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第十三話 最弱トカゲに転生した俺、オークと戦う

「ガランはエルモンなのにゃ?」

「そうだよ。マッドコモドだ」

「エルモンは喋れるのか?」

「いや、人化の鏡で人間の姿に化けてるから喋れるだけだ」


 オークは俺がマッドコモドから人間の姿に変わったことで訝し気な表情を浮かべている。つまり今がチャンスだな。


「レンカちゃん! ホーリーアロー! マモンはアースウォールを準備するんだ」

『分かったわ!』

『了解だ!』


 レンカちゃんは体の鱗を白銀に光らせて、天から三本の矢を降り注がせる。

 あ、オークがこちらに突進してきたな。


 ホーリーアローはあまり聞いていないな。


「マモン! アースウォール」


 マモンは俺の合図で地表から土でできた壁を作り出す。

 二メートル五十センチくらいの壁だ。

「ブモオオオオ!」


 オークは突進してきたが、アースウォールにぶつかって悲鳴を上げる。

「今のうちにニャーサは攻撃だ! ブルドはまた突進してきたときに壁になってくれ!」


 ニャーサはそれを聞いて、ククリ刀のような双剣を引き抜いて、オークに向かっていく。ニャーサはアースウォールの壁を走って飛び越え、オークの頭に斬りつける、

「にゃ! 傷が浅いにゃ!」

 

 オークの頭を狙ったようだが、左目を潰したものの傷が浅い。

 オークは血を流しながらもギラっとニャーサをにらみつける。

「ニャーサ離れろ! アイアンバップはカウンターの準備!」


 ニャーサがアースウォールの後ろに飛びのくと、オークはアースウォールを破壊して突進してくる。


 だがそこで前に出たアイアンバップ。

 アイアンバップは小さく一メートル二十センチ程度。

 対して、オークは三メートルの巨体だ。


 普通ならアイアンバップは吹き飛ばされるだろう。

 だがアイアンバップの特性はがんこ。

 相手の多大なダメージを一残して耐えることができる。


 そこから相手の攻撃を二倍のダメージにして返すカウンター。

「行けえええ!」

 アイアンバップはオークの突進を小柄な体で受け止めて、反撃の頭突きを食らわせる。


「ブモオオオオ⁉」

 オークはアイアンバップの頭突きに吹き飛ばされていく。

「良し、アイアンバップよくやった! フウリン、風の導き。皆で総攻撃だ!」


 後はニャーサたちとタコ殴りにするだけ。

 ニャーサには足を中心に狙うように指示して、マモンのアースドライブを食らわせて体力を削る。


 ブルドには大盾で暴れまわっているところを抑えてもらった。 

 ちなみに俺もマッドコモドの目つぶしで攻撃参加している。

 砂かけによってオークは片目の視力を削っているので攻撃は当たることはない。


「ブモオオ……」

 オークはついに倒されて、大きな肉と魔石に変わった。

「やったにゃ! オークに勝ったにゃ!」


 ニャーサの一声が響き渡り、皆は手を取り合って喜び合う。

 ああ、こういう瞬間が一番好きなんだよな。


 俺たちはその後、ゴブリンとオークのドロップ品を拾い集めた。

 そして洞窟の中を進むと、おえつらむきの過ごしやすい環境になっていた。


「じゃあ、ここを開拓しつつ、新ギルドを作っていくぞ!」


 俺たちは手を取り合い、円陣を組む。

「これからガスタ商会に対抗するために新ギルドを立ち上げるぞ!」

『おう!』


 皆の声が洞窟に響き渡り、不思議と力が湧いてくる。

 ここからエルモンと人間の共生する国を作っていくぞ!


 第一章完。




 この作品をここまで読んでいただきありがとうございました。

 作者のモチベーション維持が難しいため、一旦ここで区切りとさせていただきます。

 評価を入れてくれた方ありがとうございました。本当に嬉しかったです。

 また次の作品も読んでくれると嬉しいです。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

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