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127 新しい目標

三人でお雑煮を食べた後、お昼まで掃除、洗濯をした。


午後はテレビゲームやトランプをして、それから夕飯の話になった。


「今夜、何食べたい?」


優が聞いた。


「あるもの適当に食べるからいいよ。」


大樹が答えると、「俺達も食べるから。」と優が言った。


「えっ?お前ら帰るんだろ?」


「いや?今夜も泊まるよな?遼大。」


優が遼大に聞くと、少し驚いたように遼大が


「あー、うん。大樹がいいなら。」と答えた。


遼大は帰るつもりだったのかと、優と大樹は感じ、


「俺は泊まる!」と優が宣言した。


「いや、無理しなくていいから。」大樹が言うと、遼大も「俺も泊まっていいかな?明日は帰るから。」優に倣った。


「いいけど、二人共、気を遣ってないか?俺なら大丈夫だから。」


「いーや、俺達が帰ったら大樹は掃除さぼるだろ?」


「そんな事、ないよ・・・・・・」


優と遼大は図星だと思った。


「この状態を維持して、あと、ゴミ出し、収集日忘れないでね。」


「オカンか・・・・・・」ぼそりと大樹が零すと、遼大がプッと吹き出した。


「昔からの親友みたいだ。」


「えー?今も昔もないよ。親友だろ、俺達。長さとか関係ない。深さじゃない?」


「深いか?」大樹がハハッと笑いながら言うと、


「そーだよ。家に泊まる仲。あ、風呂も一緒に・・・・・・じゃない方がいいけど。」


優がペロッと舌を出した。


「風呂は俺も勘弁。」大樹が大笑いした。


遼大は二人の会話に置いて行かれたと思いつつも、そのやり取りを見て居るだけで胸が温かくなった。


親友、その言葉が嬉しかった。


「ねえ、今年の抱負というか目標って聞いてもいい?」


遼大はどうして突然そんな事を聞きたいと思ったのか分からなかったが、気付いたら発して居た。


二人かにの答えは貰えないかもしれないと思う遼大に、優が一番に返した。


「今年の目標かあ。うーん、まだ漠然としてて纏まらないけど、仕事頑張りたいかな。」


「仕事って居酒屋のバイト?」


「まあ、それ以外にもあれば。」


「かけもちって事?」


「遼大と大樹も掛け持ちでしょ?相談所と。」


「そうだけど・・・・・・」


「あ、別にいいの、相談員になれなかった事を根に持ってる訳じゃなくて、ほら、なんかもっと色々したくなってきたというか、まだ分からないけどさ。」


「そっか、応援する。がんばって!」


「うん。大樹は?」


「俺?俺は────」


優と遼大は大樹の答えを静かに待った。




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