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生者か死者か  作者: 近道メトロ
第二章:街へ
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車の中で

暑いとね、書く気がね、分かるでしょ?

 しょっぱいスープを飲んで少しだけ落ち着いた俺は辺りを見渡した、車内は俺にとってはまあまあ広く、両手を伸ばして回る程だ。

 そしてその中で俺にとって形見である一号の刀が俺と同じように包帯巻きで壁に掛かっていた。

 俺はそれを跳びかかるほどの勢いで取ろうとするが何かで足に何かが引っ掛かり頭から転びそうになった。


『おい、落ち着けよ(リーシャの体を支えて椅子に戻す)』


 椅子に座らせられたので足を確認すると椅子の脚にロープで括りつけられていた、動けそうにないので右手で刀を指差して取って欲しいことをアピールする。

 すると男は眉をひそめて暫く腕を組んで考えた後運転席の方に向かった、さっきまでは気付かなかったが運転席にもう一人男が居た。


『刀を指差してたんだが、どうする?』

『渡して問題ない、俺でも簡単には解けない様にきつく結んである、片腕しかないお嬢ちゃんにゃ解けねぇよ』

『分かった』


 男二人が何か会話をしたあと片方が刀を俺に渡してくれた。

 今残っている唯一の友の形見であり、その友を殺した武器を俺は抱きしめて横になる。

 そのまま俺は男二人を眺めていた。




 それから数日後、灰冬は更に激しくなり小窓から見ても分かるほど車の移動速度が落ちていた。


『後どれぐらいだったか?』

『ちょっと待て(ポーチから四角い何かの装置を取り出す)後、半分ってとこだ』


 男二人がため息を吐きながら昼飯の準備を始めた、最初は俺も手伝おうとしたがこの世界の携帯コンロは携帯コンロの癖にボタンやら何やらが複雑で触るに触れなかった。

 というか足のロープを解いてもらえないので触るどころか一歩も動けなかった、そのせいで俺は渡されたスープやら缶詰めやらを食べて残りを返すを繰り返していた。


『やっぱり食料が持ちそうにない』

『メタルレギオンの材料で空きが殆ど無かったからな』

『後3キロ進んだ所で止まれ、レーダーを使う』

『分かった』


 突然二人は動きだし片方は運転席に、もう片方は機械鎧を纏って椅子に座った。

 暫くして車が止まり機械鎧は運転席に行って何かを話している、それから車のドアを開けて外に出ていった。

 外は猛吹雪で何も見えないが運転席に乗ってるやつは特に心配する事もなく四角い機械に話していた、どうやら通信機らしい。


『ワイヤーセット、方角は?』

『北北東に120メートル、大物だ、こいつ一匹で保つだろう』


 そうして運転席の男が通信機と話しているのを眺めてるとドアが開いて血の匂いがする箱を機械鎧が持ってきた。

失踪してた訳じゃないただ狭い室内だけじゃ話のネタが浮かばなかっただけなんや。


誤字とか設定の矛盾の報告は常に募集中。

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