38話(クラウス視点)
くそっ…
明日から留学生として1年間、私のクラスに来る隣国グランドル王国の第二王子 グランドル・ライアンの事で、時間がかかってしまった…
フィーを迎えに行くのが遅くなってしまったじゃないか…
急いでフィーのクラスへと向かう。
フィーは友達と話しており、お茶へ誘われていた…
あぶないとこだった…慌てて声をかける。
生徒会の仕事を手伝ってほしいとフィーに伝えるとすぐに了承を得た。他の生徒会メンバーにはあらかじめ、今日は生徒会室に来ないよう伝えてあるが、念のため、鍵をかけておこう…
前々から本当に気になっていた女子の制服
なぜこんなにも体のラインが分かる作りにしたのか…
フィーにこんな制服を着せたら下品な事を考える輩がでてくるのは当たり前だ!!私のフィーなのに…
さぁ~これからフィーの身体測定を始めようか…
今日は少し触るだけ、少し…ね…
まずは足から…
しゃがんで下から見るとムチムチの太ももが目の前に…
靴下の質感なんてどうでもいい… ただ、この白くスラッと伸びた足が触りたい… 太ももに少し食い込む靴下が… 柔らかそうな太ももを触りたい… それだけだった。
フィーの太ももはすべすべでシルクのような触り心地、この先迄、手を突っ込みたいがグッと我慢する。
次はスカート… なんてどうでもいい…
昔より大きくなったお尻を撫でたいだけだ!
ぷりとしていて、ここにラインがある…
クッ!鼻血が出そうだ…
だか、まだまだ終われない!!
腰回り、細いな… 腰から尻にかけてのラインが実に美しい… 直接見れる日が楽しみだ。
いよいよ今度は…
フィーにジャケットを脱いでもらう…
シャツの下に肌着だけだと… 透けているじゃないか…
しかも、でかい… すごいなぁ… おっと、想像以上に成長していたのでうっかり声に出してしまった!
くそっ… 触りたい…
この背中のホックを外したら、どうなるんだろう…
フィーの胸はどうなっているんだろう…
「んっ…」
フィーが甘い声を出す。
ヤバい… グッと堪える。
誤魔化すために、余裕あるふりをして…
必死に堪える…
今度は首筋を撫でる…
「いやっ…」
なんて可愛いんだフィー、敏感なんだね…
「嫌だったかい?」
「あっ、いえ… くすぐったくて…」
ダメだ我慢できない…
後ろから手を伸ばし、ぎゅうっと抱きしめる…
腕にフィー胸の感触が伝わる。柔らかい…
首筋からいい匂いがする… くっ…このまま…
首筋をなぞるように触る…
「あっ… んっ…」
フィーが感じてくれる…
落ち着け、落ち着くんだ!!
こんなところでこれ以上しては駄目だ!!
「ねぇ、フィー。ジャケットは絶対に脱いじゃダメだよ… もしくは下に何か着て… 透けてる。私以外には絶対に見せないで… でないと私は何をするか分からないよ… 」
それだけ言って、なんとかフィーから離れる。
フィーは無言で頷いてくれた。
「ならいいっ。今日はありがとう。さっ、そろそろ帰ろう。このままでは私が我慢できなくなりそうだから」
黒を呼んで、少しフィーを見ててもらい、自分はトイレに駆け込んだ…
一旦、どうにかしないととても冷静ではいられないからだ…
「再生」
「あっ… んっ…」
くっ… いいのが録れた
冷静を装い、フィーの元へ戻り、フィーを家まで送った。
私室へ戻り、思い出す…
やはり、フィーはもう大人…
しかも私を拒絶しない… 寧ろ、…
沸き立つ嬉しさとフィーに対しての欲望がぐちゃぐちゃに混じる…
くそっ…
自分を静めるべく、シャワールームに向かうのだった…




