は勉強中です。


「彩…」


「あぁっ…梵天丸様ぁ…そうです…そこです…」


どうやら梵天丸、なにか正解したようです。良かった良かった。怪しい事は何もしてません、ハイ。

勉強だからね⁉︎勘違いしないでね⁉︎


「彩…お前は本当に良いのか?」


「あっ…何がですかぁ?」


「その…俺の教育役になる事が」


「あっ…大丈夫です。むしろ光栄な事だと思っております。」


「そうか。辛かったら言っておくれ。父上に言って変えてもらう。」


「お気持ち、ありがたき幸せ。ああっ…されど、私は梵天丸様の教育役になれて幸せです。」


「…そうなのか?おなごは自分が好きな者に身を捧げるべきだと俺は考えるが…」


「ですから…私の好きな方が…ぼ、梵天丸様なのです…」


彩が顔を赤くして言う。


「なっ…そ、そうか。」


「はい…」


「でも…俺は…俺の目は…」


「梵天丸様。梵天丸様は右目など気にしてはなりませぬ。私が好きな梵天丸様は前の様に、元気で、賢しい梵天丸様なのですから」


「そ、そうか…。」


でも、人前に出るのはまだ怖い…


「はい。では、勉強の続きをやりますか?」


「そうだな…『勉強』の続きをやるか…」


「あ…あぁあぁっ!」


「そんな声を出すなよ…聞こえるだろうが」


「申し訳あっ!ありません…あぁ…」


彩が五月蝿くてすみません。全く、ただの『勉強』なのに…と周りにはいつも言っている。


「ああああっ!梵天丸様ぁ!」


「彩ぁ!」


「ああっあん!梵天丸様ぁ!」


「「はぁーっ」」


ハイ、勉強終わりました。幸せですね、6歳なのに伊達家の御曹司は超英才教育ですわ。

彩との毎晩の勉強のおかげで、俺も人と目を合わせる事が出来るようになり、ここ二ヶ月失っていた以前のような俺を取り戻してきた。最近は朝昼は家臣と遊び、夜は彩とお勉強するというリズムが定着してきたしな。


「じゃあ、彩。おやすみ。」


「梵天丸様、おやすみなさいませ。」


そう言って出て行こうとする彩を止める。


「今晩も一緒に寝てくれ。」


「分かりました。」


そうして寝る、それが俺の夜だ。



翌日


「梵天丸様!梵天丸!朝ですよ!」


「ムニャムニャ。彩大好きぃ」


「えっ?あっ…まだ起きませんか…梵天丸様!梵天丸様!朝ですよ!」


「ん?ああ。おはよう、彩」


「梵天丸様、おはようございます」


「昨日はありがとな。」


「いえいえ、私は教育だけではなく、相談にも乗らねばなりますまい」


「そうか。」


「はい。それが乳母の務めですので。」


「うん、じゃ食事とりに行くか。」


「はい!」


そして〜俺たちは〜旅に出た〜♪朝食と言う〜冒険の旅へ〜♪

そんなこんなで、いつも食事をみんなでとっている俺の部屋へ向かう。


「若殿、おはようございます」


「若様、おはようございます」


「若、おはようございます」


「梵天丸様、おはようです」


「皆、おはような」


「「「はっ!」」」


「いや〜それにしても彩殿に若、昨日は激しゅうござったな!」


「なっ!お前!」


「そうですなぁ!いつもにも増して激しゅうござった。某の寝所にまで聞こえてきましたぞ!」


「はははっ!若様もやりますなぁ!拙者、まだ妻もおりませんわ。おかげで遊女に金を注ぎ込んでしまいましたわ。」


「遊女ですかぁ。片倉殿も十分では御座らぬか。私は遊女もまだですよ」


「屋代殿は11でござろう。まだ早いというのじゃ。はっはっは!」


「むぅ。年下なのに若殿が羨ましゅうござる」


「おい、お前ら!主君の前で失礼だろうが!」


「それでも…仕方ないですな」


「本に、片倉殿のいう通りじゃ」


こいつらぁ!本当の事ほど酷いことは無いというのに!


「まぁ、俺と彩は勉強していただけだからな。うん。何も悪く無い」


「またまたぁ勉強だと言っているだけで遊びにしか見えませぬぞ!」


「おい、お前。外で立ってろ」


「そんなぁ!1月ですよ!凍死しちゃいますぅ!」


「知るか。罰だからな。仕方ないだろ。」


「…そんなぁ…」


ちなみに、俺の事を若様と言っているのは、片倉景綱(17)で俺は小十郎と呼んでいる。また、若殿と呼んでいるのは屋代景頼(11)若と呼んでいるのは湯目景康(10)だ。


現代だと高校生(小十郎)、小学生(景頼、景康、俺)だからなぁ…下話も花が咲く訳だ。全く、けしからん。

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